検索エンジン順位変動と動向(2017年4月)

2017年4月の検索エンジン順位変動(モバイル・PC)とその動向をまとめました。

【2017年4月の順位変動について】

(添付画像参照)

【順位変動観測指標の説明について】

下記URL参照
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper_sup/rank_introduction.html

人材・旅行・小売/通販・不動産・メーカー・金融の、各業界別順位変動状況についてもまとめています。
http://www.irep.co.jp/press/whitepaper/2017/20170515.html

【2017年4月の総括】

2017年4月の順位変動は、モバイル検索・PC検索とも上旬と下旬にそれぞれ非常に大きな順位変動が発生しました。なお検索品質向上に関する進捗状況報告の中で検索アルゴリズムの改善が発表されましたが、実装時期が明示されていないためこれらの順位変動に関連しているかは不明です。
検索エンジンの動向では、フェイクニュースへの対策が前月に続き実施されました。またモバイル画像検索の「似ている商品」などの機能はECサイトには非常に有利な機能となりますので構造化データマークアップの実装を推奨します。

【2017年4月検索エンジン動向】

2017年4月7日
■米Google 、「ファクト チェック」ラベル機能を導入
2017年4月7日、米Googleは「ファクト チェック」ラベル機能を全世界の自然検索とニュース検索で実装しました。
2016年の米大統領選などで、嘘の内容でユーザーの関心を煽る「フェイクニュース」が大きな問題となりました。対抗策として、多くのメディアやプラットフォームが、信憑性のある第三者機関による見解を表示する「ファクト チェック」機能を導入しています。
フェイクニュースの検証記事に構造化データマークアップすると検索結果にファクト チェックラベルが表示されます。ファクト チェックラベルの表示には、以下の要件を満たす必要があります。なおリッチスニペットの一種になるため、要件を満たしても表示されない場合があります。

  1. データの明示
    Schema.orgのClaimReviewマークアップまたはShare the Factsウィジェットを実装する
  2. 各種ガイドラインへの準拠
    Google ニュースの一般的なガイドライン、ファクト チェックの基準、構造化データの品質ガイドライン等に準拠する

※Google モバイル検索(www.google.co.jp)にて「wax apple cancer」で検索した際の検索結果表示例(添付画像参照)

(2017年4月27日時点)
https://blog.google/products/search/fact-check-now-available-google-search-and-news-around-world/

2017年4月11日
■Google 、モバイル画像検索でショッピング向け機能を強化
2017年4月11日、Google はモバイルでの画像検索に、ショッピングに役立つ機能を導入しました。
導入した機能は以下の2点です。

  1. 似ている商品
    ユーザーが選択した画像と類似した商品を販売するWebページを「似ている商品」欄に表示する機能です。「似ている商品」に表示するには構造化データマークアップが必要です。
  2. スタイルのアイデア
    ユーザーが選択した画像に類似したアイテムを身に着けている画像の一覧を表示する機能です。表示ロジックは明示していません。
    これらの機能は、ECサイトの流入獲得に役立つ可能性があります。

※Google モバイル画像検索(www.google.co.jp)にて「ボールペン」(左図)と「タキシード」(右図)で
検索した際の検索結果表示例(2017年4月27日時点)(添付画像参照)

https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/04/similar-items-rich-products-feature-on.html
https://blog.google/products/search/now-image-search-can-jump-start-your-search-style/

2017年4月25日
■Google 、検索品質向上に関する進捗状況を報告
2017年4月25日、Google は「フェイクニュース」や「ヘイトスピーチ」などの有害な情報を検索結果から排除するための、様々な取組みについての進捗状況を報告しました。
以下の3点の改善を報告しています。

  1. 品質評価ガイドライン
    検索アルゴリズムの指標を記載した品質評価ガイドラインに虚偽情報」「ヘイトスピーチ」「釣りタイトル」などの評価を盛り込みました。(参考:「米Google 、「偽ニュース」「ヘイトスピーチ」などに対し対策強化の方向性」)
  2. 検索アルゴリズム
    低品質なコンテンツの評価を低下し、権威あるコンテンツの評価が向上するように検索アルゴリズムを改善しました。なお検索アルゴリズムの改善時期については明示されていません。
  3. フィードバックツール
    「オートコンプリート」「強調スニペット」に不適切な情報が表示された場合、「どのような点で不適切か」を明確にしたフィードバックができるようになります。

※オートコンプリート(左図)と強調スニペット(右図)のフィードバックツール
(2017年4月27日時点)(添付画像参照)

https://webmaster-ja.googleblog.com/2017/04/our-latest-quality-improvements-search.html

以上

■株式会社アイレップ について
アイレップは広告主のマーケティング成果を最大化するデジタルマーケティングエージェンシーです。国内圧倒的ナンバーワンのSEM領域に、データを起点とした新たな広告事業・ソリューション事業を加えることで、「ユーザーへの最適な情報流通により、国内外のクライアント企業の成果を最大化へと導くエージェンシー」の立場を確固たるものにしていきます。
━━ 会社概要 ━━
【社名】 :株式会社アイレップ
【所在地】:東京都千代田区永田町2丁目11番1号 山王パークタワー7F
【URL】 :http://www.irep.co.jp/
【代表者】:紺野俊介
【設立年月】:1997年11月
【資本金】:5億5,064万円(2016年9月末現在)
【事業内容】:
・広告代理事業
・ソリューション事業
・ツール事業
・その他(デジタルメディア事業等)
【記事転載・引用等に関する問い合わせ先】
●株式会社アイレップ
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※アイレップは、D.A.コンソーシアムホールティングスの100%子会社です

■D.A.コンソーシアムホールディングス株式会社 
【代表者】: 矢嶋弘毅
【所在地】: 東京都渋谷区恵比寿4-20-3 YGPタワー33F
【URL】 : https://www.dac-holdings.co.jp/
【設立年月】: 2016年10月
【上場市場】: 東京証券取引所市場第二部(証券コード:6534)

【アイレップ】検索品質向上に関する進捗状況(フィードバックツール)
【アイレップ】似ている商品、スタイルのアイデア、の検索結果表示例
【アイレップ】「ファクト チェック」ラベル検索結果表示例
【アイレップ】検索順位変動(2017年4月)
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