ハイブリッドおよび純電気動力の乗り物の市場は2023年に1億1600万台に達する見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社IDTechEx Ltd.が発行した報告書「Hybrid & Pure Electric Vehicles for Land, Water & Air 2013-2023: Forecasts, Technologies, Players (ハイブリッドおよび純電気動力陸上・水上・航空ビークルの市場予測、技術、参入企業)」の販売を開始しました。
IDTechEx 社は電気を動力とする陸上用、水上用、ならびに飛行用の全ての乗り物について、その市場予測および市場分析を提供しています。IDTechEx 社はこの市場部門に関してこれまで13年間に及ぶ調査研究を続けており、サプライチェーンの全体にわたって企業・団体に幅広く、面談、取材を重ねて来ました。IDTechEx 社のこの調査結果によると、ハイブリッドおよび純電気動力の乗り物を合わせた市場は、2013年時点の3880万台(全車種を含む)から、2023年には1億1600万台に拡大し、2940億米ドル規模の市場となる見込みです。
2013年における純電気自動車の販売台数はほんの7万台といったところですが、2023年には200万台へと増加し、またこれに対してハイブリッド車の販売台数は2013年には200万台ですが、2023年には760万台へと拡大の見込みです。2013年の販売台数の内のほとんどは2輪車になると見られており、2013年では3200万台、また2023年には9600万台へと増加の見込みです。しかしながらこれらの平均価格は極めて低いものとなります。
産業用や海上輸送用、またバスやその他といった部門別に分けてその工場出荷額で数字を見てみると、次図に示すように2023年には電気を動力とする乗り物の全工場出荷額の内、ハイブリッド車と純電気自動車とがほぼその半分の金額を占めるものと見られます。ただし、ハイブリッド車と純電気自動車の利益率は他の種類の乗り物に比べて低いものとなるでしょう。
電気自動車はまた、ほとんど全ての種類の電気、電子、および機構部品およびシステムを包含していて、これらはその変化が段階的というよりも、急にがらりと変わったものになりがちであるという点で独特であり、研究者やベンチャー企業、その他諸々の人々を夢中にさせるようなビジネスチャンスを生み出す元となっています。また水陸両用飛行機を始めとして、空飛ぶジェットスキー、群れをなすロボット・フライ(昆虫サイズ飛行ロボット)、個人向け作業支援ロボット、大型土木機械、さらに自立型無人潜水機に至るまで、電気を動力とする新種の乗り物が続々と売り出されています。それらの多くは小企業か中規模企業で製造するのが適しており、そういったことから自動車産業、船舶産業、また航空機産業の構造全体の見直しが進行中です。部品産業界ではスマートスキンとか、一体型ギア機構や電子回路を組み込んだ機構部品ならびにモーターといった、新しい形の製品統合化への動きを余儀なくされています。このように、市場が現在どのようになっているのか、また今後どうなって行くのかという全体像の見通しを持つことが絶対に必要となってきます。
市場調査レポート: ハイブリッドおよび純電気動力陸上・水上・航空ビークルの市場予測、技術、参入企業
Hybrid & Pure Electric Vehicles for Land, Water & Air 2013-2023: Forecasts, Technologies, Players
http://www.gii.co.jp/report/ix269956-hybrid-pure-electric-vehicles-land-water-air.html
出版日: 2013年05月17日
発行: IDTechEx Ltd.
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