海外旅行の通信手段として最も選ばれているのは? 205名にアンケート|渡航先や滞在日数・人数別の調査結果

2023年以降海外旅行に行った経験のある205名への、 海外旅行で利用したインターネット接続手段と選んだ理由のアンケート調査

2025-01-14 07:45

株式会社WACARU NET(本社:東京都中央区、代表取締役:鎌田 大樹)は、2023年以降海外旅行に行った経験のある205名に対し、海外旅行で利用したインターネット接続手段や選んだ理由を調査しました。

海外旅行の通信手段調査レポート

調査サマリー

・海外旅行でのインターネット接続方法で最も多いのは「海外用Wi-Fiルーターレンタル」
・海外用Wi-Fiルーターレンタルが選ばれる理由で最も多いのは「手続きが楽だったから」
・持ち歩きの必要がないとの理由で無料Wi-Fiスポットのみで海外旅行をする人も一定数いる
・渡航先別でみると、政府公認のWi-Fiスポットが提供されているシンガポールでは「無料Wi-Fiスポットのみ」で旅行している人が4割近くいる
・滞在日数別でみると、期間が短いほど「海外用Wi-Fiルーターレンタル」が多く、期間が長くなるほど海外SIMやeSIMが選ばれている
・渡航人数別でみると、1人での渡航の場合は「海外ローミング」が最も多い。2人以上での渡航の場合はシェアできる「海外用Wi-Fiルーターレンタル」が人気の傾向にある

※本情報を引用する場合、以下ページを参照元としてください。
https://wacaru-net.co.jp/overseas-wifi/

今回のアンケート項目

2023年以降海外旅行に行った経験のある205名に対し、次の調査を行いました。
・海外旅行でのインターネット接続方法
・通信手段を選んだ理由
・海外渡航先別の通信手段
・渡航滞在数別の通信手段
・渡航人数別の通信手段
・海外旅行中のインターネット利用目的
・次の海外旅行でどの通信手段を利用したいか

なお、アンケートで確認した海外旅行でのインターネット接続方法の概要は次の通りです。
・海外用Wi-Fiルーターレンタル:渡航先で使えるポケット型WiFi・モバイルWiFiをレンタル
・海外(国際)ローミング:国内で契約している携帯電話を海外でそのまま利用
・海外SIM:渡航先で使えるSIMカードを購入
・海外eSIM:渡航先で使えるeSIMを購入
・無料Wi-Fiスポット(公衆Wi-Fi)のみ:現地のカフェやホテルに設置された無料Wi-Fiを利用

海外用Wi-Fiルーターレンタルは、渡航先で使えるポケット型WiFi・モバイルWiFiをレンタルすることから、利用後は返却が必須です。
海外(国際)ローミングは、スマホのみで設定可能ですが、別途料金が必要な場合があるため確認する必要があります。
海外SIM・eSIMは現地で調達可能のタイプもあるため、渡航前に確認するとスムーズに利用可能です。
無料Wi-Fiスポット(公衆Wi-Fi)は、無償で利用ですが提供場所が限定的かつ、出所が不明なものもあることから、安全性を確認した上での利用が求められます。

以降でアンケート結果を詳しく見ていきます。

海外旅行でのインターネット接続方法

海外旅行での通信手段・インターネット接続方法を調査したところ、以下の結果となりました。

海外旅行でのインターネット接続方法

海外旅行でのインターネット接続方法は「海外用Wi-Fiルーターレンタル」が最も多く、次に「海外(国際)ローミング」が多い結果となりました。
海外用Wi-Fiルーターレンタルはさまざまな業者で取り扱われており、海外渡航者の認知度が高いことが理由として考えられます。
また、海外(国際)ローミングは、スマホのみで設定可能であるため、気軽に利用できる点で海外渡航者からの注目度の高さがうかがえます。

以降では、海外旅行での通信手段を選んだ理由について、それぞれ調査した結果を見ていきます。

海外用Wi-Fiルーターレンタルを選んだ理由

海外旅行での通信手段として、海外用Wi-Fiルーターレンタルを選んだ理由を調査した結果は以下の通りです。

海外用Wi-Fiルーターレンタルを選んだ理由
(表)海外用Wi-Fiルーターレンタルを選んだ理由

海外用Wi-Fiルーターレンタルを選んだ理由として、「手続きが楽だったから」「料金が安かったから」「受け取り・返却が楽だから」が、約30%を占めました。
海外用Wi-Fiルーターのレンタルは、料金が安く手続きが手軽にできて、受け取りや返却がスムーズにできるという点をメリットに感じている人が多いことが分かります。

