金属ペースト市場は、2012年に30億米ドル規模へ
株式会社グローバル インフォメーションは、Solar&Energyが発行した報告書「Metal Paste for Solar Cell Technology and Market Forecast 2nd Edition (2010~2015) (太陽電池向け金属ペースト技術および市場予測：第2版（2010-2015年）)」の販売を開始しました。
2010年に前面電極用銀ペースト市場は1,562トン、背面電極用銀ペースト市場は555トン、そして背面電極用アルミニウムペースト市場は9,373トンに達したと、当報告書では推定しています。
欧州における最近の信用危機に伴い、貴金属価格の高騰が続いています。電極用ペーストの主原料である銀の価格も、2007年の1キロ当たり400米ドルから2011年には1,400米ドルへと徐々に上昇しています。
原材料の価格の高騰は、ペースト価格の上昇をもたらし、前面電極用銀ペースト市場は、21億8,000万米ドル規模に、背面電極用銀ペースト市場は4億8,200万米ドルに、そして背面電極用アルミニウムペースト市場は、3億4,600万米ドルに成長する見通しです。
これら3種類の金属ペーストのなかで、前面電極用銀ペーストが電池の効率性を決定するため、大手企業数社がこの市場を独占しています。
前面電極用銀ペースト市場は、これまでDupontとFerroの大手2社が主導してきましたが、Heraeusの出現によって大きく変わりつつあります。
昨年前半には、Heraeusの世界市場のシェアはわずか10%程度でしたが、2011年にはシェアを大きく拡大しています。
市場調査レポート: 太陽電池向け金属ペースト技術および市場予測：第2版（2010-2015年）
Metal Paste for Solar Cell Technology and Market Forecast 2nd Edition (2010~2015)
http://www.gii.co.jp/report/sne224908-metal-paste-solar-cell-technology-market-forecast.html
出版日 2011年10月
発行: Solar&Energy
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