クラウディア、高品質のウェディング商品提供および婚礼サービス向上に向けデータ活用基盤にオラクルの自律型データベースを導入

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、執行役 最高経営責任者:ケネス・ヨハンセン)は本日、株式会社クラウディアホールディングス(本社:京都府京都市、代表取締役会長兼社長:倉 正治、以下「クラウディアHD」)が同社のブライダル事業におけるデータ分析基盤として「Oracle Autonomous Data Warehouse」を採用したデータ分析基盤の運用を開始したことを発表します。

クラウディアHDは、1976年の会社設立以来、信頼される確かな商品づくりを基本理念に、婚礼衣裳の企画・製造・販売事業を展開してきました。その後、リゾート挙式、式場運営などの婚礼事業も展開し、日本の婚礼文化の発展に貢献する「総合ブライダル企業」へと進化を遂げています。

ライフスタイルの多様化が進む中、婚礼スタイルも常に変化しており、ブライダル業界では結婚式の衣裳文化の流れやサービスのトレンドを的確に捉え、あるいは創り出す力を持った商品、サービスづくりが求められています。それらの変化への対応やこれからの事業の成長に向けて、ITシステムの活用においてもニーズが変わってきています。クラウディアHDでは、事業拡大に伴うアプリケーションの改修に加え、これまで蓄積してきた婚礼衣裳および関連商品の生産管理および販売管理の膨大なデータも、分析の仕方を変えることで、受注傾向やトレンドの分析などに活用していきたいと考え、ITシステムの刷新を図っています。

クラウディアHDの基幹システムは、主にウエディングドレスやタキシード、アクセサリーなど受注生産業務に携わる約100名のスタッフが利用する生産管理システムと、約600名の店舗、式場運営、営業関連スタッフの利用する販売管理システムからなり、いずれも現在オンプレミスの環境で稼働しています。15年前に構築したこのシステムは、稼働事業規模の変化に伴い改修を加えながら利用されてきましたが、サーバーのトラブルなどの問題もあり、今後の事業成長や拡大を見据え、大掛かりな改修および移行が必要な状況にありました。

一方で、受注実績、売上実績、ブランド毎の受注分析、店舗ごとの受注状況、在庫状況など事業における重要なデータは、全てこのシステムで管理されており、経営層、各部門、および店舗が必要とするデータの抽出や加工は、定期的にそして必要な際には随時、データベースにアクセス権限のある情報システム担当者が手作業で行っていました。この状況は、基幹システムのみならず会社のITシステム全般の管理を担う情報システム担当者にとって大きな負担となっていました。

同社ではこうした状況を改善し、さらに膨大なデータを用いて現状把握と予測を行い、将来の商品およびサービス強化に向け有効活用してくため、「Oracle Autonomous Data Warehouse」を導入し、新たにデータ活用基盤を構築しました。データ活用基盤を構築することで、莫大なコストがかかる基幹システムのプログラム修正や従業員への負担のかかる運用変更を避けつつ、基幹システムのデータの可用性を高め、データに携わる情報システム担当者、店舗スタッフ、経営層など全ての従業員に必要なときに必要なデータへのアクセスを可能にしています。

「Oracle Autonomous Data Warehouse」は、データウェアハウスのワークロードに最適化された自律型データベース・クラウドであり、管理や拡張、監視、チューニングが自動化され、運用コストの低減やデータ管理者の生産性向上に寄与します。また、「Oracle Data Visualization Desktop」は、ビジネスの状況を直感的に把握することのできるダッシュボードとして活用できるほか、業務担当者がセルフサービスでさまざまな将来予測の分析に利用することが可能です。

クラウディアHDは、「Oracle Autonomous Data Warehouse」上で、受注生産をベースとした婚礼衣裳や関連商品の生産管理データと各店舗、式場などでの販売管理データの統合を図り、シームレスにデータを参照、抽出できる環境を整備しています。また、「Oracle Data Visualization Desktop」を用いて、利用者がセルフサービスで容易に必要なデータを可視化、分析できる環境を整え、情報システム担当者のレポーティング業務の負担を大幅に軽減しています。

クラウディアHDは、顧客ニーズや市場トレンドに対応した新商品の開発、店舗におけるお客様の購入体験の向上、結婚式当日のきめ細やかで迅速なサポートによる満足度向上など、業界での競争力を高めるべく高品質な商品およびサービスの提供に向けデータの活用を進めていきます。また今後は、店舗スタッフや生産部門などの現場スタッフの業務効率と情報システム担当者の運用効率向上に向け、基幹システムの改修およびクラウド移行を予定しています。

本発表に向けたお客様からのコメント:
「これまでは、ホールセール部門とコンシューマー部門がそれぞれ必要な情報を入手して、目の前の業務に生かすというスタイルでした。「Oracle Autonomous Data Warehouse」に生産管理と販売管理に関する多様な情報が集約されるようになれば、これらを統合して分析することが可能になります。店舗でつかんだお客様のニーズを、ホールセール部門がいち早く入手して提案に反映させることもできるでしょう。また、これからは店舗など、現場スタッフが必要な情報を取り出して分析や予測ができるようになりますので、面白いアイデアの実現やお客様へのサービス向上につながるのではないかと期待しています」

株式会社クラウディア 生産管理部長 竹下洋志 氏

参考リンク
•株式会社クラウディアホールディングス
https://www.kuraudia.holdings/
•Oracle Autonomous Database
https://www.oracle.com/jp/database/autonomous-database.html

日本オラクルについて
人々が、新たな方法でデータを捉え、知見を導き出し、無限の可能性を得ることをミッションにしています。データ・ドリブンなアプローチにより情報価値を最大化するクラウド・サービス、それらの利用を支援する各種サービスを提供しています。オラクル・コーポレーションの日本法人。2000年に東証一部上場(証券コード:4716)。URL http://www.oracle.com/jp

オラクルについて
Oracle Cloudは、セールス、サービス、マーケティング、人事、経理・財務、製造などを網羅する広範なアプリケーション群、「Oracle Autonomous Database」に代表される、高度に自動化され、高いセキュリティを備えた第2世代インフラストラクチャを提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください。

【本件に関するお問い合わせ先】
日本オラクル株式会社 広報室 谷地田、石山
Tel: 03-6834-4837/ Fax: 03-6834-6129/ E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルームhttps://www.oracle.com/jp/corporate/press/index.html

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