RKB毎日放送株式会社様より 「Media Backbone報道ソリューション」を受注

4Kカムコーダー、オプティカルディスク・アーカイブなど、 高い将来性の見込まれる機器の採用により、理想的な番組制作環境を構築

 ソニービジネスソリューション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:宮島和雄、以下ソニービジネスソリューション)は、この度、RKB毎日放送株式会社様(本社:福岡市、代表取締役社長 井上良次、以下RKB毎日放送)が構築を行う新世代の報道ファイルベースシステムとして、収録から、編集、送出、アーカイブまで、報道ワークフローの一元管理を実現する「Media Backbone報道ソリューション」を受注しました。なお、受注したシステムは2018年3月より、運用を開始する予定です。

 従来、放送局内において映像・音声素材はテープベースで管理・運用されていましたが、昨今の映像・音声のファイル化、データ化の流れを受けて、より迅速かつ効率的なワークフローが構築できる報道ファイルベースシステムが求められています。今回受注した「Media Backbone報道ソリューション」は、RKB毎日放送様の代表的な報道番組「今日感ニュース」、情報番組「今日感テレビ」等の制作において活用される予定です。報道支援システムと密接に連携することで、報道ワークフローを一元化し、より高品質かつタイムリーな番組制作に貢献します。

Media Backbone報道ソリューション

 素材管理システムであるプロダクションアセットマネジメントシステムを中核として、収録から、編集、送出、アーカイブまで、報道ワークフローの一元化を実現するソリューションです。
 システム内ではXDCAMフォーマットを活用。取材時にカムコーダーによって記録された高解像度映像やプロキシ映像、メタデータをそのまま扱えるため、インポート中でも即座にプレビューや編集を開始できます。また、当システムには、新機能として素材の階層化管理機能を搭載しました。各素材は設定された期限に、ニアラインサーバーまたはバックアップサーバーなどの低速・大容量ストレージへ自動的に移動するため、ストレージの効率的な運用が可能です。
 キー局などの大規模システムで培った信頼性の高いアーキテクチャを採用しつつ、国内で数多く納入実績のある報道システムの経験も活かし、速報性が必要とされる報道現場の様々な要求にも対応します。

プロダクションアセットマネジメントシステム

 報道ワークフローに必要とされる素材管理システムです。高解像度映像やプロキシ映像だけでなく、ソニーが提案するワイヤレスソリューションによるライブストリーミング(生中継)など、様々な種類の映像素材とメタデータを登録できます。また、収録からアーカイブまで、単一のデータベースで管理することで、一気通貫のメタデータ管理を実現する画期的なシステムです。
 また、西日本コンピュータ社製の報道支援システム「Japrs」との連携により、取材予定に紐づいた元素材管理や放送項目/アーカイブ項目に紐づいた完パケ管理を実現しています。さらにノンリニア編集機としてグラスバレー社製「EDIUS」、Dell EMC社/グラスバレー社の協業により生まれた編集用ストレージ「EDIUS-Isilon」、ニアライン/バックアップ用ストレージには日立製作所社製VSP_G Seriesを採用しています。「EDIUS」端末からプロダクションアセットマネジメントシステムの素材管理を行うことや、「EDIUS-Isilon」上の素材のダイレクト編集が可能です。

スタジオサブXDS送出システム

 ソニービジネスソリューションが開発したニュース番組のオンエア支援として活用できるスタジオサブXDS送出システムです。従来、放送機器を制御するために機能ごとにIT機器を設置する必要がありました。これらの役割を仮想OS上で動作をさせて集約することで、全ての機能が1台のサーバーで実現可能です。また、システムの基幹となる送出サーバーにXDCAM Stationを採用することで、効率的なファイルベース送出を実現するとともに、トラブル時にはプロフェッショナルディスクでの運用に切り替えることが出来るなど、緊急対応力を高めています。

