誰でも自由に弾ける“LovePiano”全4種類を、伊豆急行線沿線の駅など4カ所に設置
~観光型 MaaS「Izuko」と連携し、“LovePiano”を通じた伊豆の周遊促進と地域創生を~
株式会社ヤマハミュージックジャパン(以下、ヤマハミュージックジャパン)、東急株式会社(以下、東急)、伊豆急行株式会社(以下、伊豆急行)は、外装に華やかなデザインを施したヤマハのアップライトピアノ(以下、“LovePiano”)の全4種類を、2020年2月下旬から3月10日(火)までの約2週間、伊豆急行線沿線の伊豆高原駅(静岡県伊東市)、伊豆急下田駅(同県下田市)、「東海館」(同県伊東市の文化施設)、「栖足寺(せいそくじ)」(同県河津町の寺院)の4カ所に設置します。誰もが自由に弾ける“LovePiano”を設置することで、河津桜まつりや伊豆稲取雛のつるし飾りまつりなど観光客で賑わう早春の東伊豆地区にて、音楽を通じた周遊促進と地域創生を実現します。
4種類の“LovePiano”を同時に設置するのは、今回が初めてです。
今回の取り組みは、“LovePiano”を通して、「より多くの方にピアノの魅力や演奏することの楽しさを伝えたい」というヤマハミュージックジャパンの想いと、「観光型MaaS『Izuko』(以下、「Izuko」)によるシームレスな移動を提供し、伊豆を活性化させたい」という東急・伊豆急行の想いが合致し、実現したものです。
3社は、“LovePiano”の設置場所4カ所を訪れる方が、「Izuko」で販売するデジタルフリーパス「Izukoイースト」を使い、伊東~伊豆急下田間を移動することで、東伊豆地区をお得に周遊し、伊豆の魅力を発見しながら、観光客や地元住民と音楽を通じた交流を行うことを期待します。“LovePiano”設置場所ではスタンプラリーを実施し、4種類すべてを演奏した方には、オリジナル記念品を進呈します。
ヤマハミュージックジャパンはこれまで、JR新宿駅や JR札幌駅、東京湾アクアライン・海ほたるパーキングエリア、大阪国際空港(伊丹空港)など、オープンスペース40カ所以上に“LovePiano”を設置し、演奏をお楽しみいただいてきました。今回も東急や伊豆急行と連携することで、東伊豆地区を訪れる多くの方にピアノの魅力をお伝えしたい考えです。
東急は、東日本旅客鉄道株式会社や株式会社ジェイアール東日本企画と、2019年4月から、「Izuko」の実証実験を伊豆半島で展開しており、12月1日から開始したPhase2では、UI改善やエリア・商品内容の拡充が功を奏し、Phase1(2019年4月1日~6月30日の3カ月間)の実績を既に上回る、約1,400枚のデジタルパスを販売しています。
本企画の開始日、オープニングイベント、オリジナル記念品など、詳細が決まり次第、追って発表します。
(参考)
■「LovePiano」とは
「ピアノをもっと身近に感じてほしい」という想いをこめて、ヤマハミュージックジャパンが立ち上げたプロジェクト。「LovePiano」をテーマにペイントしたピアノを、誰でも自由に弾けるピアノとしてオープンスペースに設置するほか、ピアノに関するさまざまな情報をWebで発信するなど、ピアノの魅力を伝える活動を展開しています。
■観光型MaaS「Izuko」実証実験Phase2について
1. 期間 2019年12月1日~2020年3月10日(全101日間)
2. Phase2の主なサービス内容
(1) システム:Webブラウザを使用
(2) 対応言語:日本語・英語・繁体字
(3) 主力商品:各種デジタルチケット
【デジタルフリーパス】
フリーエリア(下図参照)にJR伊東線(熱海駅~伊東駅)の区間が加わったほか、熱海市内のバス乗り放題チケットなど新たに4種類が加わり、計6種類を発売(Phase1では2種類)
【デジタルパス】
「アカオハーブ&ローズガーデン」や「伊豆・三津シーパラダイス」など新施設などが加わった全12種類の観光施設入場券のデジタルパス(Phase1では7種類)のほか、下田市内で運行するAIオンデマンド乗合交通のチケットや伊豆各地で使える観光体験チケットを発売
【AIオンデマンド乗合交通(下田市中心部)】
運行範囲が大幅に拡大。観光施設、行政機関、病院、宿泊施設など11カ所が増え、27カ所の停留所で運用(Phase1では16カ所)。地元住民向けに、自宅のTVでの配車予約の仕組みを試行。
(4)その他の機能充実
・経路検索機能の充実(鉄道、バスに加え、飛行機、船舶が検索対象に追加)
・予約機能の充実(レンタサイクル「伊豆ぽた」のサービスを、伊豆高原駅に加え伊豆急下田駅でも試行)
3.現時点の販売実績
計:約1,400枚
(デジタルフリーパス540枚、デジタルパス380枚、オンデマンド交通パス300枚、キャッシュレスチケット180枚)
4.「Izuko」デジタルフリーパス詳細
既存のIzukoイースト、Izukoワイドに加え、気軽な「ちょこっと旅」にも対応する4種類の新たなデジタルフリーパスが登場