2017年アスタナ国際博覧会 日本館 エネルギー課題に対する オールジャパンの経験と挑戦について 日本館展示の見どころを発表

日本館サポーターに石原良純さん、三船美佳さんが新たに就任! 日本館の展示詳細や「ジャパンデー」の内容を初公開

カザフスタン共和国の首都アスタナで、2017年6月10日(土)から9月10日(日)の93日間にわたって開催される「2017年アスタナ国際博覧会」では、「未来のエネルギー」をテーマに、115ヶ国・18国際機関※が参加し、魅力的なパビリオンを展開します。日本館の出展にあたっては、経済産業省を幹事省、文部科学省、国土交通省及び環境省を副幹事省、独立行政法人日本貿易振興機構(JETRO)を参加機関として準備を進めています。※2017年2月27日時点

日本館出展テーマ

SmartMix with Technology ~  オールジャパンの経験と挑戦 ~

エネルギー資源に乏しい日本は、経済成長とともに増加するエネルギー消費量や環境問題の課題を解決するため、国民を巻き込んだ省エネルギーの推進、新エネルギーの導入、CO2排出量の削減等に取り組んできました。そして今も3E+S*の同時達成に向けて更なる努力を積み重ねています。こうした取り組みを「オールジャパンの経験と挑戦」として世界にアピールし、アスタナ国際博覧会のテーマである「未来のエネルギー」への提案として、我が国の高い技術力と世界の課題解決に貢献できる日本の姿を世界に向けて発信します。
*3E+S:安全性(Safety)を前提とし、エネルギーの安定供給(EnergySecurity)を第一に、経済効率性の向上(EconomicEfficiency)による低コストでのエネルギー供給を実現し、同時に、環境への適合(Environment)を図るため、最大限の取組を行うこと。

日本館展示

日本館内の展示は、ZONE1、ZONE2、ZONE3の3つのゾーンで構成されます。日本の省エネやエネルギーミックスへの取り組み、LED・藻類バイオマス・水素等の最先端技術、またその背景にある日本の文化や精神性等を、驚き、楽しさあふれる体験や体感を通じて伝え、日本への強い関心と共感の獲得を目指します。

APPROACH: ようこそ日本館へ

日本館のファサードは、「太陽」「水」「風」などの自然エネルギーを、日本の伝統的な文様や絵画などの要素でリデザインし、表現しています。

ZONE1: イントロダクション 日本の経験

経済成長を続けながらも、資源に乏しい日本が直面してきたさまざまなエネルギー課題と、その課題解決に向けてオールジャパンで取り組んできた、日本ならではの知恵と技術の経験を紹介します。ZONE1に設置された3箇所のスクリーンに、省資源国の日本だからこその様々なエネルギー課題・環境問題に直面した「日本の経験」、その経験によって貯蓄された「エネルギーをつくる技術」、「エネルギーをつかう技術」に関する映像を上映。

また、「エネルギーをつくる技術」として火力・原子力・水力といった「在来型エネルギー」と、地熱や太陽光といった「再生可能エネルギー」を展示パネルで説明します。さらに、「エネルギーをつかう技術」として家電や車の「省エネ技術」と、省エネファッションや省エネイベントなどの「省エネライフスタイル」について展示パネルで紹介します。各展示パネルでは、3つの映像で紹介した日本ならではの知恵や技を、より詳しい内容でご覧いただけます。ZONE II の入場3分前になるとZONE1の空間が暗転し、お客様にZONE2のコンテンツをより理解していただくためのプレショー空間として演出。両サイドの展示パネルの背景には、日本らしさを感じさせる竹林の造形、効果音、映像と連動する正面演出により、「日本の経験」「培った様々な技術や取り組み」などを紹介する“メッセージ空間”として展開します。

ZONE2: ジャパンプレゼンテーション

日本は未来へ向けて技術開発への挑戦を続けています。日本人の知恵や心を持ち続け、さまざまなエネルギーを組み合わせて活用する「Smart Mix with Technology」をテーマにプレゼンテーションします。日本館の展示のメインとなるZONE2には、約200名を収容できる空間に、高さ5m、幅20mの巨大スクリーンを設置。約8分に渡る迫力の映像とスマートフォンアプリを融合した臨場感溢れるプレゼンテーションで、楽しさ・驚き・感動の体験を世界の皆様に伝えます。

