2020年における世界の高温エネルギー貯蔵市場は、25億米ドル規模
株式会社グローバルインフォメーションは、SBIが発行した報告書「High Temperature Energy Storage: NaS, NaMx and Molten Salt (高温エネルギー貯蔵技術:NaS、NaMx、融解塩)」の販売を開始しました。
エネルギー貯蔵は、スマートグリッド送電や配電の発展・最適化、および発電における再生可能エネルギーの統合において重要な成長市場です。ナトリウム硫黄 (NaS)、ナトリウム金属ハロゲン化物 (NaMx)および溶融塩熱エネルギー貯蔵 (TES) を含む高温エネルギー貯蔵技術 (HTS) は、ユーティリティ規模の大規模なエネルギー貯蔵における主力技術として注目を集めています。
ステーショナリー・バッテリー・アプリケーションおよび配電網アプリケーションのための大規模なエネルギー貯蔵が、今後10年間に目覚しく発展する2つの分野になると市場調査会社SBIによる当報告書「高温エネルギー貯蔵技術:NaS、NaMx、融解塩」では、分析しています。高温エネルギー貯蔵市場は、こういったアプリケーションとともに 発展してくと予測されています
融解塩TESシステムは2010年、高温エネルギー貯蔵において最大の分野となりました。 2020年における世界の高温エネルギー貯蔵市場は、25億米ドル規模となりますが、そのほとんどを集光型太陽熱発電 (CSP) 施設のための融解塩貯蔵システムの販売、建設が占めると推定されます。
融解塩TESシステムの売上げ成長は、世界におけるCSP市場の発展に完全に依存しています。幸いにも、再生可能エネルギー源およびグリッドエネルギー貯蔵に関する法律や規制は非常に有利となっています。2013年までに、米国はスペインに代わり、熱エネルギー貯蔵において最大の市場となり、2015 年までには、スペインより多くの融解塩TESが米国に配備されるでしょう。両国は2020年まで、引き続きCSP施設の建設によって、発展市場となると予測されています。ただし、2020年までには、アラブ首長国連邦やサウジアラビアなどの他の国々も、融解塩TES市場に大きな貢献をすることとなるでしょう。
高温エネルギー貯蔵技術:NaS、NaMx、融解塩
High Temperature Energy Storage: NaS, NaMx and Molten Salt
http://www.gii.co.jp/report/sbi207697-high-temperature-energy-storage-nas-namx-molten.html
出版日 2011年08月
発行: SBI
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