アイレップ、Yahoo! SEARCH移行後の検索結果表示順位の予測調査レポート発表 〜Yahoo!検索結果1画面目に表示されている代表的442サイトの70%がYahoo! SEARCH移行後に2画面目以降に転落する可能性を予測
検索エンジンマーケティング(SEM)事業を手がける株式会社アイレップ(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高山雅行)は、Yahoo! JAPANが今秋に実施を予定しているデフォルト検索のウェブサーチへの変更が既存のYahoo!掲載ウェブサイトに対してどの程度の影響を与えうるかについて調査を実施しました。
http://www.irep.co.jp/company/press/20050920.html?id=pr050920
■調査主旨
国内最大の検索エンジン市場シェアを持つYahoo!JAPANが今秋、検索結果表示方式の変更を実施する予定です。現在はYahoo!カテゴリ掲載サイトの結果がデフォルトで表示されますが、変更後はGoogle同様のロボット型検索の結果(ウェブ検索、以後変更後を「ウェブサーチ」と呼ぶ)がデフォルトに変更されます。この変更により、既存のYahoo!カテゴリ掲載ウェブサイトのトラフィック誘導数にどのような影響を与えうるかについて潜在的なリスクを定量化するために当調査を実施致しました。
■調査方法
今回の調査は7月6日に設立された検索エンジンアルゴリズム研究対策チーム「iSRAT(iREP Search Research and Analysis Team、以下iSRAT)」が、2005年9月1日に実施。SEMへの取り組みに積極的な15の業種を選定し、それぞれにおいて検索回数が多く、かつ現在のYahoo! JAPAN ( http://www.yahoo.co.jp/ ) で検索した際に「Yahoo!登録サイトとの一致」が表示されるキーワードを業種別に7つ、合計105キーワードを選択しました。
次に、これらの検索キーワードを用いた検索結果(Yahoo!登録サイトとの一致)上位5つのサイトについて、Yahoo! SEARCHへの移行後に掲載場所がどのように変化するかを、デフォルト検索にウェブサーチを採用するYahoo! SEARCH ベータ版( http://beta.search.yahoo.co.jp/ )を用いて掲載順位変化を追跡しました。
■調査結果
今回の調査の結果、全業種の105キーワードの調査対象となった全442サイトのうち70%はウェブサーチ移行後の掲載場所が検索結果の2ページ目以降になることが明らかになりました。
検索ユーザーの過半数は検索結果の1ページ目しか閲覧しないというデータもあり、2ページ目に掲載位置が移動することは閲覧の機会およびトラフィック誘導の機会を大幅に失うことにつながります。
業種別では「インテリア、ガーデニング、DIY用品」カテゴリが最も大きな影響を受け86%が検索結果の1ページ目非掲載となります。最も影響が少ない業種が「金融、保険サービス」でも57%でした。(以下調査結果データ)
業種カテゴリー(カッコ内は検索結果画面1ページ目からの転落率)
・自動車、オートバイ(80%)
・アパレル、ジュエリー(83%)
・本、音楽、映画、チケット(60%)
・コンピューティング(80%)
・電化製品、家電(80%)
・ギフト、贈答品(63%)
・インテリア、ガーデニング、DIY用品(86%)
・化粧品、生活用品、健康食品、健康器具(80%)
・不動産サービス(71%)
・ショッピングモール、総合小売、その他専門店(60%)
・就職、転職、教育サービス(69%)
・娯楽、エンターテイメントサービス / スポーツ用品(66%)
・金融、保険サービス(57%)
・旅行、交通サービス(66%)
・通信、インターネットサービス(57%)
全業種平均=70%
なお、SEM総研(サーチエンジンマーケティング総合研究所)所長渡辺隆広は、今回の調査結果について次のように分析しています。
『現在のYahoo!は検索クエリの数や長さに応じてデフォルトの検索結果が変化するが、今秋のウェブサーチへの変更により、ロングテールでいえば「しっぽの付け根」のクエリが影響範囲の対象となることから今回の調査を実施した。想像以上に多くのサイトが最もクリックされる検索結果の1ページ目から外れる結果となった。2ページ目以降に掲載位置が変わる企業はトラフィックの量において激減するだろう。アクセス解析を通じてYahoo!の検索クエリリファラとソース元を分析した上で、自社のビジネスに影響のあるクエリを特定した上でYahoo!検索に対応したSEOの実施が求められる。
今回の変更によりYahoo!カテゴリはデフォルト表示されなくなるが、SEOの外部リンク対策においては依然としてYahoo!カテゴリへの掲載は重要である。
米Yahoo! Searchのアルゴリズムを分析するとYahoo!ディレクトリ掲載サイトが順位において有利な傾向を示しており、こういったことを行うことはYahoo!JAPANでも考えられる。今後もYahoo!ビジネスエクスプレスの利用は選択候補として考慮しておくべきだ』とコメント。
■関連情報 iSRAT(iREP Search Research and Analysis Team)について
「iSRAT」はSEM総研所長 渡辺隆広を中心に7名で構成され、2005年7月1日より本格稼動いたしました。「Google」「Yahoo! SEARCH」「MSNサーチ」それぞれのランキング決定システムの実装方法の違いを分析し、「潜在顧客にリーチするための特定検索キーワードにおいて全ての主要検索エンジンで上位に表示させる」ための対策とロジックを確立を目的としています。この「iSRAT」の研究成果はアイレップのSEMサービスを通じて、各企業様に提供して参ります。
http://www.irep.co.jp/pressrelease/20050705.html
日本最先端のSEM(サーチエンジンマーケティング)のノウハウ・情報を有し、「オーバーチュア認定プロフェッショナル」有資格者28名(2005年9月現在)「Google Advertising Professional」有資格者18名(2005年9月現在/日本最大級)を抱えるアイレップでは、今後も有益な最新情報を継続的に提供して参ります。
また、アイレップは「SEMインテグレーター(TM)」として、検索連動型広告、SEO、ウェブ制作、アクセス解析まで、SEMサービスをワンストップでご提供しております。
アイレップのSEMサービスサイト
http://www.sem-irep.jp/
――――――――――――――――――――――――――――――――――
■株式会社 アイレップ概要 http://www.irep.co.jp/
オーバーチュア推奨認定代理店/グーグル正規代理店
<設立>1997年11月 <資本金>10,000万円
<事業内容> http://www.sem-irep.jp/
・インターネット広告代理業
(バナー広告、メール広告、オプトインメール、アフィリエイト等)
・検索エンジンマーケティング事業
(SEOサービス、検索連動型広告、アクセス解析、ページ制作)
・有料老人ホーム紹介事業( http://www.i-care.jp/ )
――――――――――――――――――――――――――――――――――
株式会社アイレップ
TEL: 03-5464-3281 FAX: 03-5464-3291
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2丁目1番1号 青山東急ビル7階
【報道関係お問い合わせ先】
広報担当 毛利
E-MAIL: irep-pr@irep.co.jp
【調査内容に関するお問い合わせ先】
サービス担当 斉藤
E-MAIL: info@irep.co.jp
※本広報資料の転送/引用は、ご自由にご利用下さい。
――――――――――――――――――――――――――――――――――