2021年度「日本経営品質賞」2組織を決定 顧客価値経営により存在意義を明確化し、コロナ禍でも成長を持続
公益財団法人 日本生産性本部が設立した日本経営品質賞委員会(東京都千代田区、委員長:福川 伸次 一般財団法人地球産業文化研究所 顧問)は、顧客視点から経営を見直し、経営革新を進めるモデルとしてふさわしい組織を表彰する「日本経営品質賞」の2021年度受賞組織を発表しました。受賞した2組織は、経営品質向上活動に取り組むことで組織の存在意義を明確にし、顧客志向と一体感が醸成されたことで、コロナ禍においても高い成長を続けています。
日本経営品質賞は、国際的な競争力強化に向けた生産性向上を目的に、顧客価値を創造し続けるための革新能力を表彰する制度で、1996年度より年一回選出しています。2021年度は9組織から申請があり、最上位賞の「日本経営品質賞」2組織のほか、「経営革新推進賞」1組織、「経営革新奨励賞」1組織、合わせて4組織が受賞しました。
表彰セレモニーは2022年2月17日(木)、受賞組織等が革新活動の報告を行う「顧客価値経営フォーラム」は2022年2月17日(木)・18日(金)に、東京・霞ケ関のイイノホール他の会場およびオンラインで開催する予定です(案内は別途実施予定)。
日本経営品質賞
楽天コミュニケーションズ株式会社
大企業部門※/電気通信事業・東京都世田谷区・従業員245名
・IP電話のパイオニア企業「フュージョン・コミュニケーションズ(2000年創業)」を前身とし、現在は楽天グループの一員(楽天モバイル100%子会社)として、法人市場向けICTサービスを提供。
・長年培ってきた通信インフラと先進ITソリューションの組み合わせを強みとし、顧客ニーズにマッチした新サービスを積極的に開発。2016年度以降、売上は5年連続二桁成長、営業利益率15%以上を達成している。
ヤマヒロ株式会社
中小企業部門/ガソリンスタンド事業・東京都新宿区・従業員405名
・出光グループのトップディーラーとして、東京都内を中心にガソリンスタンド35店舗を運営(ガソリン販売量は、都内の出光グループの中で第1位)。継続取引を目指して店頭接客を重視し、情報システムとを活用することで、顧客に寄り添ったタイムリーな接客を可能にしている。
・各店舗で訴求サービスを絞り込むことで専門スキルを高めた結果、車検台数、コーティング台数、レンタカー貸渡回数の実績は、首都圏の出光グループの中で第1位。
※大企業部門:従業員300人超の組織、または同組織の企業内組織(発行済株式総数の50%超を親会社が所有する子会社含む)。
上記の他、以下の組織が「経営革新推進賞」「経営革新奨励賞」を受賞しました。
経営革新推進賞
武州瓦斯株式会社(都市ガス・ガス機器販売等/埼玉県川越市/従業員319名)
経営革新奨励賞
株式会社日本動物医療センター(小動物医療サービス/東京都渋谷区/従業員71名)
受賞組織の概要は別紙、日本経営品質賞については参考資料をご参照ください。