Colt、最新のサステナビリティ・レポートを公開 ネットゼロ達成に向けた進捗と重要なマイルストーンを報告
――CO2e排出量は2023年比で10%、2019年比で35%削減 CSR活動を通じて67の慈善団体に50万ユーロ*超を寄付――
注:本リリースは英国ロンドンにおいて2025年6月24日(火)に発表されたリリースの日本語抄訳版
です。
*1 Euro=169円換算で約8450万円。
2025年6月24日、ロンドン発 — グローバル・デジタル・インフラストラクチャ企業であるColtテクノロジーサービス(本社:英国ロンドン、代表:ケリー・ギルダー(Ms. Keri Gilder), CEO、以下Colt)、は本日、第4回目となるサステナビリティ・レポート(持続可能性報告書)の発行を発表しました。このレポートでは、Coltテクノロジーサービス(旧Lumen EMEA地域事業所を含む)、及びColtデータセンターサービス(Colt DCS)から成るColtグループの2024年12月31日までの12か月間におけるESG(環境・社会・ガバナンス)領域の取り組みと進捗がまとめられています。
この1年間でColtは、CO2e排出量(マーケットベース)を前年比10%削減、2019年比で35%削減した他、世界最大、かつ最も信頼されている持続可能性(サステナビリティ)評価プロバイダである仏EcoVadis社より、3年連続でプラチナ評価を獲得。また、67の慈善団体に合計564,940ユーロ**を寄付(前年比114%増)、さらに気候変動に対する教育と意識向上を目的とした非営利団体「Arctic Arts Project」とのパートナーシップも締結しました。
**: 1 Euro=169円換算で約95,474,860円。
これらの取り組みは全て、Coltが掲げる「2045年までにScope1・2・3の温室効果ガス(GHG)排出量を絶対値で90%削減」というネットゼロ目標に向けた重要なステップです。レポートでは、Coltのグローバル全体での取り組み、マイルストーン、パートナーシップ、プログラムが紹介されており、同社のコアバリューのひとつである「We can change the world(私たちは世界を変えられる)」を体現しています。
Coltテクノロジーサービス CEOのケリー・ギルダー(Ms. Keri Gilder)は次のように述べています:
「今、ビジネスの在り方は大きく変化しています。目的意識こそが中心にあり、従業員や顧客、パートナーは私たちに誠実さと社会貢献、環境配慮を当然のように求めています。Coltはその責任を誇りとともに受け止め、真摯に行動しています。私たちは、力を合わせれば変化を生み出せると信じています。この最新のサステナビリティ・レポートは、その信念の証であり、進捗と情熱の物語です。私たちは共に前進しています。」
【レポートで紹介されたネットゼロに向けた主な進捗】
・ CO2e排出量(マーケットベース)を2019年比で35%削減、2023年比で10%削減
・ Scope 1及び2排出量を2019年比で79%削減、前年比34%削減
・ Scope 3排出量を2019年比で31%、前年比で9%削減
・ Colt UK・欧州及びColt DCSのグローバル運用における電力の97.4%を再生可能エネルギー(証書活用)から調達
・ グローバル全拠点で調達したScope 2電力の94%が再エネ由来(2023年は78%)、2030年までに100%再エネ達成を目標
・ IT機器590.5トンをリサイクル、CO2換算で約2,200トン、バージン資源約5,600トンを削減
・ 全445台の社用車のうち、30%が電気自動車(BEV)、42%がプラグインハイブリッド車(PHEV)に
・ 欧州におけるTDM(時分割多重)ネットワークの完全廃止を達成。最終32台のスイッチ停止、13.2GWh/年の省エネ効果見込み、13万回線を廃止
・ サプライヤー支出の90.9%において、環境・労働・人権に関する条項を契約に明記
【レポートに記載されたその他の主なハイライト】
・ グローバル・ソーシャルインパクト戦略を拡大。デジタル教育と包摂性を通じて地域社会を支援
