京扇子の老舗がアートなファッションブランド 「バナナとイエロう」を1月16日(土)開業
株式会社宮脇賣扇庵(みやわき ばいせんあん/本社:京都市中央区、社長:南 忠政)は、扇子の新しいあり方を提案するファッションブランド「BANANA to YELLOW(バナナとイエロう)」を2021年1月16日(土)に立ち上げます。同日、宮脇賣扇庵 京都本店の隣に直営店を開店し、公式オンラインショップもオープンいたします。
BANANA to YELLOWは「季節やシーンを問わず、扇子を自由に楽しむ」をコンセプトに、現代のライフスタイルに合わせた扇子の新しいあり方を発信していくファッションブランドです。1823年創業の京扇子の老舗である宮脇賣扇庵が扇子文化の継承と市場拡大を目指し、デザイン会社のGRAPH(グラフ/本社:兵庫県加西市、社長:北川 一成)の協力のもと新ブランドを設立。宮脇賣扇庵の歴史や伝統、職人技、そしてGRAPHプロデュースによるポップでアバンギャルドなアートを掛け合わせた唯一無二の商品で、新たなカルチャーを創出していきます。
ブランドの特徴
扇子はあおいで涼を取る道具ですが、平安時代は貴族の正装の必需品であり、品格を表す装飾品として愛用されてきた歴史があります。また、和歌を書いて贈ったり、思いを寄せ合う二人が手になじんだ扇子を交換したりするコミュニケーションツールとして用いられ、時代とともに芸術品としても扱われるようになりました。さらに古来、風をおこす=災いを避けるとも言われ、扇子を「お守り」のように季節問わず持ち歩く文化も伝えられています。BANANA to YELLOWは、そんな「あおがなくても、持っていたいもの」というルーツや文化に着目し、扇子を中心としたオリジナル商品を開発。扇子をファッションアイテムとして日々のコーディネートに取り入れたり、気持ちを高めたり、自己表現したりするための「アクセサリー」に見立て、唯一無二のアート性を追求していきます。
また、アート、音楽、ファッションをテーマに様々なジャンルのアーティストをゲストとして迎え、コラボレーション商品も販売いたします。
コンセプト
夏でも冬でも、フォーマルでもカジュアルでも。もっと自由に扇子を持てるように。
SENSE to ART いつも身近に「アート」を。
SENSE to MUSIC 本能のままに「自己表現」を。
SENSE to FASHION 「らしさ」のために。
Photographer / Kento Mori, Hair&Make / Aki (THE OVERSEA), Models / KOM I, Aria, Liza, Daisaku, Bert
商品ラインアップ
メインターゲットは、30代後半から40代。男女問わずご愛用いただける扇子を、全24種類用意いたしました(コラボレーション商品含む)。扇面の色や柄は、手塗りやシルクスクリーンなど職人の手作業で施されています。絵柄ごとに独特の質感がある、上質な扇子です。
扇子を気軽に持ち歩けるように、扇子専用のポケットを付けた、オリジナルのTシャツとバッグも販売。扇面の絵柄をTシャツやバッグにも展開し、扇子とのコーディネートを楽しむこともできます。また、宮脇賣扇庵の扇子の芳香をアレンジした、オリジナルの香水も開発いたしました。
価格やサイズなど各商品の詳細は、ホームページでご確認ください。
https://banana-to-yellow.jp/
コラボレーション情報
BANANA to YELLOWでは、様々なアーティストとコラボレーションを行い、オリジナル商品を販売いたします。
大竹伸朗/画家 https://www.ohtakeshinro.com/
作品についてのコメント
長い年月と試行錯誤の先に「扇子」という究極の美の型が生まれた。極め尽くした様々の手技が繊細な工程を経て形を成す「扇子」には雅びと厳しさが同時に宿る。白い地紙の「扇子」を手に、かつて人が「風を生む道具」を欲した刹那ふと思い描いた「形」を想像した。「扇子」の揺らぎがかもす変幻気配・・・自分は「扇形」になにを置くのか?「バナナとイエロう」の場をいただき1面の「扇子」から無辺の可能性を感じることができた。
森永邦彦/ANREALAGE https://www.anrealage.com/
作品についてのコメント
A LIGHT UN LIGHT / 一見真っ白に見える扇子には、太陽と月、二つの円が共存しています。太陽は、フォトクロミックインクで印刷されているため、昼に外に出ると、日の丸のような赤い円に変化します。月は、再帰性反射インクで印刷されているため、夜にフラッシュ光を当てると、三日月のような光が浮かび上がります。太陽と月、光と影、相反する円環がここに共存します。
A WORLD UN WORLD / 扇子の折り目に沿って、スリット状に世界地図と日本地図を共存させています。正面からは二つの地図が混在して見えますが、一方から見ると、世界地図のみが浮かび上がり、もう一方から見ると、日本地図のみが浮かび上がります。扇子を扇ぐ所作により、二つの世界は混ざり合い、新たな世界が立ち上がります。
マヒトゥ・ザ・ピーポー/GEZAN http://gezan.net/
作品についてのコメント
その扇子であおがれ、なびくのは、新しい季節の風。混乱の季節の中を吹き上がる花びらをイメージして狂、全感覚と二種のデザインをしました。これからどんな時代が待っているのか?舞いましょう。
店舗情報
宮脇賣扇庵 京都本店の隣にBANANA to YELLOWの直営店をオープンします。BANANA to YELLOWの世界観を体現した、店舗そのものがアート作品のような現代的なデザインが特長です。
ブランド概要
ブランド名 :BANANA to YELLOW(バナナとイエロう)
開業日 :2021年1月16日(土)
販売方法 :BANANA to YELLOW直営店と公式オンラインショップ
https://banana-to-yellow.jp
直営店所在地 :〒604-8073
京都市中京区六角通富小路東入ル大黒町80番地3
電話 :075-213-0877
営業時間 :11:00-18:00(水曜定休日)
公式Instagram :@banana.to.yellow
https://www.instagram.com/banana.to.yellow/
ブランドプロデュース:GRAPH
店舗設計 :MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO
ご参考
_宮脇賣扇庵 http://www.baisenan.co.jp
扇屋であった近江屋新兵衛から初代が店を受け継ぎ、文政6年(1823年)に創業いたしました。以来今日まで、伝統を重んじ文化や技法の継承を大事にするとともに、時代の流行や新しい技術も取り入れて、上質な商品を皆様にお届けできるよう商品開発・製造に取り組んでおります。
_GRAPH
グラフ株式会社 https://www.moshi-moshi.jp
昭和8年(1933年)に兵庫県加西市で創業。現在は、兵庫の本社にラボを、東京・代官山と京都市内にオフィスを構え、デザイン・ブランディング・知的財産管理・商品企画・特殊技術を要するものづくりなどを掛け合わせながら一貫して行っています。