日本オラクル、異種アプリケーション統合基盤最新版「Oracle Application Integration Architecture 3.1」を発表

日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は、SOA(Service Oriented Architecture:サービス指向アーキテクチャ)を活用したオラクルの異種アプリケーション統合基盤の最新版「Oracle Application Integration Architecture 3.1」を本日より提供開始することを発表します。

「Oracle Application Integration Architecture 3.1」では19種類の「プロセス統合パック」*1)がオラクルのミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware 11g」に対応します。「プロセス統合パック」の事前に定義された業務プロセスを活用することによって、オラクルが提供する多種類のアプリケーション製品同士や、オラクルのアプリケーション製品と他社製のアプリケーション製品を、業務プロセス単位で効率的に連携することができます。
*1)「プロセス統合パック」:「Oracle Application Integration Architecture」の主要コンポーネントであり、SOAを活用して複数の業務システムを統合することを可能にするパッケージ化された業務プロセス群です。

「Oracle Fusion Middleware 11g」に対応したことで、SOAに関する技術要素を連携するための技術標準SCA*2) (Service Component Architecture)に準拠した設計や開発ができるようになりました。単一の開発画面で「プロセス統合パック」で提供されるビジネス・プロセスの全体を確認しながら、簡単な操作で設計や開発が可能です。また、システムにより異なるデータ形式や通信プロトコルの定義を自動生成するツール「Oracle AIA Service Constructor」を活用することができるようになりました。これによりシステム統合時に必要な開発作業を大幅に効率化します。
*2)SCA:SOA技術を活用してシステムを構築するために必要となる、各種の実装言語で作成された部品を結合することができるように定められたプログラミングモデルの標準

また以前のバージョンに加えて、新たに3種類の「プロセス統合パック」が提供可能になっています。新しいプロセス統合パックは以下の通りです。

「Oracle Design-to-Release Integration Pack for Agile Product Lifecycle Management for Process and Oracle Process Manufacturing」:オラクルのプロセス製造業向け製品ライフサイクル管理アプリケーション「Agile PLM for Process」の製品の記録とレシピを管理する機能と「Oracle E-Business Suite」のプロセス製造業向け生産管理アプリケーションを連携することが可能な製品です。

「Oracle Serialization and Tracking Integration Pack」:偽造医薬品の流通を防止するための製品に対するシリアル番号管理や流通経路の履歴管理を行う「Oracle Pedigree and Serialization Manager」と生産・在庫管理を行うオラクルERP製品「Oracle E-Business Suite」を連携することで大量のシリアル番号対応プロジェクトを短期間で構築し、複雑なリスクの低減も可能になる製品です。

「Clinical Trial Payments Integration Pack for Siebel Clinical」:「Siebel Clinical」と連携して、治験の請求処理の自動的なプロセスを実現することが可能です。「Siebel Clinical」での支払い要求を、SOAベースの統合環境に取りこみ、他のシステムでの支払いプロセスに送ります。また、支払いを実行する他のシステムで処理が行われた場合、統合環境にその支払い記録を保持することができ、さらに支払いが完了したことを「Siebel Clinical」上で確認することができます。

●オラクルについて
オラクルは世界で最もcomplete、open、integratedなビジネスソフトウェアとハードウェア・システムの会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com/jp をご覧ください。

■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 石川
Tel: 03-6834-4837 / Fax: 03-6834-6129 / E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

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