・ 2024年に67の慈善団体へ合計564,940ユーロを寄付(前年比114%増)
・ Coltチャリティ・サイクリングで122,000ユーロ(約20,618,000円)以上を集め、さらに222,982ユーロ(約37,683,958円)のマッチング寄付を実施
・ 1,000日超の従業員ボランティア活動日を記録(前年比19%増)
以下の外部評価・受賞を獲得:
・ EcoVadis プラチナ評価(3年連続)
・ LCLキャリアパートナー・サステナビリティ賞(持続可能性への貢献で表彰)
・ ベルテルスマンEco-Innovationサプライヤー賞(スマートビル実証で受賞)
・ 「サーキュラーエコノミー・トランジション・オブ・ザ・イヤー(EMEA)」受賞(Urban Minersとのパイロットプロジェクトが欧州の拠点に拡大され、廃棄された機器のリサイクルを実施した功績により受賞。)
・ Inclusive Employers Standard ブロンズ認証(インクルージョン(包摂性と多様性推進での評価)
・ 環境保護・教育者団体Arctic Arts Projectとの3年間に渡るパートナーシップの締結を発表。「Polar Partner」として、気候変動への行動、教育、啓発活動を支援
・ 国連「女性のエンパワーメント原則」に署名し、UN Target Gender Acceleratorプログラムに参加
・ 2024年の新規採用者のうち44.7%が女性(業界平均17%)
・ Coltの英国及びEUにおける拘束的企業準則(BCR)が規制当局に承認され、Coltは処理者及び管理者として認定。これにより、Coltは業界で初めてISO27701とBCRの両方に準拠した、世界最高レベルのデータプライバシー保護基準を満たした通信事業者となりました。
▶ レポート全文はこちらでご覧いただけます。
【Coltグループ サステナビリティ・レポート2024について】
Coltグループは、Coltテクノロジーサービス(旧Lumen EMEA地域事業所を含む)、及びColtデータセンターサービス(Colt DCS)を運営するグローバルなデジタル・インフラストラクチャ企業です。本レポートは、2024年1月1日から12月31日までの実績をカバーしており、環境・社会・ガバナンスに関する重要な課題(マテリアリティ)について報告しています。
2024年には、EUの新たなESG開示要件に対応する為、初の「ダブル・マテリアリティ評価(DMA)」を実施。企業が地球に与える影響だけでなく、外部環境から受けるリスクと機会の両面を評価しています。
このレポートは、グローバル・レポーティング・イニシアチブ(GRI)基準に準拠して作成されており、英国規格協会(BSI)による独立検証を受けています。
Coltについて;
Coltは、顧客企業のビジネスを成功に導く、「想像を超えたつながり(Extraordinary Connections)」を提供する、グローバルなデジタル・インフラ提供企業です。
優秀な人材と同じ志を持つパートナーに支えられ、デジタル・ユニバースの力をどこでも、いつでも、そしてあらゆる方法でお客様に届けるという目的を持って行動しています。
1992年の創業以来、Coltはお客様への深いコミットメントにより、’City of London (Telecommunications)‘の伝統と共に成長し、ロンドン市に根ざした企業から、40カ国以上で事業を展開するグローバル企業へと成長を遂げ、世界中に6,000人以上の従業員と80以上のオフィスを擁する企業へと発展しました。
Coltの顧客は、ヨーロッパ、アジア、中東、アフリカ、北米最大のビジネス拠点にまたがる230都市32,000の商用ビル、50以上のメトロポリタン・エリア・ネットワーク、275以上のPoP(アクセスポイント)を接続する広範なデジタル・インフラストラクチャから恩恵を得ています。
株式非公開企業であるColtは、最も財務健全性の高い企業の一社でもあります。
Coltは業界を牽引する優れた顧客体験の提供に注力し、顧客企業の革新を、自身の価値観や顧客企業、パートナー、人類、及び地球への責任を以て支援します。
詳細については、www.colt.net/ja/をご覧ください。