世界のマイクロセンサー市場は2018年までに158億米ドル規模に達する見込み
株式会社グローバル インフォメーションは、市場調査会社BCC Researchが発行した報告書「MEMS: Biosensors and Nanosensors (MEMS:バイオセンサーおよびナノセンサー)」の販売を開始しました。
同調査レポートによれば、2012年の世界におけるマイクロセンサー市場は、85億米ドル規模でしたが、2013年には95億米ドルに達する見通しです。BCC Researchでは、同市場が2018年までにおよそ158億米ドルまで拡大する見込みで、その間の複合年間成長率(CAGR)は10.7%に上ると予測しています。
マイクロセンサーは交通運輸、通信、ヘルスケア等の産業部門の発展にとって欠かせない技術であることがすでに明らかですが、マイクロセンサーの応用範囲は、それに限らずほとんどすべての産業部門に及びます。マイクロセンサーが持つ重要な利点は、半導体チップとのやりとりが容易に行える点です。この利点を持つことで、マイクロセンサーが交通運輸や通信、ヘルスケアなどの産業部門の発展を押し進めるひとつの主要技術となることが既に実証されています。また、この他にもマイクロセンサーの利点として、サイズが小さいこと、消費電力が低いこと、コストが安いこと、そして信頼性が高いことが挙げられます。マイクロセンサーの活用範囲が拡大してきたことにより、それを支える産業、すなわち設計ソフトウェア、設計サービス、専用製造機器、また生産設備などの新たな産業の構築にもつながっています。
過去数年間でマイクロセンサーの品種ならびに用途の幅が急速に広がってきました。とは言っても将来見込みを過大視して「空騒ぎ」に陥らないことが重要です。ある種のマイクロセンサー(例えばエアバッグ用加速度センサーなど)は商業的にも大きな成功を収めていますが、その他のもの(例えばナノセンサーのほとんど)の成功率はそれほど高いものとなってはいません。他の多くの技術が未だに探求段階や開発段階にあるので、これらを今後商業化につなげて行くためには、資金回収が長期にわたるものとなり、また、かなりの財務的リスクを負うことになる中で、相当な額の資本投下をコミットする必要があります。
同調査レポートでは、マイクロセンサー市場を精査し、2018年に至る道程の中で最も大きな商業的成功を収めると見られる技術ならびに用途のロードマップを示しています。広汎にわたる調査に基づくこのレポートは、2011年にBCC Researchが刊行した調査レポートの更新版であり、MEMSやバイオチップ、またナノセンサーを含むマイクロセンサーの世界市場を取り上げています。投資家を始めその他多くの人々に対して、行く手に控えているビジネス上の重要な決定を下す際の助けとなるよう、さまざまなマイクロセンサー技術やその適用用途が持つ商業的な将来性についての情報を提供しています。
市場調査レポート: MEMS:バイオセンサーおよびナノセンサー
MEMS: Biosensors and Nanosensors
http://www.gii.co.jp/report/bc174954-mems-bio-nano-sensor.html
出版日: 2013年08月29日
発行: BCC Research
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