海外(国際)ローミングを選んだ理由

海外旅行での通信手段として、海外(国際)ローミングを選んだ理由を調査した結果は以下の通りです。

海外(国際)ローミングを選んだ理由
(表)海外(国際)ローミングを選んだ理由

海外(国際)ローミングを選んだ理由として「手続きが楽だったから」が30%、「持ち歩きの必要がないから」が20%を占めました。
海外ローミングはスマホ1つで設定可能で、他の端末を持ち歩く必要がないという利便性から選んでいる人が多いと推測できます。

海外eSIMを選んだ理由

海外旅行での通信手段として、海外eSIMを選んだ理由を調査した結果は以下の通りです。

海外eSIMを選んだ理由
(表)海外eSIMを選んだ理由

海外eSIMを選んだ理由として、「手続きが楽だったから」「料金が安かったから」がおよそ30%を占めました。
海外eSIMはスマホの端末のみで設定可能で、比較的料金も安いというメリットから選ばれていることが分かります。

海外SIMを選んだ理由

海外旅行での通信手段として、海外SIMを選んだ理由を調査した結果は以下の通りです。

海外SIMを選んだ理由
(表)海外SIMを選んだ理由

海外SIMを選んだ理由として、「料金が安かったから」が30%、「手続きが楽だったから」が20%を占めました。
海外SIMは比較的料金が安く、SIMカードを挿すだけで設定可能な点から選ばれていることが推測できます。

無料Wi-Fiスポット(公衆Wi-Fi)のみを選んだ理由

海外旅行での通信手段として、無料Wi-Fiスポット(公衆Wi-Fi)のみを選んだ理由を調査した結果は以下の通りです。

無料Wi-Fiスポット(公衆Wi-Fi)のみを選んだ理由
(表)無料Wi-Fiスポット(公衆Wi-Fi)のみを選んだ理由

無料Wi-Fiスポット(公衆Wi-Fi)のみを選んだ理由として、「持ち歩きの必要がないから」「料金が安かったから」が約30%の結果となりました。
渡航先の公共施設やカフェなどで設定されている公衆Wi-Fiを利用するため、別途端末を持ち運ぶ必要がなく無料で使えるのが強みと言えます。

海外渡航先別の通信手段

海外渡航先別の通信手段を調査した結果は以下の通りです。

主要渡航先別の通信手段
(表)主要渡航先別の通信手段

アジア圏では、「海外用Wi-Fiルーターレンタル」が3割を超えており、アジアの諸外国に対応したポケット型WiFiのプランが活用されていることが分かります。
シンガポールでは「無料Wi-Fiスポットのみ」が4割近くとなり顕著な数値となりました。これはシンガポール全域で政府公認のWi-Fiスポットが提供されていることが影響していると考えられます。
イタリア・フランスなどのヨーロッパ圏内や、アメリカの本土や領内でも「海外用Wi-Fiルーターレンタル」が3割以上を占め、人気の旅行先ではポケット型WiFiの対応プランが利用されていると推測できます。
また、2ヶ国以上周遊の場合は、「海外(国際)ローミング」「海外eSIM」が多く選択されていました。ルーター等の別途端末を持ち運ぶ必要がなくスマホ一つで設定できるため、その携帯性から選ばれているのでしょう。

渡航滞在数別の通信手段

渡航滞在数別の通信手段を調査した結果は以下の通りです。

渡航滞在数別の通信手段
(表)渡航滞在数別の通信手段

「海外用Wi-Fiルーターレンタル」は「1~2日」の数値がピークで、日数が増えるごとに利用者の割合が減る傾向が見られました。
一方で「海外eSIM」と「海外SIM」は「1~2日」の短期滞在では5%程度に留まり、「9日以上」の長期滞在は30%と多いです。
上記の結果は、海外への滞在時間が長いほどできるだけ荷物を減らしたいという意識が根底にあるのが理由と考えられます。
また、「無料Wi-Fiスポットのみ」の利用は「1~2日」が最も多く、長期滞在になるにつれ少なくなっています。これは、「短期旅行であればわざわざ海外用の通信プランは必要ない」「長期滞在の場合はある程度ネット環境を確保したい」という意識が強いことが理由だと推測できます。

渡航人数別の通信手段

渡航人数別の通信手段を調査した結果は以下の通りです。

渡航人数別の通信手段
(表)渡航人数別の通信手段

1人での渡航の場合は「海外(国際)ローミング」が最も多く30%を占めました。これは、キャリアによるものの海外ローミングはコスパが良いケースが多いからだと推測できます。
楽天モバイルやahamoなど、国内の基本料金のみで海外ローミングがお得に利用できるようなキャリアが登場していることも、人気が高まっている理由だと考えられます。
2人以上の複数での渡航の場合は、「海外用Wi-Fiルーターレンタル」が40%前後で最も多い結果となりました。モバイルルーターは1台を複数人でシェアしてインターネットを利用できるため、割安に使えることが理由だと考えられます。

