日本オラクル、「Oracle WebCenter 11g」の国内提供を開始
日本オラクル(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄、以下 日本オラクル)は、統合化されたワークプレイス(*1)環境を短期間で構築できる次世代コラボレーション基盤「Oracle WebCenter 11g」の提供を、2009年9月8日より開始します。「社員」、「ビジネス・プロセス」、「コンテンツ」、「知識(ナレッジ)」を有機的に結びつけ、個人やチーム、プロジェクト単位で最適な作業環境を一つの画面上に統合することで、ビジネス・ユーザーとIT部門の生産性向上に寄与し、エンタープライズ2.0(*2)を実現する新たなワークスタイルを可能にします。
*1:一つの画面に仕事上で取り扱う情報やアプリケーションを統合・集約し、すべての業務が出来るようにする作業環境
*2: Web 2.0の概念や技術を取り入れたソフトウェアを活用して、組織内の情報共有、コラボレーション、ナレッジ・マネジメントを促進すること
従来の企業情報ポータルは、社内の各種リソースへのリンク集から発展し、コンテンツの一元的な管理やアクセスを提供してきました。ビジネス環境における知的労働の比重の増大やWeb 2.0テクノロジーの進化を背景に、業務生産性の向上と組織の壁を越えた新たな形での知識の共有やコラボレーション環境が求められる昨今、Wiki、ブログ、SNS、Twitterなどのソーシャルメディアの企業内活用やコンテンツのリッチ化も進んだことで、次世代の統合ワークプレイスとしてのポータル再構築の機運が高まっています。
「Oracle WebCenter 11g」は、性能やセキュリティ面において大規模導入に耐えうる拡張性を備え、パーソナライズ、エンタープライズサーチ、リンキング、タギング、アラートといったWeb 2.0のテクノロジーを駆使した新たなワークスタイルを実現します。また、エンタープライズ・マッシュアップの手法を用いて、全社ポータルのコンテンツ、ワークフロー、業務アプリケーションを簡単に個人やチームのワークプレイスに取り込むことで、業務生産性の飛躍的な向上とともに、一元化されたポータル基盤上でのコンテンツ管理を可能にし、IT部門の運用管理のリスクとコストを低減します。
■「Oracle WebCenter 11g」は、下記の特長を備えています。
・日々の業務に必要なアプリケーションやコンテンツが統合されたワークスペースがあらかじめ用意されているため、迅速にチームサイトやコミュニティの構築が可能
・オラクル製品以外で構築された既存ポータルも含め、すぐにソーシャルアプリケーションなどのサービスを活用して拡張が可能な柔軟性
・他のオラクル製品との完全な統合により、バックエンドの業務アプリケーション、ERP、コンテンツ管理、統合検索、ビジネス・プロセスとの連携を実現
■「Oracle WebCenter 11g」で追加または強化された主要なコンポーネントは以下の通りです。
・「Oracle WebCenter Spaces」
個人とチームがシームレスに連携し、コラボレーションを行うためのワークスペースを提供します。ビジネス・ユーザーがWebベースのコミュニティを活用し、プロジェクトやビジネス・プロセスの簡素化と迅速化を実現できます。
・「Oracle WebCenter Services」
タギング、リンキング、アクティビティ履歴、RSS、ランク付け、コネクション、アクテビティ・グラフなどの新たなソーシャルアプリケーションを、追加設定なしにエンタープライズ・アプリケーションに取り入れることができます。これにより、コミュニケーションの活性化や個人の生産性が向上します。
・「Oracle Business Dictionary」
企業におけるアプリケーション、ビジネスインテリジェンス、ビジネス・プロセス、コンテンツなどのコンポーネントを役割別に用意したライブラリー集です。ITおよび業務部門のユーザーは、これらを容易に組み合わせ、編集、共有、カスタマイズすることでエグゼクティブ・ダッシュボードを作成できます。
・「Oracle Composer」
エンドユーザーがソーシャル・コンピューティング・サービスを活用し、ポータルやコンポジット・アプリケーションを簡単にマッシュアップしたり、カスタマイズできる、操作性、拡張性に優れたツールです。共通メタデータ管理を利用しているため、パーソナル化した設定は基盤となるアプリケーション上に別の層として保存されます。これにより、更新やパッチを適用する場合でも、カスタマイズした内容はそのまま保持されるため、IT部門の作業効率が向上します。
■日本オラクルでは、以下の主要パートナーとの協業をさらに強化し「Oracle WebCenter 11g」の提案、構築を行っていきます。
・伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
・沖電気工業株式会社
・新日鉄ソリューションズ株式会社
・東芝ソリューション株式会社
(企業名五十音順)
◆製品価格
「Oracle WebCenter Suite 11g」:
14,266,350円/1プロセッサ(税込み)、285,285円/Named User Plus(税込み)
*価格は予告無く変更される場合があります。
価格の計算方法として「Processorライセンス」と「Named User Plusライセンス」があります。
Processor:ハードウェアの仕様(CPU数)に応じて価格設定をするライセンスです。
Named User Plus:オラクル製品に対して使用する権利を与えられている個人が何名いるかによって価格を設定する「指名ユーザー」ライセンスです。
●日本オラクルについて
日本オラクル株式会社は、オラクル・コーポレーションの日本法人として1985年に設立されました。国内を拠点とした情報システム構築のためのソフトウェア製品、ソリューション、コンサルティング、サポートサービス、教育の事業を展開しています。1999年2月5日に店頭市場へ株式公開、2000年4月 28日に東証一部上場。従業員数2,226名(2009年5月末現在)。URL: http://www.oracle.co.jp/
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 野見山
TEL:03-6834-4835 / Fax: 03-6834-6144 / E-mail: Yuko.Nomiyama@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press
*Oracleは、米国オラクル・コーポレーション及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における商標または登録商標です。その他の会社名および商品名は、各社の商標または登録商標です。