アーカイブシステム

 アーカイブメディアには、長寿命、高速転送、高いランダムアクセス性を有する第2世代のオプティカルディスク・アーカイブが採用されました。テープデジタイズステーション『PWS-100TD1』により、過去素材テープのファイル化も実現します。これにより、過去素材からファイル素材、そして完パケファイルのアーカイブをサポートしています。さらに、報道支援システム上での素材検索やプロキシプレビュー、アーカイブ、リトリーブ指示にも対応します。

 RKB毎日放送様より、以下コメントをいただきました。

「たとえ大規模な災害等があっても迅速かつ円滑に情報を伝えられること、情報番組やスポーツ番組にも柔軟に対応できることを目指して新しいシステムを検討する中、ソニービジネスソリューションには、ニュースや番組制作のワークフローを複数回にわたって確認した上で、RKBに最も適したシステムを提案していただきました。また、オプティカルディスク・アーカイブを使ったアーカイブシステムによって、これまでより容易に過去の映像素材を活用できるようになること、また4K対応のカムコーダーによって新たな映像制作に取り組めることを期待しています。」  

 ソニービジネスソリューションは、ソニーのプロフェッショナルソリューション事業において、放送局や一般企業、スタジアム、映画館、官公庁、大学など様々な市場に向けて、お客さまのニーズに合わせた映像ソリューションを提供してまいりました。今後も、ハードウエアのみならずアプリケーションやコンテンツも合わせたソニーの提案力により、お客さまのパートナーとして共にビジネスを発展させて参ります。

主な導入機材

XDCAMカムコーダー

・『PXW-Z450』 × 15式
・『PXW-X500』 ×  3式
(予定)

Media Backbone 報道ソリューション:収録システム

 ・XDCAMプロフェッショナルメディアステーション『XDS-1000/A』
 ・4CHインジェストサーバー『PWS-100/INGT』
 ・インテグレーテッド・ルーティング・スイッチャー・システム『IXS-6700』

Media Backbone 報道ソリューション:編集システム

 ・グラスバレー社製 HDWS-3GX3
 ・グラスバレー社製 REXCEED X4000 G2
 ・Dell EMC社製 EDIUS-Isilon
 ・日立製作所社製 VSP_G Series

Media Backbone 報道ソリューション:スタジオサブXDS送出システム

 ・XDCAMプロフェッショナルメディアステーション:『XDS-PD1000/A』(報道サブ、T1サブ、T2サブへ設置)

Media Backbone 報道ソリューション:アーカイブシステム

 ・テープデジタイズステーション 『PWS-100TD1』
 ・オプティカルディスク・アーカイブドライブユニット:『ODS-D280U』

  • 記載されている会社および商品名は、各社の商標または登録商標です。

関連情報

株式会社鹿児島放送様より、迅速かつ効率的なニュース制作のワークフローを実現する「Media Backbone報道ソリューション」を受注
http://www.sonybsc.com/sbsc/press/2016/20161116_2.html

株式会社フジテレビジョン様より、ソニーの大容量アーカイブストレージシステム
「オプティカルディスク・アーカイブ第2世代」を受注
http://www.sonybsc.com/sbsc/press/2016/20160913.html

株式会社テレビ朝日様、「オプティカルディスク・アーカイブ第2世代」を導入決定
 ~膨大な映像コンテンツデータの長期保存を光ディスクストレージで実現~
http://www.sonybsc.com/sbsc/press/2017/20170607_1.html

※お客さまからのお問い合わせ先  :ソニービジネスソリューション(株) 業務用商品相談窓口
0120-788-333(フリーダイヤル)
050-3754-9550(携帯電話・PHS・一部のIP電話などフリーダイヤルがご利用になれない場合)
受付時間9:00~18:00(土・日・祝日、および弊社休業日は除く)

ソニービジネスソリューション株式会社 URL http://www.sonybsc.com/
ソニー製品情報URL http://www.sony.jp/professional/

Media Backbone報道ソリューション
システム全体図
画像・ファイル一覧
ジャンル:
ネット・IT
ニュースのシェア:
ソニービジネスソリューション株式会社
ilMeNS1LW8
会社の詳しい情報を見る
NC動画生成サービス
Copyright 2006- SOCIALWIRE CO.,LTD. All rights reserved.