子持ちの47%が「子供がいることで旅行をためらった」経験あり 不安要素の1位はダントツで「飛行機」！ 知られていない飛行機サービス、1位は「授乳カーテン付き座席」

　総合旅行プラットフォーム「エアトリ」（https://www.airtrip.jp/）を運営する株式会社エアトリ（本社：東京都新宿区、代表取締役社長：吉村 英毅、以下エアトリ）は、20代～70代の男女748名を対象に「子連れ旅行」に関する調査を実施しました。  

　今年のお盆休みは最大9連休！旅行をするのに最高の日並びとなっていますが、幼い子供を連れた人たちからは「連れて行くのが不安」という声をよく聞きます。各航空会社は多様な子連れサービスを用意していますが、中には子連れの人たちに浸透していないものも。そこで、エアトリの会員に「子連れ旅行」に関するアンケートを実施しました。  

調査1：（子供がいる人）子供がいることで旅行をためらった経験はありますか？
半数近くが「経験あり」。
―「はい」と回答したのは47.1%と半数近くに上りました。
 
調査2：（子連れ旅行をためらった経験がある人）どのようなシーンに対して不安がありましたか？
ダントツで「飛行機移動」が不安！
―1位は「飛行機移動」（65.3%）で、2位の「電車移動」（28.2%）に35％以上の差をつけました。
 
調査3：（子連れ旅行経験者）子連れのために旅行中に嫌な思いをしたことはありますか？
約1/4が「経験あり」。
―「はい」と回答したのは23.5%となりました。
 
調査4：知られていない各航空会社の子連れ向けサービスTOP５
1位は「授乳カーテンがついた座席の用意」。
―「授乳カーテンがついた座席」が付いた飛行機があることを知っている人は20.7％しかいませんでした。  

調査1：（子供がいる人）子供がいることで旅行をためらった経験はありますか？ 
　子供がいる人のうち、「はい」と回答したのが半数近い47.1%となりました。

【図1】子供がいることで旅行をためらった経験はありますか？

 
調査2：（子連れ旅行をためらった経験がある人）どのようなシーンに対して不安がありましたか？  
　1位はダントツで「飛行機移動」となり、65.3%もの人が不安になった経験があることが分かりました。2位は「電車移動」（28.2%）、3位は「現地レストラン」となっており、他の人がいる密閉空間が上位を独占しました。

【図2】（子連れ旅行をためらった経験がある人）どのようなシーンに対して不安がありましたか？

調査3：（子連れ旅行経験者）子連れのために旅行中に嫌な思いをしたことはありますか？  
　嫌な思いをしたことが「ある」人は23.5%となり、約4人に1人は経験があることが分かりました。具体的な経験を挙げてもらったところ、子供が騒いだり、泣いたりして周りに申し訳なかったというものが大半を占めました。中には周りの人に心ない言葉を投げかけられた人もいるようです。

【図3】子連れのために旅行中に嫌な思いをしたことはありますか？

 ●具体的な嫌な経験
・嫌というか、周りに迷惑をかけているなと困った気持ちになったシーンは飛行機で子供が黙っていられなかった時。あとは海外旅行に行くと必ず子供が体調を崩して現地の病院に行っていて大変…。（40代・女性）
・飛行機で耳抜きできずに泣き叫ぶ子に舌打ちされたり、ひどい言葉を掛けられた。（40代・女性）
・食事。毎年夏にヨーロッパに行くが、スペインやフランスなどは夕食のはじまりが遅くこどもが眠くてぐずってしまう。（30代・女性）
・知らない土地で一歩も歩こうとしなかったこと。何も食べようとしなかったこと。（40代・女性）
・飛行機の中で機嫌が悪くて隣の人を子供が蹴ってしまい、大変だった。（50代・男性）
 
調査4：知られていない各航空会社の子連れ向けサービスTOP５
　1位は「授乳カーテンがついた座席の用意」で79.3％の人が知りませんでした。本サービスはスカイマークで提供されており、最後部座席に設置がされています。※12位の「座席指定時の幼児マークの表示」はJALの国内線の座席指定をJAL WEBサイトで行う際のサービスです。これによって幼児連れであることを事前に他の人に知らせることができます。3位の「ミルク作りの手伝い」についても知らない人が多く、わざわざお湯を持ち込む人もいるようですが、哺乳瓶とミルクをキャビンアテンダントに渡すと調乳して持ってきてくれるところが多いです。
　その他にも各航空会社が様々な子連れ向けサービスを行っていますので、子連れ旅行に不安がある人は各航空会社に相談してみることをお勧めします。

【図4】知られていない各航空会社の子連れ向けサービスTOP５

※1：https://www.skymark.co.jp/ja/support/assist.html
（スカイマーク株式会社「お子様連れのお客様」2019年7月1日現在）
※2：https://www.jal.co.jp/dom/support/smilesupport/baby.html
（日本航空株式会社「赤ちゃん連れのお客さま」2019年7月1日現在）
上記のサービスは全ての航空会社・飛行機で提供されている訳ではありません。ご利用の場合は事前に各航空会社までご確認ください。
 
●子連れ旅行を計画している人に対してのアドバイス
・長いフライトでは寝ないことが多いので、いつも遊んでいるおもちゃ、ビデオなどを持っていくといいですよ。（70代・女性）
・準備万端にすること。持ち物とか、食べ物とか、いつも使っているものを持っていく。海外ではなかなか思ったようなものが手に入らない。あとは体調を崩して現地の病院に行くことも考えて保険に入っておくこと。余裕をもってスケジュールを組むこと。（30代・女性）
・飛行機乗る前にたくさん遊んで疲れさせること。（20代・女性）
・移動は大人だけより時間がかかるので余裕を持つべきだが、海外は日本よりもずっと子連れ客に優しく、優先してくれることも多々あるので、多くの心配は不要と思います。生後間もないのはさすがに厳しいですが1歳過ぎれば問題ないと思います。（40代・男性）
・こどもへの配慮について、周りにあまり気を使うことなく、臆せず堂々と利用してほしい。（気を使いすぎて大変だろうなと思うことがよくある）（30代・女性）

調査タイトル          ：「子連れ旅行」に関するアンケート
調査対象                ：20代～70代の男女748名
調査期間                ：2019年6月20日～6月23日
調査方法                ：インターネット調査
調査主体                ：株式会社エアトリ