【非認知能力】五感を使った学びを提供 生命を感じ、感謝の心を育成する「樹木観察」とは

2023年5月27日(土) 東京ドーム9つ分の緑豊かなキャンパスにて

 麗澤中学・高等学校(千葉県柏市/校長:櫻井 讓)では、目まぐるしい速度で日々変化し続け、将来の予測が困難なVUCA 時代と呼ばれる現代社会において、即戦力として活躍のできる「本物の叡智」を兼ね備えたグローバル人材を育成するために、41万㎡の自然に恵まれたキャンパスの中で「感謝の心」「思いやりの心」「自立の心」を大切にして教育に取り組んでいます。

 今回、本校中学1年生全員を対象に、本校の自然豊かで広大なキャンパスを活かしてフィールドワーク「樹木観察」を実施します。これは、本校が「自分(ゆめ)プロジェクト」と題して実施している取り組みの一つで、2002年の中学校開校当時から取り組んでいるものです。国家や社会に積極的に貢献できる人材となるためには、自分を育ててくれた周囲の方々や環境に対する恩を知り、恩を感じ、恩に報いる中で高い志が求められています。そんな中で将来のために続ける勉強や日常の生活で困難にぶつかったとき、自分の過去・現在・未来のことを真剣に考え、目標・夢・志を明確にしておくことで、夢を実現する道のりを描くことができ、再びチャレンジする自分にとっての支えとなります。

 今回実施する「樹木観察」では「自分と自然との関わり」について、学園キャンパス内の樹木それぞれの違いを非認知能力である「五感」を使って意識し、発見するとともに、樹木の生き方(種子の散布方法、樹木の成長、周辺環境との関係性等)について学びます。さらにこの学びによって、本校周辺の樹木と奥利根(みなかみ)の森の特徴を理解するための「気づき」の感覚を学ぶことができます。

 当日は、森林塾青水(代表:北山郁人)より数名のインストラクターをお招きし、中学1年生は、各グループに分かれて、専門家から直接手ほどきを受けます。プログラムでは、五感を使って自然を感じ、自分で気づき体験するためのウォーミングアップや実際の樹木観察での発見のたね(コツ)の紹介、「気づきシート」への記入など、様々な工夫が凝らされています。最終的には、各グループで気づいたことや発見したことをまとめて発表することで、五感を使って得た学びを全体に共有します。

 この「樹木観察」を経て、今秋(10月下旬)には中学1年生が「自分(ゆめ)プロジェクト」の一環として群馬県北部の奥利根で「水源の森フィールドワーク」も行う予定です。このフィールドワークでは、さらに「自分と自然との関わり」への理解を深めるために、あらゆる生物を創造し育ててきた大自然の中で、生物にとって必要不可欠な樹木と水について、五感を使った体験型探究学習を行います。

【「自分(ゆめ)プロジェクト」樹木観察 概要】

■対 象:麗澤中学校 中学1年生 合計151名
■日 時:2023年5月27日(土)8:45~13:25
■場 所:廣池学園キャンパス内
■方 法:対面型フィールドワーク
■講 師:森林塾青水 インストラクター数名

昨年のフィールドワークの様子
昨年のフィールドワークの様子
昨年の「気づき」の発表の様子
昨年の「気づき」の発表の様子

【麗澤中学・高等学校について】

 麗澤中学・高等学校は昭和10年、 創立者の廣池千九郎(法学博士)が「道徳科学専攻塾」を現在のキャンパス(千葉県柏市光ヶ丘)に開塾したことから始まります。2015年には中高一貫コースの「叡智コース」を新設。グローバル社会の中で、冷静かつ客観的に物事の本質を見抜き、複雑な諸問題を解決していく総合的な人間力である「叡智」を携えた真のリーダーを育成するため、開校以来、蓄積してきた研究成果と実績を活かし、さらに麗澤らしい教育活動を展開していきます。


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