昼間の強い眠気は超危険! 居眠り運転、転落、転倒などの事故にもつながる「過眠」について解説

セントラルメディエンス、コラム更新のお知らせ

 医療従事者のマッチングや医療品の卸、医療機関のトータルサポート事業を展開する株式会社セントラルメディエンス(本社:東京都港区、代表取締役:中川隆太郎、以下「当社」)は、「過眠」についてご紹介するコラムを更新いたしましたのでお知らせいたします。

 しっかり寝たはずなのに職場や学校で急に眠くなったり、居眠りをしてしまったりした経験はありませんか?
以前にも、「スマホの光と不眠について」や「睡眠改善薬と睡眠薬の違い」など、睡眠や不眠に関するコラムを配信しておりますが、今回は睡眠をとっていても昼間に眠気がでる「過眠」についてご紹介いたします。

 


 

■過眠とは

 夜間に十分睡眠をとっているはずなのに日中に強い眠気が出現し、居眠りしてしまう、日中に目覚めていられなくなるなど、病的な眠気があると考えられるような状態を「過眠」といいます。
 
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット 過眠
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-010.html
 

■過眠の症状は事故などの危険もある!

 健康な人でも、午後の早い時間帯には体内時計の働きにより眠気が出てきますが、意志の力によって目覚めていることができます。しかし、いくらがんばっても目覚めていられない場合は、病的な眠気と考えられます。
このような病的な眠気があると、学業や仕事の能率が落ちるだけでなく、「いい加減な人」と社会的な評価が悪くなったり、居眠り運転事故を起こしたり、転落、転倒などの事故に巻き込まれやすくなります。また、職業運転手や、大型機械オペレーター、組織のトップなどでは操作ミス、判断ミスにより大事故や大損失の原因となります。過眠によって、学業不振や、就業困難などの影響があるだけでなく、生活習慣病を悪化させ、すぐに治療が必要な睡眠時無呼吸症候群などの病気が隠れていることがありますので、専門機関での検査・治療が必要です。

出典:厚生労働省 e-ヘルスネット 過眠
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-010.html
 

■過眠を引き起こす病気とは?

 過眠を引き起こす病気はいくつかありますが、大きく分けて2種類あります。
  

① 睡眠中の身体の症状のために深く眠ることができず、慢性の睡眠不足となってしまうもの

●睡眠時無呼吸症候群

代表的なものが睡眠時無呼吸症候群です。この病気では眠り出すと呼吸が止まってしまい、身体が酸欠状態になるため睡眠が中断します。しかし眠り出すと再び呼吸が止まってしまうため、深い睡眠をとることができなくなります。このため慢性の睡眠不足の状態となり、昼間の眠気が出現します。
睡眠時無呼吸症候群では昼間の眠気が出現するだけでなく、夜間の長時間の酸欠状態により、高血圧が引き起こされたり、動脈硬化が進行して心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすくなったり、糖尿病が悪化したりと、生活習慣病が引き起こされます。このため中等症以上の睡眠時無呼吸症候群を放置すると10年後には3~4割の方が死亡してしまうといわれており、早期治療が大切です。
 

② 脳の中の睡眠を調節する機構がうまく働かず、日中に強い眠気が出現するもの

●ナルコレプシー

代表的なものがナルコレプシーです。夜十分な睡眠をとっていても昼間に突然眠気に襲われ、居眠りしてしまいます。眠気が襲ってきたことに気づく前に眠り込んでしまうため、居眠りをしたことに本人が気づかないこともあります。ナルコレプシーは目を覚まし続ける役割を持っているヒポクレチンあるいはオレキシンといわれるタンパク質を作り出すことができなくなることによって起こります。
 

出典:e-ヘルスネット 昼間の眠気 -睡眠時無呼吸症候群・ナルコレプシーなどの過眠症は治療が必要
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-002.html
 
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット ナルコレプシー
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/keywords/narcolepsy
 

■睡眠不足の影響も

 健康な人でも長期間睡眠不足が続くと昼間の強い眠気が出現することがあり、睡眠不足症候群と呼ばれます。睡眠不足症候群では平日の睡眠時間が3~5時間と短く休日に睡眠不足を取り戻すため9~10時間と長く眠るのが特徴で、平日の睡眠を十分とるようにすると日中の強い眠気はなくなります。毎日必要な睡眠時間は人によって異なりますので、周りの人が4~5時間の睡眠で大丈夫だから自分も大丈夫だろうと、同じような生活をしていると睡眠不足の影響が強く出ることがあります。 
 

■まとめ

 昼間に強い眠気があり、居眠りなどで学業や仕事に支障がある場合は、睡眠障害専門の医療機関を受診して必要な検査・治療を受けることが大切です。また、過眠以外にも不眠など睡眠に関して何らかの悩みがあるのであれば自己判断せず、まずはお勤め先の産業医や、かかりつけ医にご相談いただくことをおすすめします。
 
産業医ラボ.comでは産業医の紹介も行っております。また、睡眠改善インストラクターも在籍しておりますので、ご契約企業様向けの睡眠改善相談も実施が可能です。ぜひお気軽にお問い合わせください。
 


 

株式会社Central Medience

代表者:代表取締役 中川隆太郎
所在地:〒105-0001 東京都港区虎ノ門2-10-1 虎ノ門ツインビルディング EAST棟8階
事業内容:メディカルサポート、メディカルキャリア、医療経営等のソリューション提供 他
公式HP:https://centralmedience.com/ 

 


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