奈良県立医科大学附属病院で、患者さんのおしゃれ文化を推進! おしゃれなパジャマとメイクで変身する様子を捉えた写真展 「パジャマdeおめかし!写真展」11/5~15開催
-入院・通院患者の方の撮影は10月30日・11月1日・11月2日に実施-
奈良県立医科大学附属病院(所在地:奈良県橿原市四条町840番地、院長:古家 仁)は「病院快適環境プロジェクト」として2019年11月5日(火)~11月15日(金)、当院に入院・通院する患者さんがおしゃれなパジャマとメイクアップを楽しむ様子を捉えた写真展「パジャマdeおめかし!写真展」を開催いたします。パジャマは、株式会社ワコール(住所:京都市南区吉祥院中島町29)にご提供いただきます。
パジャマはワコールのおしゃれラインアップから。最新メイクとスタイリングで大変身♪
「パジャマdeおめかし!写真展」は、病院内の“パジャマでおめかし”文化を推進する企画です。入院中の患者さん、お子さん、また、病院に通院されるがんの患者さんにご参加いただき、パジャマやメイクなどでスタイリング・撮影し写真展として展示いたします。
パジャマは、株式会社ワコールからご協力いただき、同社のパジャマの中でもデザイナー監修のおしゃれなラインアップを持つ「tsumori chisato SLEEP」や「MATANO ATSUKO」などを使用させていただきます。スタイリングは、ファッションスタイリスト・ヘアメイクアップアーティストのフルサワケエコさんです。フルサワさんは自身の活動としてオリジナルターバンの制作も行なっており、写真展に併せて病院内で簡単に使用できるおしゃれパジャマ、ターバン、グッズなども紹介する予定です。
10月初旬から患者さんの募集を開始し、12人の患者さんの参加が決定しました。主にがんの患者さんで、長期に入院されている方も含まれています。また、今回は脱毛症の当事者として活躍するモデルの方にもご協力いただき、患者さんとともに撮影させていただきます。
当プロジェクトをきっかけに、闘病中だからこそおしゃれをしてイキイキと過ごし、より多くの方が前向きに過ごす空気を当病院の中で作っていきたいと思っております。
ぜひ、貴社媒体でのお取り上げをよろしくお願い申し上げます。
10月30日・11月1日・11月2日に、院内で患者さんの撮影を行う予定です。こちらもご取材が可能です。
「パジャマdeおめかし!写真展」概要
期間 :2019年11月5日(火)~11月15日(金)
場所 :奈良県立医科大学附属病院 E棟1-2階 エスカレーター前エリア
時間 :10:00~17:00
協賛 :弘済会・ANCS・アートネイチャー・ワコール・セントラルユニ
撮影日:10月30日・11月1日・11月2日
「病院快適環境プロジェクト」とは
病気になり入院するだけで、活動量の低下、ストレス、不安、五感刺激の低下などにより、免疫能や認知機能が低下し、早期回復や退院後の生活機能の低下が引き起こされます。入院中であっても通常の生活と同様に五感と想感を刺激し、生き生きと過ごすことができれば、早期のかつ良好な回復が期待できる。快適環境は、患者さんのみならず医療スタッフのストレス軽減にもつながり、コミュニケーションの改善などによる医療安全や質の向上にもつながると考えています。当プロジェクト代表の川口昌彦は、2016年に総合デザイナー協会 武澤恵理子理事やネバダ大学集中治療部の重光秀信氏と病院快適環境に関するEffective Medical Creation(EMC)を立ち上げ、病院内にデザインコンセプトルームの構築や「擬似窓」の制作などを手掛けています。奈良県立医科大学附属病院は、2019年に病院の取り組みとして病院快適環境プロジェクトを実施中です。
プロジェクト代表・川口昌彦教授
