この春から、まちの誰もが相談員!? 兵庫県丹波市の移住相談窓口「たんば“移充”テラス」が 「移住ロードマップ」を2022年4月に解禁!
ポストコロナ社会の移住促進のかたち
兵庫県丹波市の移住相談窓口「たんば“移充”テラス」は、今まで移住相談で培ってきた経験をもとに「移住ロードマップ」を作成し、2022年4月に公開いたしました。
●ポストコロナで選ばれる地方とは?
コロナ禍に突入してから約2年が経とうとしている今、私たちの社会には、人口密集地を避け地方へ移住するという大きな潮流が生まれました。私たちの暮らす兵庫県丹波市でも、移住者・移住相談件数共に過去最多と、増加傾向が続いています。しかし人口増だけを追い求める移住促進はもはや時代錯誤。移住者の受け入れに取り組む我々にとっては、いかにして移住者が「納得できる移住」を実現し、「移住後の充実した暮らし」をサポートすることが本質と捉えています。
●納得できる移住のススメ:佐治地区の場合
丹波市では、2015年4月から全国の自治体に先駆けて移住相談窓口を民間事業者に委託し、運営をしてきました。移住相談窓口 たんば“移充”テラスは、UIターン経験者が移住相談窓口で移住希望者の方の相談にのっています。その中で、相談員も丹波市内各地域で、移住希望者への説明をサポートしてくれる方たちとの関係も築いてきました。そうした中で、今度は住民主体で地域の「移住相談窓口」を設立する動きが出てきました。
丹波市青垣地域、旧宿場町の「佐治地区」で新たな相談窓口が開設しました。相談員は兼業で相談業務にあたる5名のUIターン者たち。建築、情報、自転車、学生など様々なバックボーンを持ちながら佐治地区に住んでいる人たちです。この動きを好例として、地域住民が主体になって移住相談に乗るまちになればお互いにとって一番良いのでは?と感じ、移住相談窓口としても各地域でこの取り組みの横展開を検討しています。
●納得できる移住のススメ:移住ロードマップを武器に
青垣町のように住民主体で移住者増に取り組めるまちなら、移住してきた方達にとっても納得のいく暮らしをしやすいことが想像できます。また、現地に住む人たちが話してくれる内容は、移住希望者の方にとって有意義な情報になり得ます。そこで、私たち丹波市移住相談窓口では、市民の誰もが移住相談に乗れるように、というコンセプトで今まで移住相談で培ってきた経験をもとに「移住ロードマップ」を作成。2022年4月に解禁しました。ロードマップに沿って移住までの道のりを考えていくと、スムーズに移住を実現できるように作成しています。また、私たちが経験値で移住希望者にお話ししていた内容を、市内の誰もができるようにも工夫しました。これでこの春から、まちの誰もが相談員!?
丹波市への移住定住ポータルサイト: https://teiju.info/