インドVCのインヴェンタスと業務提携

　テックファームホールディングス株式会社（所在地：東京都新宿区、代表者：代表取締役 CEO 永守秀章、以下：テックファームHD）は、インドのスタートアップ企業に投資するベンチャーキャピタル（VC）のInventus India（所在地：インド  バンガロール、代表者：ルトヴィク・ドシ、以下：インヴェンタス）と業務提携しました。これにより、インヴェンタスが接点を持つインドのスタートアップ企業やインド工科大学のインキュベーションセンターなどと連携し、共同で新規事業の創出やAI・IoTなどの新ソリューション開発を行っていきます。

　テックファームグループは、これまでもシリコンバレーなどに拠点を構え、最新技術を活用したソリューションを開発・提供してきました。本提携でインドのスタートアップ企業やインド工科大学のインキュベーションセンターと連携ができることにより、インドにおける最新技術の情報や知識・ノウハウを獲得し、新規事業の創出や新ソリューションの開発に活用していきます。

インヴェンタスのルトヴィク・ドシ〈左〉とテックファームグループのシヴァグル・パンディアン（Sivaguru Pandian）〈右〉

　本提携にあたり、インヴェンタスのマネージングディレクターであるルトヴィク・ドシ（Rutvik Doshi）は次のように述べています。
「テックファームグループの知見と実績から、インドのスタートアップ企業との相乗効果を大いに期待しています。提携によって、日本の社会や企業のさまざまな課題解決にインド発の技術を活用するとともに、インドのスタートアップ企業の日本での事業展開に繋げたいです。」

　またテックファームHDは、インヴェンタスが新たに組成し、AI・IoTに特化したVCファンドへ出資します。これによりインドのスタートアップ企業とのネットワークを広げ、先進技術の獲得や事業連携はもちろん、更に強い結びつきを視野に直接的な資本・業務提携も検討していきます。

　インヴェンタスは、共同事業者のルトヴィク・ドシ、サミール・クマール（Samir Kumar）、パラグ・ドール（Parag Dhol）の3氏全員が、テクノロジーと経営の分野でそれぞれインドの最高学府であるインド工科大学とインド経営大学院を卒業。インテルやグーグルに在籍した経験を有し、技術と経営に関する深い知見を併せ持つVCとして高く評価され、インド工科大学インキュベーションセンターにもボードメンバーとして参加しています。

　これまでにもインドのスタートアップ企業を中心としたファンドを運営し、インターネットビジネス企業をメインターゲットに組成した2008年のファンドIは投資金額の約3倍、保険・教育とテクノロジーを掛け合わせたクロステック企業を中心に投資した2013年のファンドIIは投資金額の約2倍の実績を残しています。

　過去の投資先としては、インド最大の保険会社「Policybazaar」やインド最大のバスチケット予約サイトを運営する「redBus.in」などがあります。

■参考情報：提携の背景
　バンガロールはIT企業・人材が集まる一大拠点で「インドのシリコンバレー」とも呼ばれ、近年はスタートアップ企業が目覚ましい躍進を遂げています。そうした中、2018年10月に日印両国間でデジタル協定が締結され、企業や人材の相互進出を促すなど協力関係が強化されつつあります。また、アメリカのトランプ政権が専門技能を持つ外国人向け就労ビザの発給基準を厳格化したことを背景に、優秀な技術者や経営者を輩出するインドの大学は世界中から注目されています。

1st Floor, G.R. Primus, 69/1, 1st Cross, Domlur, Bangalore

マネージングディレクター　ルトヴィク・ドシ、サミール・クマール、パラグ・ドール

2008年

インドのスタートアップ企業を中心としたファンドを運営

http://inventuscap.com/

東京都新宿区西新宿3丁目20番2号 東京オペラシティタワー23F

代表取締役社長　永守  秀章

1991年8月30日

1,823,260千円（2018年1月末現在）

自社サービス事業とシステムインテグレーション事業を併せ持つ、付加価値創造型モバイルソリューショングループを統括。グループはシステムインテグレーションのテックファーム株式会社、カジノ施設向けモバイル決済ソリューション開発のPrism  Solutions Inc.、自動車アフターマーケット向けパッケージソリューションの株式会社EBE、の4社により構成。

https://www.techfirm-hd.com/

※記載の商品名、サービス名及び会社名は、各社の商標または登録商標です。