ダークトレース、サイバー攻撃を自律予防する新たな製品群 Darktrace PREVENTに対する需要が急増

・ダークトレースが委託して発表した新たなデータは、 約3分の2の組織が自社における最大の脆弱性を特定することに 高い自信を持っていないことを明らかにした ・81%の組織は、AI技術によってセキュリティ体制を自動化できると考えている

 AIサイバーセキュリティのグローバルリーダーであるダークトレースは、このたびセキュリティ侵害に先制するためにサイバー攻撃を予防しようとする組織に向けて発売したDarktrace PREVENT(TM)製品群に対する需要が底堅く推移していることを発表しました。2022年8月にPREVENTが一般提供されて以来、3か月間でダークトレースの創業以来どの製品の発売時よりも長い顧客のオプトイン(導入希望)リストを更新しています。

 ダークトレースが世界的なマーケットインテリジェンス企業であるInternational Data Corporation(IDC)に委託して発表した新たなデータによると、調査対象のほぼ3分の2の組織が自社で最も大きな脆弱性や弱点を特定することに高い自信を持っておらず、攻撃にさらされたままであることが示されました。また、サイバー犯罪による世界の年間経済損失が約6兆ドルと推定され、2025年には約10.5兆ドルにまで増加すると予測されていることを受け、調査対象となった組織の81%は、AIが提供するインサイトが組織のセキュリティ体制の自動化に役立つと回答しました。Darktrace PREVENTは、AIを駆使して「攻撃者のように考える」ことで、組織の最も重要な資産への経路をシステムの内外から見つけ出し、サイバー脅威とビジネスリスクに対処するための予測的かつ予防的なアプローチを提供します。ダークトレースの技術ビジョンであるCyber AI Loop(TM)は、サイバー攻撃を予防、検知、遮断、そして最終的には自己修復する、業界初となるAIによる「常時オン」の継続的なフィードバックを通じて組織のセキュリティ体制を自律最適化することを目指しています。

 8月からの3か月間で、下記のようなあらゆる主要な業界の顧客がPREVENT製品を導入しています。

・ProPhase Diagnostics社(米国NASDAQ上場のバイオテック企業)
・Sellen Construction社(米国の大手建設企業)
・Rudin Management社(米国ニューヨーク市の大手民間不動産企業)
・Direct Federal Credit Union(数万人の会員を擁する米国の信用組合)

 その他、PREVENT製品の新規顧客として、5万人以上の顧客を擁する英国の住宅供給企業、100か国以上で事業展開する国際的な製造・流通企業、700名以上の従業員を擁する米国の病院施設などが含まれます。本日発表したPREVENT製品の顧客はすべて、Darktrace DETECT(TM)またはRESPOND(TM)、あるいは双方の機能をすでに利用しており、保護機能の強化、脅威に対する先制、そしてセキュリティの自律強化を目的として、脅威を取り巻く状況から絶えず機械学習を継続する技術エコシステムを構築しています。

 ProPhase Diagnostics社のエグゼクティブ・バイスプレジデントおよび最高情報責任者(CIO)、セルジオ・ミラレス氏は、同社におけるDarktrace PREVENTの導入について、次のように述べています。「多くの部門が毎日何万人もの顧客に重要な医療検査サービスを提供しているバイオテクノロジー企業として、我々にとってIT環境の安全性を確保することは絶対的に重要です。ダークトレースは、当社における定番の製品です。新しいITプログラムを展開または開発する際、我々が最初に尋ねる質問の1つは、ダークトレースがセキュリティスタックを監視し、我々の活動を完全に可視化できることを確認するにはどうすればよいかということです。従来は、攻撃が発生したときに防御するための情報をすべて把握していることを意味するのみでしたが、現在はPREVENT製品の追加により、侵害に遭遇する前に防御をプロアクティブに強化することもできます。ダークトレースの技術は、我々にとってなくてはならないものであり、ROIは私たちの予想を遥かに超えています。」

