【名城大学】本学を含む「名古屋六大学」の学生による「合同PBL発表会」を開催

名古屋市とあいち銀行から提示された課題の解決策を3チームが提案

「名古屋六大学」の学生による「合同PBL発表会」

本学と名古屋大学、名古屋工業大学、名古屋市立大学、南山大学、中京大学の6大学で構成する「名古屋六大学」の学生による「合同PBL(課題解決型学習)発表会」が2月13日、名古屋市昭和区の中京大学名古屋キャンパスで開催されました。本学から参加した人間学部1年の野田詩太さんら各大学の学生で構成する3チーム(1チーム各6人)が、名古屋市と株式会社あいち銀行から提示された課題の解決策を提案しました。

本学からは野田詩太さん(人間学部1年)が参加 分担してプレゼン

発表会は、6つの異なる大学の専門分野も異なる学生たちが大学間の壁を越えて共通の課題やテーマについて議論を交わし、新たな視点からの課題発見や解決能力の向上を目指す「名古屋六大学魅力創出プロジェクト」の一環です。今回は、昨年6月の発表会で学長に提案・承認された企画案のうち「新たな学びの機会 六大学合同PBL」について、名古屋市とあいち銀行の協力を得て、各チームが昨年12月から課題解決に向け取り組んできました。

この日、3チームが発表したのは▼「なごやかなまちづくりを」と題したあいち銀行のツールを活用した名古屋市の課題解決▼学生プラットフォーム「なごぷら」の広報プロデュース▼あいち銀行アプリのダウンロード(DL)者数増加案―で、学生たちは名古屋市と愛知銀行の担当者や本学学務センターの山本雄吾センター長(経済学部教授)ら大学関係者を前に、分担して課題解決策を明快にプレゼン。発表後には「皆さんはこのプランにどう関わっていくのか」などといった質問にも答えていました。

本学から参加した野田さん(左)
野田さんのグループ

このうち野田さんのグループは、学生と名古屋市が参加するSNSのプラットフォーム「なごや学生プラットフォーム」(なごぷら)の利用者を増やすため、サークルなどの団体の代表を務める上級生にアプローチすることや、スタンプやポイントなどの新たな機能を増やすことなどを提示。今後の展望として、プラットフォーム上での意見交換やオフラインでの座談会・セミナーによる企業・NPOとの連携も挙げました。

「学生ならではのアイデア」「斬新なアイデアを社会実装に結び付けたい」と講評

あいち銀行アプリのDL者数増加案については、Z世代の関心が高い心理テスト「MBTI診断」を活用してアプリの認知度を高め、口座開設後には地域の店のクーポンを配布することを提案。「なごやかまちづくり」では、町内会活動の担い手不足が課題として小学生とその親に働きかけて町内会活動への参加を促し、あいち銀行の金融教育ノウハウを活用して夏祭りで地域限定通貨を使った模擬店運営を体験してもらうアイデアを披露しました。

3チームの発表後、名古屋市の担当者は「『なごぷら』は立ち上がったばかりで、学生ならではのアイデアをいただいた。市もやれることからやっていきたい」、あいち銀行の担当者は「若い人たちは銀行との接点がなく切実に悩んでいる。クーポンはおもしろいアイデアで検討したい」、名古屋市立大学の浅井清文学長は「斬新なアイデアを出していただいた。こうした若い人たちのアイデアを社会実装に結び付けていきたい」と語りました。

最優秀メンバー賞を渡す社本さん(左)
発表会に参加した学生たち

本学からただ1人参加した野田さんは「他の大学の学生と交流したいと思い、参加を決めました。グループで一つの目標に向かって協力し、意見を交わしたり、まとめたりしたことがとても勉強になりました」と振り返っていました。また、昨年6月の発表会で学長に提案した学生6人は、ファシリテーターとして各チームの発表に向けてサポートし、本学経済学部4年の社本大昂さんもこの日、各チームから1人選出される最優秀メンバー賞の授与などを行いました。

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