日本、シンガポール、及び香港の企業は、今後数年間でIT予算が拡大すると 全12カ国対象の調査で最も積極的に予想
―日本企業は、今後1年間で「セキュリティの増強」、「AI及び機械学習能力の向上」、 「ITを新たな収入源にすること」に最も注力――
注:本リリースは英国において2024年3月5日(火)に発表されたリリースを日本市場向けに
改訂したものです。
グローバル・デジタル・インフラストラクチャ企業であるColtテクノロジーサービス株式会社(代表取締役:
大江克哉、所在地:東京都港区六本木、以下Colt))は本日、 アメリカ、ヨーロッパ、及び日本、香港、シンガポールを含むアジアを加えた全12カ国の、1000名以上のITリーダーに調査した、「IT優先度調査」の結果を発表しました。
この調査結果に依れば、今後数年間でIT予算が拡大すると予測している12カ国の内、香港企業が最も高く92%, シンガポールが89%, 日本が84%とアジア勢が上位3位を占める結果となりました。
この調査では、回答者の約80%が、IT予算は今後数年で伸びる、と予測しており、その割合は、全体の38%が1から10%, 31%が11-20%の範囲と回答しています。
産業別には、製造業、旅行、輸送、及び物流業界が他の業界より高い比率を示しており、その割合はそれぞれ82%と83%となっています。
「今後1年のIT投資における優先順位」に関しては、「セキュリティの向上」、「AIもしくは機械学習能力の向上」、「先端技術の導入」、及び「ITの活用による新たな収益源の発掘」が上位4項目となっています。
その中で日本は、「セキュリティの向上」を優先順位にするという回答が全体の48%と調査対象12カ国の中で世界最高となっています。また、「ITの活用による新たな収益源の発掘」でも31%と世界最高スコア、「AIもしくは機械学習能力の向上」では香港と同率の42%で同じく調査対象の12カ国の中で最高となっています。
「先端技術の導入」では、香港が調査対象12カ国の中で最も高い30%をマークし、これは12カ国平均の25%よりも高くなっています。
しかしこのIT優先度調査の後半では、「我々のITインフラが環境に与える影響を理解する」、また「我々のITインフラに環境が与える影響を削減する」の2項目に於いて、調査対象国12か国内で世界最高だったのはスペインでした。
「今後1年におけるIT投資優先度調査」に於いて、産業別に見ても、一位が「セキュリティの向上」、2位が「AIもしくは機械学習能力の向上」、3位が「先端技術の導入」と変わりませんでした。
Coltの調査では、ITネットワークが環境に与える影響に関する懸念の高まりも浮き彫りになりました。 世界のITリーダーの5人に1人(20%)が「我々のITインフラが環境に与える影響を理解する」を優先事項のトップ3に挙げ、ほぼ同数(19%)が「我々のITインフラに環境が与える影響を削減する」を優先事項として挙げています。
Coltテクノロジー・サービスの最高執行責任者(COO)であるバディ・ベイヤー(Buddy Bayer)は、「デジタル・インフラに対する企業の考え方は根本的にわりました。それは今や成長を促進し、新たな収益機会を確保することが中心となっています。我々の調査で強調された投資計画は、このマインドシフトを反映しています。同時に、排出量を削減し、ネットワークが環境に与える影響を最小限に抑えようとするITリーダー達にとり、持続可能性が優先事項となっているのは心強いことです。このエキサイティングな結果は、私たちの市場をより深く理解するものであり、私達が次のデジタル革命を通じてグローバルな顧客とパートナーをサポートする際に、私達に情報を与え、刺激を与えてくれるでしょう。」と述べています。
調査方法について:
Coltテクノロジーサービスから調査委託を受けたIntuit Researchは、2023年11月30日から12月14日にかけて、12カ国(米国、英国、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、イタリア、スウェーデン、デンマーク、シンガポール、日本、香港)の企業のIT意思決定者、及びデジタルインフラ・サービス担当者1,114人を対象に調査を実施しました。
Coltについて:
Coltは、顧客企業のビジネスを成功に導く、「想像を超えたつながり(Extraordinary Connections)」を提供する、グローバルなデジタル・インフラ提供企業です。
優秀な人材と同じ志を持つパートナーに支えられ、デジタル・ユニバースの力をどこでも、いつでも、そしてあらゆる方法でお客様に届けるという目的を持って行動しています。
1992年にロンドンで創業、’City of London (Telecommunications)‘の伝統と共に成長し、今では世界40カ国、80オフィスに従業員6,000人を抱える企業となっています。
Coltの顧客は、ヨーロッパ、アジア、中東、アフリカ、北米最大のビジネス拠点にまたがる230都市32,000の商用ビル、50以上のメトロポリタン・エリア・ネットワーク、250のPoPを接続する広範なデジタル・インフラストラクチャから恩恵を得ています。
株式非公開企業であるColtは、最も財務健全性の高い企業の一社でもあります。
Coltは業界を牽引する優れた顧客体験の提供に注力し、顧客企業の革新を、自身の価値観や顧客企業、パートナー、人類、及び地球への責任を以て支援します。
詳細については、www.colt.net/ja/をご覧ください。