寒い季節のアウトドア、人や料理の温かさをさらに実感! 「冬を楽しむキャンピングカーの魅力」に関する調査 ~雪道の不安や寒さ対策への興味関心が多数~

一般社団法人日本RV協会(所在地:神奈川県横浜市、会長:降旗 貴史)は、キャンピングカーを所有しているユーザー、またはキャンピングカーに興味を持っている方に、「冬を楽しむキャンピングカーの魅力」というアンケートを行いました。冬の車中泊となると、寒さが気になるところですが、みなさんは冬のキャンピングカーについて、どのように考えているのでしょうか。キャンピングカーの機能性から使い方まで、さまざまな側面から質問をしています。

冬を楽しむキャンピングカーの魅力

日本RV協会URL: https://www.jrva.com/

冬の車中泊はキャンピングカーがおすすめ

冬になると、寒くなってくるので、一般的には外出を避ける人が増えます。しかし、キャンピングカーのユーザーは、冬だからこそアクティブに活動しているようにも感じます。そこで、冬のキャンピングカー利用について聞いてみました。
すると、季節にかかわらず使っている人よりも、冬だからこそ積極的にキャンピングカーを利用したいという方が半数以上いらっしゃいました(図表1)。寒い季節になると、キャンピングカーを利用するシチュエーションが増えてくるのかもしれません。
それでは、どのような使い方をされているのでしょうか。その目的を聞いてみると、上位から「旅行」「キャンプ」「アクティビティ(スキーなど)」という答えが出てきました(図表2)。旅行が半数を占めて、圧倒的多数となっています。
寒さを気にすることなく、冬の醍醐味を楽しむのであれば、キャンピングカーの利用はアドバンテージがありそうです。例えば、冬の温泉旅行などに魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。

クルマの寒さ対策に関するイメージ

行動派のキャンピングカーユーザーのウインタースタイルが見えてきましたが、冬のクルマ旅で気になることはないのでしょうか。そこで、冬にキャンピングカーを使う上で気になることは何かを聞いてみると、図表3のような結果になりました。
目的地周辺の「環境」や雪道の「運転」について気になると答えた人が、それぞれ28.3%、26.1%。実のところ、クルマに対して不安を感じている人は少なく、自然環境や、自身のドライビングテクニックなど、クルマ以外の事柄に不安を感じていることが分かります。
これは、寒さや居住性というポイントでは、キャンピングカーとしての性能を高く評価しているため、不安を感じなかったとも言えます。その安心感があるからこそ、キャンピングカーと冬の親和性が高まっているともいえるでしょう。
では、みなさんがあまり不安を感じなかった「寒さ」について、効率的な寒さ対策として、何を思い浮かべるかを聞いてみました。すると、やはりヒーターなどの設備面での充実がトップとなりました(図表4)。また、キャンピングカーならではの断熱構造についても、冬の対策として効果を発揮してくれると認識している人が多かったようです。
さらに、実際に寒さ対策をするとしたら、最初に何を変更するか、という質問を投げかけてみると、先の質問事項の回答と同じく、設備の充実がトップとなりました(図表5)。寒さ対策として考えられていた「作り」に関してのポイントを落としているのは、アフター(後加工)での断熱処理を施すのは難しいという認識があるからだと考えられます。

冬であっても快適性を得るためにチェックするポイントは

実際のところ、ユーザーはキャンピングカーの断熱性能について、気にしているのでしょうか。そこで、キャンピングカーの性能を判断する基準として、ボディの断熱性能、暖房装備が気になるか聞いてみました。すると、どちらも気になるという回答が多数を占めました(図表6:断熱性能)(図表7:暖房装備)。
5.5ポイントですが、暖房装備を気にする人が多くなっています。キャンピングカーの種類によっては、装備だけを気にする人がいるのかもしれません。

