ツネイシクラフト&ファシリティーズ、アルミ浮揚型津波シェルター「TTS80」が津波救命艇ガイドラインを承認取得

ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社(本社:広島県尾道市浦崎町1471番地8、代表取締役社長:神原潤)は、アルミ浮揚型津波シェルター「TTS80」を開発し、2014年8月22日、国土交通省四国運輸局の定める「津波救命艇ガイドライン」による原型承認を取得しました。津波救命艇ガイドラインとは、東日本大震災クラスの津波に対しても、安全に避難することが可能な津波救命艇(津波から避難するための浮上型の艇、シェルター等)としての強度、復原性、各種装備の機能要件とその試験評価方法・運用方法を定めたものです。 

■アルミ浮揚型津波シェルター「TTS80」について
○主要目
型式:TTS80
材質:アルミ合金製
収容人員:21名
全長:8.70メートル
全幅:2.30メートル
全高:2.55メートル

○主要設備・装備品
捜索救助用通信機
照明器具
トイレ
シートベルト付椅子21席
非常用食料・水(21人分×7日間)
医薬品 等

■開発経緯
「2011年3月11日、東日本を襲った未曾有の大震災。二度と同じ悲しみを繰り返してはならない。」との思いから、アルミ浮揚型津波シェルター(以下、TTS80)の開発をスタート。アルミ製船舶、FRP製救命艇の製造やメンテナンス実績のあるツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社と株式会社ティエフシーのスタッフが共同で製造しました。3.11以降、多くの地域で地震や津波に対する意識が高まり、非常食や防災グッズの準備、避難所の明確化のほか、避難訓練の実施が推進されています。しかし、お年寄りや足の不自由な交通弱者の避難は困難であり、また避難者のため最後まで残る誘導者もいます。TTS80は、そういった避難者や誘導者の命を守るため開発しました。

■関連URL 国土交通省
プレスリリース「津波救命艇ガイドライン」の策定について
http://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji05_hh_000051.html
津波救命艇について
http://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk5_000024.html

■ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社について
ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社は、2010年12月に広島県尾道市に設立した会社で、同月末にツネイシホールディング株式会社よりアルミ船建造および修繕事業・総合建設事業・救命艇事業を引継ぎ、事業を行っています。人と人とのつながりを大切に「自然との共生」を目指し、事業を通じ皆さまのお役に立てるよう、取り組んでいます。
URL:http://www.tsuneishi-fc.com/
事業内容:アルミ(軽合金)製船舶建造・修理、救命艇保守点検、総合建設業
設立:2010年12月
従業員:44名
所在地【本社】:〒720-0551 広島県尾道市浦崎町1471番地8
クラフト工場【建築面積】:2,982.09平方メートル
主要設備:引き上げ架台 49m×499G/T、30t/15tクレーン×2 他
建造実績船種:旅客船、漁業取締船など

■株式会社ティエフシーについて
株式会社ティエフシーは、広島県尾道市で造船業を営むツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社が、事業を通じて復興を支援しようという目的で2011年7月に設立された造船会社です。被災地で採用した15人の従業員は、広島県尾道市での半年から1年に渡る技術訓練を経て、岩手県で船の建造に取り組んでいます。
URL:http://touhoku-fc.com/
事業内容:アルミ(軽合金)製船舶建造・修理
設立:2011年7月
従業員:15人
所在地:
【本社】〒028-1332 岩手県下閉伊郡山田町中央町11番14号
【工場】〒028-1311 岩手県下閉伊郡山田町大沢第1地割59番地
建築面積:660.73平方メートル
床面積 :1F:646.58平方メートル、2F:59.75平方メートル
主要設備:10t+5t天井クレーン×1、2.8t天井クレーン×1 他
建造実績船種:漁船、旅客船

- 本件に関するお問い合わせ先 -
ツネイシクラフト&ファシリティーズ株式会社
技術部クラフト部門
TEL:0848-73-5282
FAX:0848-73-5323

アルミ浮揚型津波シェルター「TTS80」の内装
避難者のため最後まで残る誘導者などのために開発した津波シェルター
アルミ浮揚型津波シェルター「TTS80」
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