＜美術展開催のご案内＞阿部平臣生誕100年記念　展覧会のお知らせ

2021-03-30 11:15

この度、福岡県直方市出身の洋画家でアラブを描いた作品で知られる、阿部平臣(1920-2006)の生誕100年を記念して、4月1日より順次、福岡県の直方谷尾美術館、田川市美術館にて、その人となりと作品を回顧する「生誕100年記念阿部平臣展」が開催されます。戸嶋靖昌記念館は本展覧会を後援、東京・麹町の展示場にて、所蔵する阿部平臣の作品を「風の旅路展」で、同時期に展示します。

この度、福岡県直方市出身の洋画家阿部平臣の生誕100年を記念して、福岡県内の直方谷尾美術館(阿部平臣展―知られざる思い出達―：2021年4月1日～5月30日)、田川市美術館(阿部平臣展―ふるさとに根ざし、描いたもの―：2021年4月8日～5月9日)の二館がそれぞれ異なるアプローチで、阿部平臣の画業と人となりの全貌を辿ります。直方谷尾美術館では、筑豊の大地と息吹を感じながら制作し続けた画家の軌跡を、「知られざる思い出達」とともに回顧、未公開の個人所有の資料を多く展示、デッサン、襖絵などをはじめ珍しい作品とともに、故郷との繋がりを知ることのできる展示となります。田川市美術館では、初期の抽象画からライフワークとなった中近東シリーズなど、油彩画の大作を中心に資料とともに紹介、画家の生涯を包括的に辿ることができます。また、東京・麹町にある戸嶋靖昌記念館では、同展覧会を記念し、「風の旅路展」(2021年4月12日～6月26日)を開催。阿部平臣の油彩の大型作品含む所蔵作品を全て展示、生誕100年を祝います。

≪家路≫阿部平臣画、戸嶋靖昌記念館蔵

-阿部平臣展紹介文-
筑豊を代表する画家の一人、阿部平臣(1920-2006)。1944年に東京美術学校(現東京藝術大学)を卒業後、故郷直方で生涯画業を貫いた。中近東の人々を情熱的に描いた代表作を始め、画業の変遷や画家の知られざる側面を一挙公開。過去最大の回顧展となります。
東京・麹町の戸嶋靖昌記念館にても、阿部平臣の作品を記念展示します。

概要

■展示会名：(1) 生誕100年記念　阿部平臣展―知られざる思い出達―、
　　　　　　(2) 生誕100年記念　阿部平臣展―ふるさとに根ざし、描いたもの―
　　　　　　(3) 風の旅路展
■会期　　：(1) 2021年4月1日～5月30日
　　　　　　(2) 2021年4月8日～5月9日
　　　　　　(3) 2021年4月12日～6月26日
■会場　　：(1) 直方谷尾美術館　福岡県直方市殿町10-35
　　　　　　(2) 田川市美術館　　福岡県田川市新町11-56
　　　　　　(3) 戸嶋靖昌記念館　東京都千代田区麹町一丁目10
■時間　　：(1) 午前9時30分～午後5時30分(入館は午後5時まで)
　　　　　　(2) 午前9時30分～午後5時30分(入館は午後5時まで)
　　　　　　　　最終日は午後4時30分(入館は午後4時まで)
　　　　　　(3) 午前11時～午後6時(入館は午後5時30分まで)
■観覧料　：(1) 一般400円(240円)、高校・大学生200円(120円)、中学生以下無料
　　　　　　(2) 一般400円(300円)高校・大学生200円(100円)、中学生以下無料
　　　　　　　　※()内は20名以上の団体料金。障がい者手帳をお持ちの方は無料。
　　　　　　　　毎週土曜日は高校生無料。
　　　　　　(3) 入場料無料、要事前電話予約(直：03-3511-8162)

阿部平臣とは

プロフィール

阿部平臣　あべ・ひらおみ(1920-2006)
福岡県直方市生まれ。東京美術学校油画科卒業。東京で就学中に結核を患い、兵役を免れる。戦後、美術教師として郷里直方で教え始める。自由美術家協会、春陽会へ作品を出品。また行動美術展では初出品にして行動新人賞等を、その後も度々行動美術会から賞を受ける。中東、ヨーロッパ、南米を周遊、ブラジル、サンパウロ、東京日本橋画廊で個展。北九州市立美術館、東京国立近代美術館にて作品が収蔵される。《家路》《牧童》《石歴》等。
一般財団法人阿部美術振興財団： https://abe-art.jimdofree.com/

美術展：生誕100周年　阿部平臣展ほか
直方谷尾美術館「生誕100年記念阿部平臣展―知られざる思い出達―展」
http://yumenity.jp/tanio/
田川市美術館「生誕100年記念阿部平臣展―ふるさとに根ざし、描いたもの―」
https://tagawa-art.jp/exhibition/r03year/20210408-01.html
戸嶋靖昌記念館「風の旅路展」
http://www.shigyo-sosyu.jp