衛星による地球観測市場、2021年までに3倍の62億米ドル超に

株式会社グローバル インフォメーションは、Northern Sky Research, LLCが発行した報告書「Global Satellite-Based Earth Observation, 4th Edition (世界の衛星地球観測市場)」の販売を開始しました。

NSRの最新レポートでは、価値提案を大幅に改善しつつある産業を挙げています。直接の結果として、衛星地球観測（EO）産業は、10年にわたるデータおよび付加価値サービスの成長を土台とし、政府・軍からエンドユーザーからの受注により、成長を続けています。

同レポートの著者であるNSRのアナリスト、Stephane Gounari氏は次のように述べています。「従来からの欧州や北米の大手エンドユーザーにおける予算状況や、本来1億3,000万米ドルにのぼる「視認性向上」プログラムに対する予算削減などはありながら、EO衛星事業者はある理由により、どちらかといえば楽観的です。衛星EOデータの使用は信頼性と柔軟性が高まっており、民間企業は今やあらゆる産業（生物資源、エネルギー・天然資源、産業、サービス）での用途拡大の頼みにしています。しかし、防衛・諜報部門および公共機関は確固たるニーズに基づいており、この業界からの収益は見込みがないとみなすべきではありません。

無人機によるEOは、衛星によるEOと平行して急速に改良されており、特に、他の衛星からのデータやEOデータの他のソース、その他の種類のデータと一緒になると衛星EOデータの価値は何倍にもなるため、両市場の競争が予想されます。EOデータソースの発展的選択によりエンドユーザーのソース不可知論も強くなっています。

こうした動向は、業界がライフサイクルの誕生期を抜け、競争の激化と関係する成長期に入っていることを指し示しています。この変化期が、これまで以上に適切な重要成功因子を決定づけます。

同レポートでは、衛星EOデータ産業に影響する動向の、詳細かつ徹底的な分析や、およびエンドユーザーの産業別市場に基づく分類をまとめています。当レポートには産業のマクロ環境、競争の激しさ、各市場（エンドユーザーの産業、地域、機器の解像度ごとの分類）の状況、大手プレーヤーや現在および今後軌道に乗る画像処理能力、価値連鎖における位置づけなどについても述べています。

市場調査レポート: 世界の衛星地球観測市場
Global Satellite-Based Earth Observation, 4th Edition
http://www.gii.co.jp/report/ns213729-global-satellite-based-earth-observation-3rd.html
出版日: 2012年10月10日
発行: Northern Sky Research, LLC

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