 ダークトレースの最高経営責任者(CEO)、ポピー・グスタフソンは、顧客に関する本日の発表について、次のように述べています。「PREVENT製品が秘める可能性は、ダークトレースのこれまでの歴史において発売された製品の中で最も長い顧客のオプトインリストがあることから明らかです。この技術は、最も複雑なサイバー攻撃にさえも先制できる、前例のないAIを駆使するツールをセキュリティチームに提供しており、攻撃者の仕事を遥かに困難にしています。これはサイバーセキュリティの根本的な転換を意味し、組織を保護し、サイバーレジリエンスを構築しようとするセキュリティチームを優勢に立たせるものです。」

 IT、通信、および消費者向けテクノロジー市場に関するマーケットインテリジェンスを提供するグローバル企業、IDCのリサーチディレクター、クリス・キッセル氏は、同社の調査結果について、次のように述べています。「組織がますます複雑化するサイバーセキュリティの課題に対処するために、事後対応的なアプローチでは十分とは言えません。CISOは、サイバーセキュリティを他のオペレーショナルリスクと同様に捉え、侵害されるのを待って対処するのではなく、サイバー攻撃を事前に回避する、よりプロアクティブなアプローチに目を向け始めています。組織が予防的なアプローチを採用しなければならないことは明らかであり、AIへの依存はますます高まるでしょう。」

 英国の元内務大臣でダークトレースの諮問委員会に参加するアンバー・ラッド氏は、地政学的・マクロ経済的環境について、次のように述べています。「サイバーセキュリティリスクは、今日の組織が直面する最も差し迫ったリスクの1つでありながら、最も理解されていないリスクの1つです。地政学的な対立が深まり、世界が急速なデジタルトランスフォーメーションの道を歩む中、企業はかつてなく大きく複雑なサイバーセキュリティの課題に直面しており、それらは常に進化を続けています。サイバー破壊によって予測される世界的な経済損失は甚大です。プロアクティブに行動するためには、組織が自社の弱点を理解し、攻撃者に先制される前により積極的に対処することが必要です。Darktrace PREVENTが、このように進化する状況に直面し、世界経済の不確実性を背景に、組織がサイバーレジリエンスを構築するために役立っていることを非常に嬉しく思います。」

 米国中央情報局(CIA)の元CIOで、Wade Associates Incの社長であるアラン・ウェイド氏は、世界のサイバーセキュリティの状況について、次のように述べています。「サイバーセキュリティにおける次の革新は、高度に組織化され、ますます巧妙になるサイバー犯罪者の脅威を予測・防止する能力を向上させることであることに疑いの余地はありません。地政学的な対立が激化し、熟練したサイバー技術者が不足している昨今、この能力の必要性はより一層強く感じられるでしょう。Darktrace PREVENTに対する需要は、システムが侵害される前に対策を講じることができるようなソリューションにCISOがより積極的にフォーカスを当てている現状を明確に反映しています。これは画期的なことです。」

ダークトレースについて

 ダークトレース(ロンドン証券取引所上場、ティッカーシンボル:DARK)は、AIサイバーセキュリティのグローバルリーダーで、サイバー破壊から世界を解放することを使命として包括的なAIソリューションを提供しています。英国ケンブリッジにあるダークトレースのサイバーAI研究センター、およびオランダのハーグにある研究開発センターにおける画期的なイノベーションにより、これまでに115件以上の特許を出願中で、サイバーセキュリティのコミュニティに貢献する数々の重要な研究を発表しています。ダークトレースの技術は、「御社」についての知識を常時学習・更新し、定常状態に関する理解を応用して、個々の組織にとって最適なサイバーセキュリティ体制を実現します。史上初となるサイバーAIループの提供により、進行中の新たな脅威を自律的に予防・検知し、リアルタイムに遮断する継続的なエンドツーエンドのセキュリティ能力を後押ししています。従業員数は世界各国で2,100名を超え、7,700社以上の顧客を進化するサイバー脅威から保護しています。ダークトレースはTIME誌の2021年版「世界で最も影響力のある100社」に選出されました。

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