プレゼンテーションでは、日本で実用化が始まっている水素燃料電池車と水素エネルギーや、大量生産の実現でジェット機をも動かす藻類バイオ技術など、日本ならではの視点や発想で未来につながるエネルギー技術を紹介します。

スマートフォンアプリ

日本館に来場されたお客様は入館前にアプリをダウンロードしていただき、非可聴音(人の耳には聞こえない音波)を用いた、映像とスマートフォンアプリを連動させた演出を体験していただけます。
※Android OS(動作検証の対応範囲は、4.4以降~2017年3月時点での最新バーションとする)、iOS:iOS8以上

ZONE3: テクノロジーショーケース

便利で豊かな暮らしを支える先端技術や、環境負荷を低減する未来の技術を、来場者が楽しく参加・体験できる展示としてわかりやすく紹介します。日本人の暮らしを便利に快適にするテクノロジーとしてHEMS(Home Energy Management System)を中心とした映像を実物大の家型スクリーンに投影。目には見えない快適な生活を支える先進のテクノロジーを披露することにより、先進の暮らしを見える化して展開します。

また、特別協力として、2005年愛・地球博の基本理念「自然の叡智」を未来に継承し、持続可能な社会の実現に向けて活動している一般財団法人地球産業文化研究所が出展します。アスタナ国際博覧会では、愛・地球博のマスコットキャラクターのモリゾーとキッコロをナビゲーターとして、CO2削減に向けた取り組みを、アニメーションやCO2削減ゲームを通じて楽しく紹介します。

※CCUS(CO2削減技術)とは、工場や街などから排出されるCO2を集めて地中に埋める技術と集めたCO2を再生可能燃料として再利用する技術です。

アテンダントユニフォーム

アテンダントユニフォームについて

デザインのコンセプトは“FutureEnergy”です。アテンダントが、エネルギッシュに活動できるようなユニフォームを目指しています。

基本スタイルは、エネルギーを表す赤を中心とした色を使っています。盛夏スタイルは、女性用のカットソー、男性用の半袖シャツに日の丸をイメージしたデザインを用い、日本らしさとオリジナル性を高めました。白やブルーの面積を多くすることにより、夏らしさや涼やかさを演出します。また、日本館のシンボルマークとシンボルカラーは、帽子のリボン、ポケットチーフ、バッグのプリントに使用しています。
アテンダントの可動性を考慮し、全てのユニフォームにはハイストレッチ素材を起用しています。吸汗・速乾・透け防止機能を持たせた日本の高機能素材を使用しています。

【Japan Day】(ジャパンデー)
アスタナ国際博覧会に参加する各国が、会期中の1日をナショナルデーとして参加国独自のイベントやレセプションを開催します。日本は2017年7月22日(土)を「ジャパンデー」とし、さまざまなイベントを行います。

ジャパンデーでは、日本の伝統と現代の多様な文化を通して、そこに込められた日本の魅力を、カザフスタンをはじめ広く世界の皆様に、楽しく体感していただきます。
ジャパンデーのメインとなるのは、日本の伝統と現代の多様な文化を特別ステージとパフォーマンスで表現する、日本館公式催事の文化イベントです。

日本の「伝統」を表現するのは、津軽三味線奏者の上妻宏光を中心として、雅楽師の東儀秀樹や日本伝統音楽の和楽器アーティスト。この日限りのジャパンデーオリジナル特別ステージを繰り広げます。そして、日本の「現代」を表現するのは、過去の国際博覧会でも例のない、日本館初となる館内での特別コンテンツ、来館者参加型のインタラクティブ・オーディオビジュアルパフォーマンス。距離や時間を超えて点在する地域性の高い祭りの音楽や踊りを最新のデジタル技術で融合し、日本館展示スペースに新時代の祝祭空間を紡ぎ出します。

◇開催日: 
2017年7月22日(土)10:00 ~ 21:30

◇開催場所:
2017年アスタナ国際博覧会 会場内
- ナショナルデー ステージ (エクスポプラザ)
- 日本館 

◇基本構成内容: 

