倒産リスクを判別する格付ロジックを改定  分析用データベースの拡充で、より一層分析力が高まる!

与信管理ASPクラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤本 太一、以下 リスモン)は、経済環境の変動に伴う企業動向の変化などに対応するため、リスモン独自の与信指標である「RM格付」の格付ロジックを、2018年12月16日(日)に改定いたします。

改定のポイント - 経済環境の変動に対応

(1) 倒産確率の適時化
経済環境や景気動向の変化により、倒産のトレンドは常に変化しております。
下表のとおり、2017年9月から2018年9月の1年間で比較しても、各財務指標における要警戒領域の倒産確率も変化が生じていることが分かります。これらの倒産トレンドの変化に対応するために定期的に倒産実績の集計を行い、格付と倒産確率の乖離が生じないように調整を行いました。

財務指標

(2) 定性分析の強化
企業情報の開示姿勢について、情報開示の範囲、精度、時宜などを分析した結果、倒産判別の向上が見込まれることから、定性評価ロジックを改定しました。この改定により格付精度の更なる向上を図ります。

(3) データベースの拡充
情報収集の強化により、信用判断を行う情報が補完され、企業の信用評価適正化が見込まれるほか、従来情報量が乏しく、格付判断が困難となっていた企業に対して、格付を付与することが可能になりました。

RM格付の倒産判別力 - 0.10ポイント改善

全倒産に占める低格付先の割合は、E・F格を合わせた警戒領域で、約0.10ポイント(91.39%→91.49%)の上昇が予想されます。(前回より0.10ポイント改善)

RM格付倒産判別力

RM格付倒産判別力

今後もリスモンは、会員様の与信管理業務の精度および効率性の向上にお役立ていただけるようサービスの改善に取組んでまいります。

RM格付とは

企業を大きくA~Fの6段階に格付しています。この格付は倒産実績に裏付けられた独自指標で、A格の企業は倒産確率が低く、逆にF格の企業は倒産確率が高い企業となります。
また下位格付として取り扱っているE格およびF格については、E格をE1/E2の2段階、F格をF1/F2/F3の3段階に細分化して表示しています。これにより下位格付における危険度をより明確に判別できるようになっています。

■リスモンの概要(東京証券取引所第二部上場 証券コード:3768)
2000年9月設立。同年12月よりインターネットを活用した与信管理業務のアウトソーシングサービス、ASPサービス事業を開始しました。以来サービス分野を拡大し、現在は与信管理サービス、ビジネスポータルサイト(グループウェアサービス等)およびBPOサービスの3つを中核事業と位置づけ、事業展開しております。
リスモングループ法人会員数は、2018年9月末時点で11,622(内、与信管理サービス等6,050、ビジネスポータルサイト等3,088、その他2,484)となっております。
ホームページ: http://www.riskmonster.co.jp/

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