【名城大学】ボランティア協議会が宮城県気仙沼市大島でボランティア活動を実施
2024-03-08 12:00
東日本大震災から間もなく13年 発生直後から継続する活動に今年も取り組む
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東日本大震災から3月で間もなく13年になるのを前に、本学ボランティア協議会が2月22日から26日までの5日間、宮城県気仙沼市の大島地区でボランティア活動「はまらいんや大島」を実施しました。東日本大震災の発生直後から継続している活動で、今回は学生23人が参加しました。
「能登半島地震の被災地でも、自分たちにできることから活動していきたい」
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学生たちはまず、島内を散策して観光名所などを巡り、大島の魅力に触れました。2011年3月11日の記憶が残っている学生はほとんどいませんでしたが、夜には住民から話を聞いたり、映像を見せてもらったりして震災直後の島内の状況を実感し、涙を浮かべる学生もいました。
ボランティア活動は約1カ月後に卒業式を控えた大島小学校で体育館の清掃を行いました。教員から「児童や先生の数も限らており、清掃が行き届かない」と聞き、学生たちはより気合を入れて清掃に励みました。この後、ボランティア協議会の先輩たちが観光復興を目的に製作したベンチや看板の補修作業にも取り組みました。
滞在中、メンバーは気仙沼市役所も訪問し、菅原茂市長にボランティア協議会や今回の活動状況などを説明しました。最後に「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館」を訪問し、に震災当時のまま残された建物見て地震と津波の恐ろしさを感じていました。
今回の活動を振り返り、前川和人さん(農学部2年)は「月日が経過しても風化せてはいけないこととして胸に刻んでいきたいです。復興後の被災地を見たことで、あらためて能登半島地震の被災地でも自分たちにできることから活動をしていきたい」と感想を話していました。
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