暖房器具は何を比較するのか

みなさんが冬対策として関心のある設備、さらに絞ると暖房設備について、気にしていることを聞いてみると、暖かさなどの「性能」以上に、「安全性」を気にしている方が多くなりました(図表8)。まさに、キャンピングカーならではの傾向といえます。
燃焼系の暖房器具は、安全性が確保されていても、器具内部では必ず排気ガスが発生しています。しっかりとした製品とプロフェッショナルによる施工がなければ、安全を確保できません。特に狭い空間となるキャンピングカーでは、安全性が重要になってくるのです。
安全性を気にするのであれば、燃焼系の暖房器具を使わないのかと思いきや、寒さ対策のためにFFヒーターが絶対に必要だという人が8割を超えています(図表9)。その暖かさを体験した人であれば、冬の装備として「絶対に」必要な装備と感じてしまうかもしれません。

寒さ対策は部屋の窓から

これまでキャンピングカーの設備や機能性についての質問が続いていました。そこで、キャンピングカーに限らずとも、クルマでの旅でも役に立つ、みなさんの寒さ対策について、いくつかポイントを絞って聞いてみました。
まずは窓についてです。クルマを停めて、エンジンを切ると、窓から冷気が流れ込んでいるのがよくわかります。クルマは安全な運転環境を得るために、車外の視認性を高くしなければなりません。そこで、窓が大きくなってしまうのは仕方がないのですが、車中泊には適していません。
そこで、窓の冷気を防ぐためのアイテムを聞いてみると、上位からシェード、アクリル二重窓、カーテンという回答を得ました(図表10)。シェードは多くのユーザーが利用している定番アイテム。断熱処理を施した厚いシートを窓に取り付ける便利グッズです。
最近では車中泊で利用する人も増え、インターネットの通販サイトで、車種ごとに入手できるようになっています。特にバンコンなどは窓が多いので、シェードを利用することで、寒さ対策の効果は大きいといえます。
次に寒さ対策のグッズです。こちらは意外なことに空気を循環させるファンなどのアイテムがトップになっています(図表11)。直接体を温めるアイテムではありませんでした。おそらく、キャンピングカーユーザーからの返答が多く、ヒーターなどの設備がすでにあることが前提になっているのかもしれません。
その他の自由回答では、毛布、カーペット、スリッパというアイテムが目立っていました。足先など、ちょっとした冷えをカバーするために使う方が多いようです。
就寝時の寒さ対策については、電気毛布を抑えて、家庭用羽毛布団がトップになりました(図表12)。寝心地と暖かさを優先して、家庭用の布団を使っている方も多いようです。キャンピングカーであればスペースに余裕がありますので、かさばる布団でも問題はないのです。

最後にクルマの中でみなさんがどのように過ごしているのかをお聞きしました。みなさん自宅での生活と変わらない服装で過ごされているようです(図表13)。それだけ、キャンピングカーの快適な環境が整っていることがよく分かります。
キャンピングカーがあることで、自宅のリビングを持ち出しているような感覚です。アウトドアを意識することなく、生活できる環境があるのは重要なポイントです。だからこそ、キャンピングカーは多種多様なユーザーに幅広く支持されているといっていいでしょう。
そして、寒い時期にキャンピングカーで何を食べたいか、または、おすすめの料理は何かを自由回答で聞いてみると、ダントツで鍋料理がトップという結果に(図表14)。体をあたためる料理ということで予想はできましたが、簡単に調理できるラーメンなどは印象が薄かったと言えます。
中には、キムチ鍋、味噌煮込みうどんなど、具体的に答える方もいらっしゃいました。また、おでんはスーパーやコンビニで売っているパッケージものを買ってきて、鍋で温めるだけという方も多く、調理をしない簡単レシピも支持されているようです。
ひとつの鍋をみんなで食べ、家族や友人と一緒に食事をするだけで、温かな食卓がイメージできます。宿泊施設を利用しなくても、気持ちも暖かくなるような、快適な環境を提供してくれるキャンピングカー。寒い冬でも旅行に行きたくなってしまうのも理解できるのではないでしょうか。

調査概要

調査地域:全国
調査対象:日本RV協会ホームページ閲覧者
調査手法:Webアンケート
調査時期:2019年11月18日(月)~2019年12月17日(火)

日本自動車連盟(JAF)と業務提携

タイムズ24と業務提携

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