  1. 国際博覧会公社 主催公式行事(式典)
    ・・・ ナショナルデー ステージにて開催
  1. 日本館公式催事
    1)文化イベント
    ▼日本伝統の和楽器アーティストによるオリジナル特別ステージ
    ・・・ ナショナルデー ステージにて開催
    ▼日本の祭りの音楽や踊りを最新のデジタル技術で融合するオーディオビジュアルパフォーマンス   ・・・ 日本館内にて開催 
    2)レセプション

 

  1. 特別協力団体(一般財団法人地球産業文化研究所ほか)主催イベント
    〔日本館 公式催事〕 
    ●文化イベント●「日本の伝統を伝える・・・」
    日本伝統の和楽器アーティストによる特別ステージ
    <コンセプト> 
    日本古来の音楽と大陸の音楽が融合し、自然と共生しながら育んできた日本の音楽。1,400年以上の昔から姿を変えずに演奏されている雅楽からはじまり、三味線や琴、尺八、笛、など、悠久の時を超え、歴史とともに歩んできた和楽器で、現代の日本の精神性とこころを伝えます。

<特別ステージの企画内容> 
テーマ「伝統は進化する」。
日本の文化や伝統のさらなる革新をめざす津軽三味線の第一人者、上妻宏光が本公演をプロデュース。新進気鋭な和楽器ユニットが、西洋やカザフスタンの音楽エッセンスをとりいれながら、いにしえの音色で進化する日本の伝統音楽を披露します。さらに、世界最古の音楽芸術、雅楽を奏でる雅楽師・東儀秀樹を音楽交流のスペシャルアドバイザーに迎え、シルクロードでつながる日本とカザフスタン、日本の伝統音楽と大陸音楽の文化交流の表現に挑みます。

◇プロデューサー:津軽三味線奏者 上妻 宏光
◇スペシャルアドバイザー:雅楽師 東儀 秀樹
◇尺八奏者:辻本好美
◇ダンスカンパニー:DAZZLE
◇琴奏者:日吉章吾
◇日本舞踊家:花柳寿楽
◇白藤ひかり、武田佳泉(津軽三味線奏者)  ほか

●文化イベント●  「日本の現代を伝える・・・」
日本の祭りの音楽や踊りを最新のデジタル技術で融合する
オーディオビジュアルパフォーマンス

<特別コンテンツ 企画概要> 
日本の地方にいまも伝わる盆踊り・祭りの音や踊りが織り成す空間の中で、日本の文化をヴァーチャルに体験するインスタレーション。日本の伝統文化である、全国各地の「盆踊り」や「祭り」を、アートとテクノロジーを駆使して再構築。また、来館者の参加によるインタラクティブ演出などに加えて、カザフスタンの祭りや伝統楽器、舞踊などを最新のデジタル技術で融合し、新たな異文化交流から生み出される新時代の祝祭空間を紡ぎ出します。企画・制作は大阪を拠点に活躍するクリエイティブ・プロダクション「COSMIC LAB(コズミックラブ)」。

日本館サポーター

アスタナ国際博覧会日本館では、アスタナ国際博覧会や日本館の魅力を幅広く発信するため、各界でご活躍されている方々を「アスタナ国際博覧会日本館サポーター」として、経済産業大臣より任命するプロジェクトを進めています。就任いただいた日本館サポーターには、その知名度や情報発信力を活かして、様々な場面でアスタナ国際博覧会及び日本館の魅力発信にご協力いただきます。

<日本館サポーター> 
※2017年3月1日時点。50音順(キャラクター除く)、敬称略
石原 良純(俳優・気象予報士)/桂 歌蔵(落語家)/嘉門 達夫(シンガーソングライター)/三船 美佳(タレント)/米村 でんじろう(サイエンスプロデューサー)/モリゾー・キッコロ(愛・地球博 公式マスコットキャラクター)

※その他、日本館に関する情報は公式ウェブサイト(http://expo2017-astana.go.jp/)をご覧ください。
※「アスタナ国際博覧会」に関する概要は公式ウェブサイト(http://expo2017astana.com)をご覧ください。

APPROACH
日本館展示構成
ZONE1
ZONE2-1
ZONE2-2
ZONE3
アテンダントユニフォーム_基本スタイル(女性)
アテンダントユニフォーム_基本スタイル(男性)
アテンダントユニフォーム_盛夏スタイル(女性)
アテンダントユニフォーム_盛夏スタイル(男性)
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