神経麻酔領域を主の研究テーマとして、術後の神経機能や認知機能などをターゲットにした予防やモニタリング、治療などの研究を実施。1998年~2000年はUniversity of California, San Diego (UCSD)の神経麻酔ラボにて研究に従事。2015年より奈良県健康長寿コホート研究を立ち上げ、術後患者の生活機能に関する4,000例を対象とした前向き研究を実施。約3~4割の患者で退院後には生活機能が低下することが明らかになる。手術前からの運動・栄養・睡眠・禁煙などからなるプレハビリテーションと、入院中の快適環境整備の重要性が明らかになる。2016年からは五感を刺激する快適環境プロジェクトとしてEffective Medical Creation(EMC)プロジェクトを総合デザイナー協会 武澤恵理子理事やネバダ大学集中治療部の重光秀信氏らと立ち上げ、けいはんなリサーチコンプレックス事業の課題として採択される。病院内での疑似窓の作成やプロジェクションマッピングを駆使したデザインコンセプトルームを構築し、その効果を検討している。生活機能と幸福度の維持をテーマに、病院快適環境整備の一環として、“院内おしゃれ”を行動医学として位置づけ、推進できればと考えている。
川口教授コメント
高齢化に伴い、入院による活動量の低下、認知機能の低下、不安などうつ傾向の増加が、合併症の増加や入院期間の延長、退院後の生活機能の低下など重要な問題となっています。病院内での装飾や疑似窓の設置なども取り組んできましたが、コストなども多大にかかるためその普及には多くの障害があります。一方、病院内でのおしゃれは、各患者さんが容易にできるので、その普及性や効果が期待できます。これまでのパジャマよりも刺激的な外着としても着用可能なパジャマを推進したいと考えています。ご家族やご友人からのパジャマギフトなども推進され、患者さんに生き生きとした病院生活を送っていただきたいと思います。今回のプロジェクトを通じて、その方向性を示すことができればと思っています。
ワコール提供のナイトウェアブランド
tsumori chisato SLEEP
女性たちが毎日をもっと楽しく過ごせるように。
嬉しいとき。不安なとき。ひとりのとき。家族といるとき。
どんなときでもかわいいものを身に着けて、笑顔になってもらいたい。
デザイナー津森千里氏のそんな気持ちを表現したパーソナルウェアブランド。
HP: https://www.wacoal.jp/pw/tsumori/
マタノアツコ
クリエーター俣野温子氏がデザインする、甘くなり過ぎない大人かわいいテキスタイルとカラーで、くつろぎ時間を楽しく過ごせるお部屋感覚のナイトウェア&ルームウェアブランド。
HP: https://www.wacoal.jp/pw/atsuko/
メイクアップアーティスト・フルサワケエコ
bonrich代表、美容師・スタイリスト。
美容師として活躍、一人一人のお客様の個性を活かしながらトータルなスタイリングを提案している。『服を着せかえる』だけでなくトータルバランスを描くスタイリングをコンセプトに、パーソナルスタイリストからイベントやショーのプロデュースまでをこなすファッションコーディネーター。
近年は帽子感覚としても楽しめる数wayターバンブランド『Bonrich』の活動を中心に日々新しいコーディネートを発信中。
■ご協力いただくモデルの皆様「unique+original.AF(愛称:ゆにこAF)」
『生きる教科書』として活動する、脱毛症当事者4名のグループ。
当事者だからこそ出来るウィッグやスカーフアレンジ等を使った普段使いが出来るアイデアをオフ会や他種イベントを通し発信中。
また 多方面のアーティストともコラボしたイベントや講演会等を開催し、脱毛症を多くの人に分かりやすく知って頂く場の提供を行っている。
奈良県立医科大学附属病院 概要
名称 :奈良県立医科大学附属病院(ならけんりついかだいがくふぞくびょういん)
病院長 :古家 仁
所在地 :〒634-8522 奈良県橿原市四条町840番地
電話番号:0744-22-3051(代表)/FAX番号 0744-22-4121
標榜科 :循環器内科、呼吸器・アレルギー・血液内科、
消化器・内分泌代謝内科、感染制御内科、脳神経内科、
消化器外科・小児外科・乳腺外科、脳神経外科、心臓血管外科、
整形外科、歯科口腔外科、産婦人科、眼科、小児科、精神科、
皮膚科、泌尿器科、耳鼻咽喉・頭頸部外科、放射線・核医学科、
放射線治療科、麻酔科、救急科、総合診療科、形成外科、
リハビリテーション科、病理診断科、呼吸器外科,腎臓内科
病床数 :992床(平成28年1月1日現在)