石油化学原料の削減に貢献する収縮フィルム「ファンシーラップ(R) GB50」を販売開始!
マスバランス方式によるバイオマス原料を50%相当使用したスチレン系製品を展開
グンゼ株式会社(本社:大阪市北区、社長:佐口 敏康、以下「グンゼ」)は、石油化学原料の削減に貢献する収縮フィルムの新グレード「ファンシーラップ GB50」を2022年2月1日から販売開始いたします。この製品はマスバランス方式によるバイオマス原料を約50%相当使用したスチレン系製品です。今回の新グレード販売開始は、石油由来原料削減と温室効果ガス削減の取り組みの一つとなります。
■開発の背景
グンゼは、2019年12月「プラスチック資源循環基本方針」を制定し、「リサイクル原料、植物由来原料への転換」を打ち出しました。マーケットニーズの大きな変化により、環境負荷低減の優先度が大きく上昇しています。プラスチックフィルム事業では、石油由来原料削減策として「バイオマス化」による環境負荷低減を推進中です。
■新グレードについて
製品名:ファンシーラップ GB50(ジービーゴジュウ)
製品展開:製品厚み 45μm(自動ラベル装着機で使用可)
製品特長:石油化学原料と同等の美麗性と環境負荷低減の両立が可能
展開用途:PETボトル飲料、食料品、日用品等のラベル
販売時期:2022年2月1日より販売開始
販売計画:初年度(2022年度)200tの販売を目指す
■マスバランス方式によるバイオマス由来製品とは
マスバランス方式とは、原料から製品への加工・流通などの工程において、ある特性を持った原料(例:バイオマス由来原料)がそうでない原料(例:石油由来原料)と混合される場合に、その特性を持った原料の投入量に応じて、製品の一部に対してその特性の割り当てを行う手法。第三者機関から認証を受けることにより、トレーサビリティが確保されます。
■今後の展開
マスバランス方式では、サプライチェーン全体で第三者認証を取得することで、環境負荷低減のトレーサビリティが担保されます。そのため、現在第三者認証を取得申請中で、2022年6月には取得完了できる見込みです。石油化学樹脂使用量及び温室効果ガス排出量削減を推進し、持続可能な社会に貢献していきます。