日本オラクル、企業の経営分析システムの最新版を発表

 日本オラクル株式会社(本社:東京都千代田区紀尾井町4-1、代表取締役社長:新宅正明、以下 日本オラクル)は、経営分析システム「Oracle Daily Business Intelligence」(以下Oracle DBI)の最新版を発表します。最新版「Oracle DBI」は、統合アプリケーションソフト「Oracle E-Business Suite 11i.10」より搭載されます。「Oracle E-Business Suite 11i.10」は、今秋、日本オラクルより提供開始いたします。

 昨今、企業における経営状況の一元管理や、ERPを中心に基幹システムの導入効果をさらに高めるための手段として、経営分析を支援するためのCPM(Corporate Performance Management)アプリケーションの活用が注目されています。「Oracle DBI」は、「Oracle E-Business Suite」上で実行された各業務単位の情報を業績管理情報として有効活用することを目的とした経営分析システムであり、最新版ではCPMアプリケーションとしての機能をより強化しています。また、本システムは「Oracle E-Business Suite」の全てのアプリケーションで共用される単一のデータモデルを基盤にしているため、企業は信頼性の高いデータを元に迅速な状況把握と経営判断に役立てることが可能です。

 最新版「Oracle DBI」は、戦略的経営のための経営管理手法であるバランス・スコアカードを実行するためのアプリケーション製品「Oracle Balanced Scorecard」(以下、Oracle BSC)との連携を強化さしています。「Oracle BSC」の開発環境である「Performance Management Designer」(PMD;業績管理設計ツール)を連携機能として活用し、「Oracle DBI」の事前定義済み経営指標をデータの加工をすることなく、「Oracle BSC」の経営指標を構成する尺度としても利用することができます。本連携機能により、「Oracle BSC」の戦略計画における経営指標から、より詳細な経営分析レポートや詳細レポートに落とし込むことが可能になります。バランス・スコアカードを基盤にした経営分析を実現し、企業の目標値の達成を阻害する具体的な問題を浮き彫りにし、企業のより迅速な経営判断、ビジネスにおける成功を導きます。

◆「Oracle Daily Business Intelligence」について
「Oracle DBI」は、事前定義型のKPIの設定や基幹業務アプリケーションのデータベースからのデータ抽出、変換/加工処理、及び対象となる業務システムとの連携、職責別のページ、定型帳票等より構成され、経営者や管理者層のための機能を一括して提供します。新しい設計コンセプトと「Oracle Database」の先端機能により、トランザクション処理用データモデルと参照用のデータモデルを同一のデータベースインスタンス内に実装しており、集計データから明細レコードへシームレスなドリルダウンを実現します。また、物理的にトランザクションデータと参照用データが分断されていないために、データの断片化の解消とバッチ更新処理のタイムラグを削減することが可能です。また、分析するための機能を一括で提供することにより、短期間の導入を可能にし、導入コストを削減します。

◆「Oracle E-Business Suite 11i.10」について
「Oracle E-Business Suite」は、経理や人事といった企業の根本を担う基幹系のシステムや、在庫管理、生産管理、顧客管理、購買管理などの企業活動自体をサポートするシステムを構築するための機能が統合されたソフトウェアです。日本オラクルは、世界で13,000社以上、国内でも500社を越える実績を持つ「Oracle E-Business Suite」を核としたEビジネスソリューション事業のさらなる拡大に向けて、積極的な取り組みを進めています。関連事業部門の増強やパートナー企業との 提携強化を通じ、販売およびサポート体制も積極的に強化しています。

◆CPM(Corporate Performance Management)について
企業がビジネス・パフォーマンスを監視および管理するために使用する方法論、プロセス、評価尺度、システムを指す包括的な用語。

◆「バランス・スコアカード」について
1992年にロバート・キャプラン教授とデビット・ノートン氏によって提唱された、業績評価のためのマネージメント手法。組織のミッションと指標を設定し、「財務」、「顧客」、「業務プロセス」、「学習と成長」といった各種視点により経営のモデル化をいます。これにより、企業は、ビジョンと戦略を各業務部門の実行すべき業務として落とし込み、成長力と競争力を付け生き残るための戦略的マネジメントを行うことが可能になります。オラクルでは、本手法を実行するためのアプリケーションとして「Oracle Balanced Scorecard」を提供しています。

■本件に関する報道関係お問い合わせ先:
日本オラクル株式会社 
コーポレート・コミュニケーションズ 広報担当:石川
TEL:03-5213-6395 E-mail: Junko.Ishikawa@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press/

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