リクルート『Tech総研』の研究レポート、「10年先の要素技術に投資!東京エレクトロンの採用戦略」公開

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半導体デバイスメーカーの世界的再編を勝機と捉え、市場戦略を強める東京エレクトロングループ。中でも東京エレクトロンの次世代材料や構造を含めた要素技術研究への先行投資が目立ちます。今回、『Tech総研』では、グループで総計150名にも及ぶ技術者中途採用と、その背景にあるビジネス戦略を探りました。

半導体デバイスの性能向上のためには、単なる微細化のみならず、革新的技術の導入が不可欠です。最先端の科学的知見を活かしながら、トランジスタや配線を構成する材料、それらの材料の成膜・成長・加工などの技術を確立するための次世代研究が進んでいます。

日本でもそのための国家プロジェクトが動いていますが、世界各国の半導体デバイスメーカー、製造装置メーカーもこの戦列に並びます。そしてその1つが、半導体製造装置で世界有数のシェアを誇る東京エレクトロンです。

今回の技術者の中途採用予定人数は、グループ全体で150人規模。エレクトロニクス、IT企業等を含めた技術者の中途採用マーケットでは、近年まれにみる大量採用です。今、なぜ東京エレクトロンは、大量採用に踏み切るのでしょうか?

「半導体業界はこの数年、世界レベルでの厳しい淘汰が進んできたし、これからも進む。単に規模の優位性だけでは不十分。研究開発を続けない限り、トップグループで生き残ることはできないというのが我々の認識だ。積極的な研究開発投資により数年内に製品シェアで世界のトップに立つことが我々の目標。幸いにも当社には豊富な内部資金があり、いまそれを研究開発に大胆に投資すべき時期だと捉えている。」

と語るのは、東京エレクトロングループ全体に及ぶR&Dを指揮する、東京エレクトロン開発本部コーポレート開発担当の保坂重敏執行役員。本レポートでは、同社の採用戦略や求める人材像、企業風土などを詳しくご紹介しています。

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