日本は著しく低い補聴器の使用率、 助成金薄いため高額になるのが一因 新しい聴覚サポート骨伝導集音器、4/20・21に試聴体験会実施
クラウドファンディングで2,600万円を突破している新製品「Vibone nezu 3」
ソリッドソニック株式会社(本社:兵庫県神戸市、代表取締役:久保 貴弘)では、日本の難聴者問題を受けて新しい音の伝達手段として骨伝導集音器「Vibone nezu 3(バイボーン ネズ スリー)」を開発、現在開催中のクラウドファンディングでは既に2,600万円を突破しています。この新製品の試聴体験会を、2024年4月20日、21日に大阪で実施します。
商品詳細はこちら: https://kibidango.com/2483
(ソリッドソニック株式会社HP)
日本の聴覚障害者は9人に1人の割合
日本補聴器工業会の調べによると、日本の聴覚障害者は1,430万人。これは日本の人口の9人に1人に当たります。聴覚障害者は生活音など周囲の情報が受け取れず、事故や災害など緊急時の対応が難しくなります。また、聞き取れないことでコミュニケーションも困難です。外見では分かりにくいこともあり誤解を生みやすく、精神的に苦しくなることも多くあります。
聞こえを良くするためには補聴器や集音器を使用するのが一般的ですが、日本は欧米各国と比べて補聴器の使用率は低く15.2%となっています。障害が中等症以下の場合は公的助成が薄いため、公的な補助が出ないと片耳だけで15万円程度はかかり断念せざるを得ない状況があります。
聞こえる!骨伝導集音器の体験会で感動の涙も
それらの問題を改善すべく、安価で高性能な両耳用骨伝導集音器として開発したのが「Vibone nezu 3」です。骨伝導集音器とは振動で音を届ける聴覚サポート機器のことで、価格は83,200円(送料・税込)。形状はネックバンド型ワイヤレスイヤホンで、重量は約80グラムと軽量です。周辺の不要な音を取り除く機能や、音質を聞き取りやすいように調整できる機能などもついています。
全国で順次開催している試聴体験会では、実際に振動で伝わる音を体験できます。中には全ろう(全く耳の聞こえない)の試聴者が生まれて初めて音を聞いたという例も出ています。「はじめは不安でしたが、実際に装着してみてこんなに聴こえているのかとびっくりしました。30数年ぶりに生の声が聴けて、ただただ感動でした。(40代女性)」「娘が初めて聴こえた!と嬉しそうな顔をしているのを見て感動しました。(30代女性)」などの声をいただいています。
札幌試聴会動画: https://youtu.be/xZbi1CLHJlY
仙台試聴会動画: https://youtube.com/shorts/iqwfuzYPPfo
聞こえのハンディキャップが存在しない社会の実現へ
この商品は実は事業承継により開発を引き継いでできたもので、完成までトータルで約15年かかっています。神戸市のバックアップを受けて始めましたが、開発には難航し一時は事業継続自体が危うくなったこともありました。試作機を使用して初めて音が聴こえたと涙している姿を見て、必ず完成させたいと踏ん張り改良を積み重ねて今に至ります。初号機から現在まで約1,400個を販売しています。現在、クラウドファンディングを行なっており、すでに収益は2,500万円を超えています。
開発者(代表)のコメント「おかげさまで現在の3号機では会話だけではなく普通に音楽や映画などを楽しんでいただけるまでに進化しました。『聞こえに関するハンディキャップが存在しない社会を実現する』の理念でより多くの方の聞こえに貢献したいと思います。」
クラウドファンディング概要
開催サイト: Kibidango
開催期間 : 2024年1月13日~5月8日
URL : https://kibidango.com/2483
大阪 試聴体験会
開催日:2024年4月20日(土)
時間 :11:00~17:00
会場 :NLC新大阪8号館 9階903号室
大阪市淀川区西中島3-9-13 NLC新大阪8号館
開催日:2024年4月21日(日)
時間 :11:00~17:00
会場 :エブリグランデ新大阪 201号室
大阪市東淀川区東中島1-19-11 大城ビル2階 201号
会社概要
会社名 : ソリッドソニック株式会社
代表 : 代表取締役 久保 貴弘
本社 : 〒651-0086 兵庫県神戸市中央区磯上通6丁目1-17 ヴェンブレービル7階
事業内容: 音響機器や音響システムの研究、開発、設計、コンサルティング
URL : https://solidsonic.co.jp/