ペルソナ目線に着目した全国初の取組!
広島県福山市では,2018年(平成30年)8月に策定した「新たな人口減少対策~強化策~」に基づき,「多様なライフスタイルが実現できるまち」の実現に向けて,産学金官民で役割を分担し,取り組んでいるところです。
この度,第3回「みんなのライフスタイル応援会議」を次のとおり開催しますので,お知らせします。
当日は,京都大学の広井教授や株式会社日立製作所の研究員にも参加いただき,今年度,両機関と共同研究した「AIを活用したペルソナ未来予測分析」の研究結果を報告する予定です。
日時
2021年(令和3年)3月18日(木)15時30分から(1時間半程度)
場所
福山市役所本庁舎3階 中会議室
内容(予定)
・「新たな人口減少対策アクションプラン2021」について
・AIを活用したペルソナ未来予測分析について(京都大学及び株式会社日立製作所との共同研究)
【参考】AIを活用したペルソナ未来予測分析
圧電組紐(※1)を用いて,高齢者の口腔トレーニング支援を行う実証実験です。
センサによって口の動きをデータ化し,指導員のデータと比較することで,お手本どおりの動きができているかを検証できるシステムの構築をめざします。
高齢者が,指導員と対面することなく,自宅で口腔機能トレーニングができることで、「withコロナ」時代のオーラルフレイル(※2)対策につながることが期待されます。
※1 ⽇本の伝統⼯芸である組紐の技術を⽤いることで,1本の紐で「伸び縮み」「曲げ伸ばし」「ねじり」といった動きのセンシングを可能にした世界初の組紐状ウェアラブルセ ンサ。関⻄⼤学と帝⼈フロンティア株式会社が開発。
※2 かむ・飲み込むといった機能の衰え
実験にあたって(実験実施者によるコメント)
京都大学と株式会社日立製作所が開発したAIを活用した分析手法によって,ペルソナに起こり得る30年後の未来を予測するもので,従来の行政目線のシミュレーションと違い,ペルソナ目線に着目した全国初の取組となります。
福山市について
福山市(市長:枝広 直幹)は、瀬戸内海沿岸のほぼ中央、広島県の東南部に位置し、高速道路網のアクセスが良く新幹線「のぞみ」も停まる、人口約47万人の拠点都市です。
福山市には四季折々の美しさを見せる自然、温暖な気候、海・山・川から得られる恵みがあります。100万本のばらが咲き誇る「ばらのまち」としても知られ、潮待ちの港として栄え日本遺産に認定された景勝地「鞆の浦」や、JR福山駅の新幹線ホームから見え、2022年には築城400年を迎える「福山城」、2つの国宝をもつ寺院「明王院」などの名所があります。
産業としては、鉄鋼業や繊維産業など多様な製造業が集積し、ものづくりのまちとして発展してきました。デニム生地は、世界のハイブランドにも活用されるなど高い品質が評価されています。
福山市公式ホームページ