【名城大学】モザイクタイルミュージアム×名城大学×名古屋芸術大学 産学連携プレ企画展

≪モザミュータイルラボ・リレープロジェクト、始動。≫

 名城大学(理工学部建築学科谷田研究室)と名古屋芸術大学、多治見市モザイクミュージアム(モザミュー)は、モザミュー2階の産業振興エリアを活用し、11月15日(火)からプレ企画展≪モザミュータイルラボ・リレープロジェクト、始動。≫を開催します。
  ≪モザミュータイルラボ・リレープロジェクト≫とは、タイル産業関係者と教育研究機関が連携して新たなタイルの魅力を模索・展開するために、モザミュー2階のエリアを刷新していく取り組みで、2023年度から5年間継続して行われていく予定です。
参画する大学は毎年2大学程度を予定しており、1年ごとに別の大学に入れ替わります。2023年度最初の参画大学は名城大学と名古屋芸術大学で、今回はそのプレ企画として、学生たちが本プロジェクトに向けて取り組んできた研究成果をモザミュー2階で作品として展示しました。
 開催初日の夕方には、本プロジェクトに取り組んできた学生たちが「Student‘s Nightクロス・トーク」と題して、地元の企業の皆様をお招きしてこれまでの研究成果やプレ企画展の内容を説明しました。
 

普段の角度からはみえない視点で。触覚をテーマにタイルを表現

 谷田研究室の学生たちは、今年7月に岐阜県東濃エリアのタイル産地をめぐるフィールドツアー&ワークを実施しており、タイル産地の成り立ち、製法から、新たな商品開発の可能性までタイルに関する知見を深めてきました。

 今回展示された谷田研究室の作品のテーマはタイルの「触覚」。7月のフィールドワークで学生たちがそれぞれ気になったタイルを集め、個々をフロッタージュ、オノマトペ、アフォーダンスで分類・整理し、それらを立体的に配置しました。立体化するための材料や配置など、細部まで建築的なアイデアで表現されており、作品を見学したタイル製造業者の一人は「これまでとは違った視点からのタイルの表現が興味深い」と感想を述べました。
 谷田研究室の学生は、「建築の世界の中のタイルは用途が狭いというイメージだった。今回の取り組みでもっと活かせる場がたくさんあるかもしれないと考えが変わっていった。タイルは機能性と意匠性を保つ魅力的な建材。これからの研究に活用していきたい」と今後の抱負を語ってくれました。
 

*フロッタージュ・・対象物に紙を当て、エンピツで表面の表層が浮き出るようにこする
*オノマトペ・・物事の状態を音で象徴的に表すこと
*アフォーダンス・・環境からの刺激を人が各々の感覚で処理し、意味や価値を見出すこと
 

【プレ企画展概要】

名城大学谷田研究室の触覚をテーマにした作品「Forest of tiles」
名城大学谷田研究室の触覚をテーマにした作品「Forest of tiles」
名古屋芸術大学のタイルを体験して感じる作品「タイルの小屋と小屋図鑑」
名古屋芸術大学のタイルを体験して感じる作品「タイルの小屋と小屋図鑑」
それぞれのタイルをフロッタージュ、オノマトペ、アフォーダンスで分類して表現
それぞれのタイルをフロッタージュ、オノマトペ、アフォーダンスで分類して表現
地元企業の皆様へのプレゼン、意見交換
地元企業の皆様へのプレゼン、意見交換
作品を見学しながら意見交換
作品を見学しながら意見交換
プロジェクトに参画した名城大学理工学部建築学科谷田研究室のメンバー
プロジェクトに参画した名城大学理工学部建築学科谷田研究室のメンバー

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