常石造船、中国事業を大幅に強化

2004-02-24 14:00

常石造船株式会社(本社:広島県沼隈郡沼隈町常石1083、代表取締役社長:神原勝成、以下 常石造船)は、中国浙江省舟山群島の秀山島に設立した現地法人の設備を拡充するとともに、船舶ブロックを製造する新たな現地法人を設立、この中国2工場と国内工場との協働体制の確立を通じて新船建造能力を強化します。中国事業の強化に向けては総額で約35億円を投資し工場の建設及び拡充を進め、今年度中には年間3隻分、次年度からは4隻分に及ぶブロック製造能力の増強を実現します。

新たに設立する現地法人「常石集団(舟山)大型船体有限公司」(董事長:小森眞治)の資本金は751万米ドル(約8.2億円)、総額で1721万ドル(約18.9億円)に及ぶ設備投資を行い、22万平方メートルの敷地を1月中に取得し3月稼働に向けて船舶ブロック工場を建設します。今年7月には工場全体を本稼働させる予定です。新工場は主に船舶の大型ブロックを製造し常石造船の国内工場へ出荷します。

一方、昨年設立した「常石集団(舟山)船業発展有限公司」(董事長:小森眞治)については318万米ドル(約3.7億円)の増資を実施して、さらに設備増強を行います。計画では21万平方メートルの敷地にブロックの移動設備を設置するとともに、クレーンやキャリアの増強も実施する予定です。本工場では、主に船舶の居住区及び大型ブロックの製造を担当、常石造船の国内工場向けに出荷します。
上記の大型ブロックは、納期が安定化するまでの当面の間は、グループ会社向けの建造船に引き当てられる予定です。

中国経済の発展を背景に船舶市況は堅調に推移しており、常石造船では定評あるばら積み船TESSシリーズをはじめとして引き続き活発な受注を見込んでいます。常石造船は建造能力の拡充に向けてグローバル戦略を積極的に推進しており、すでにフィリピン・セブ島に設立した現地法人「常石ヘビー・インダストリーズ」の設備増強も着々と進められています。
この度の中国事業の強化はグローバル戦略の一環として実施される施策であり、常石造船では、今後も日本、中国、フィリピンに展開する生産拠点における品質向上やコストダウンのとり組みを積極的に進め、国際競争力の一層の強化をめざします。

添付資料:中国・秀山島における造船工場(常石造船・現地法人)写真
下記URLよりダウンロードできます。
http://www.news2u.net/incidental_download.php3?sid=47d00cea7c&rid=NRR20043440

■ 本件に関する報道関係お問い合わせ先
常石造船株式会社 経営企画部長 長谷川 弘
TEL:084-987-4915
Eメール:hiroshi_hasegawa@ts.tsuneishi.co.jp
URL: http://www.tsuneishi.co.jp/

中国・秀山島における造船工場(常石造船・現地法人)写真
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