岡山理大で「タルボサウルス」全身骨格組み上げ作業進む/3月2日(土)公開、一般向け恐竜シンポも
岡山理科大学(岡山市北区理大町)で、アジア最大の肉食恐竜「タルボサウルス」の全身骨格(レプリカ)の組み上げ作業が、急ピッチで進んでいます。近く完成予定で、2019年3月2日(土)に一般公開するとともに若手研究者による恐竜シンポジウムも開催予定。理大の新しいシンボルになりそうです。
製作にあたっているのは生物地球学部生物地球学科の石垣忍教授の研究室。4年生の太田義晃さん、加藤祐之助さん、西岡伊織さんの3人が卒業論文のテーマとして取り組んでいます。
レプリカは1970年代にモンゴル・ゴビ砂漠で発掘された全身化石の複製で、全長約10m、高さ約2・7mのFRP製。大小約300個あり、頭部、胴体、腰部、左右脚部、尻尾(二分割)の計7つに分けて、鉄製フレームに結束バンドなどで取り付けています。
太田さんたちは組み上げに先立って、全体の設計図を作ったうえ、骨の質感を出すため薄い黄色、茶色、黒色などアクリル絵の具を何度も塗り重ねて準備してきました。
完成すれば岡山キャンパスA1号館のエントランス付近にあたる1階か2階に展示する予定。石垣教授は「無料で大型肉食恐竜を間近に見られます。一人でも多くの人に、こんな生物が生きていた7000万年前の地球を想像していただきたい」と話しています。
恐竜シンポジウムは3月2日午後2~5時、岡山キャンパスC1号館8階の理大ホールで開催します。参加無料、申し込み不要です。小学生以下は保護者同伴をお願いします。
【岡山理科大学について】
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1964年、西日本初の理学部単科大学として応用数学科、化学科の2学科で開学。 2018年には愛媛県今治市に第2キャンパスを設け、西日本の私学で初の獣医学部を開設。7学部21学科1コースとなりました。「好奇心全開、探究心無限大」をキャッチフレーズに多彩な研究に取り組んでいます。
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