海外旅行中のインターネット利用目的

海外旅行中のインターネット利用目的を調査した結果は以下の通りです。

海外旅行中のインターネット利用目的

渡航先のインターネットの利用目的として「地図閲覧・ルート検索」「現地の情報収集」が多い結果となりました。
渡航先でもネットを活用してスムーズに旅をするための手段として利用されていると考えられます。

次の海外旅行でどの通信手段を利用したいか

次の海外旅行でどの通信手段を利用したいかを調査した結果は以下の通りです。

次の海外旅行でどの通信手段を利用したいか

次の海外旅行先でも、「海外用Wi-Fiルーターレンタル」を利用したいという回答が30%を超えました。「海外旅行でのインターネット接続方法」とほぼ同程度の割合であることから、同じ利用法をリピートしたいという人が一定数いることが分かります。
これは「海外用Wi-Fiルーターレンタル」が一般的な方法で、渡航者向けのプランが充実している点や複数人でシェアできる点が支持の理由だと推測できます。
また、「海外(国際)ローミング」「海外eSIM」も20%を超えました。この2つは他の端末やガジェットの導入の必要がなく、スマホ1台で設定可能なため利便性が選ばれている理由と考えられます。

総括

今回の海外旅行で利用したインターネット接続手段と選んだ理由に対する205名への調査により、主に次のことが分かりました。
・海外旅行でのインターネット接続方法「海外用Wi-Fiルーターレンタル」が36.1%で最も多い
・海外用Wi-Fiルーターレンタルは「手続きが楽だったから」という理由で選ばれている
・持ち歩きの必要がないとの理由で無料Wi-Fiスポットのみで海外旅行をする人も1割程度いる
・渡航先別でみると、政府公認のWi-Fiスポットが提供されているシンガポールでは「無料Wi-Fiスポットのみ」で旅行している人が4割程度にのぼる
・2ヶ国以上周遊している人は、海外用Wi-Fiルーターレンタルよりも荷物が少なくて済む「海外ローミング」や「海外eSIM」が多く選ばれている
・滞在日数別でみると、期間が短いほど「海外用Wi-Fiルーターレンタル」が多く、期間が長くなるほど海外SIMやeSIMが選ばれている
・渡航人数別でみると、1人での渡航の場合は「海外ローミング」が最も多い。2人以上の複数での渡航の場合はシェアできる「海外用Wi-Fiルーターレンタル」が人気の傾向にある
・渡航先のインターネットの利用目的は「地図閲覧・ルート検索」「現地の情報収集」が多い
・次の海外旅行先でも「海外用Wi-Fiルーターレンタル」を利用したいという回答が30%を超えた

2023年以降に海外旅行した人への調査結果として、最も多かった通信手段である「海外用Wi-Fiルーターレンタル」は全体の36.1%程度にとどまり、その他の手段である国際ローミングやSIMを利用している人たちの合計が全体の半数以上を占めることが分かりました。
近年、国際ローミングに対応している格安SIMが普及していることや、スマホで手軽に設定できるeSIMなどの人気が高まっている背景がうかがえます。
人数が多い旅行や1~2日程度の旅行では複数人でシェアできる海外用Wi-Fiルーターレンタルが人気ですが、ひとり旅や長期旅行の場合はその手軽さから国際ローミングやSIMが選ばれています。
また、渡航先別でみると国内全域で政府公認のWi-Fiスポットが提供されているシンガポールでは4割近くの人が「無料Wi-Fiスポットのみ」で海外旅行している結果となりました。
このことから、どの通信手段を選ぶべきなのかは、渡航先や渡航人数、滞在日数などに合わせて、利便性や料金面でメリットの大きい方法を選択すると良いかもしれません。

調査概要

調査主体:株式会社WACARU NET
調査方法:クラウドソーシングサイト上のアンケート
調査対象:クラウドソーシングサービスに在籍する205名に対して実施
実施期間:2024年11月9日~2024年12月7日

引用時の参照ページ

本情報を引用する場合、以下ページを参照元としてください。
https://wacaru-net.co.jp/overseas-wifi/

会社概要

株式会社WACARU NET
代表取締役 : 鎌田 大樹
所在地   : 東京都中央区日本橋室町1丁目11-12 7F
設立    : 2021年6月
事業内容  : メディア運営、データ分析
ホームページ: https://wacaru-net.co.jp/

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