エポキシ接着剤市場、2028年まで6.40%のCAGRで成長見込み

株式会社グローバルインフォメーション(所在地:神奈川県川崎市、代表者:小野悟、証券コード:東証スタンダード 4171)は、市場調査レポート「エポキシ接着剤の世界市場-2028年までの市場規模、シェア、COVID-19影響、予測」(Mordor Intelligence Pvt Ltd)の販売を3月13日より開始しました。

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エポキシ接着剤の世界市場はCAGR6.40%を記録すると予測されます。

主なハイライト

・エンドユーザー業界別最大セグメント-自動車: 自動車は、構造接着や組み立て作業など幅広い接着剤の用途があるため、エンドユーザー業界では圧倒的な存在感を示しています。
・技術別最大セグメント:反応型:自動車、木工・建具、建築・建設など、主要なエンドユーザー産業で幅広い用途に使用されている反応型が市場最大の技術タイプとなっています。
・地域別最大セグメント:アジア太平洋:インド、中国、韓国、日本を中心とするアジア太平洋地域は、いくつかのエンドユーザー分野で使用されていることから、エポキシ接着剤の主要消費地となっています。
・アジア太平洋地域:中国、インド、韓国、日本などの国々では人口の増加と急速な都市化が進んでいるため、アジア太平洋地域は予測期間中に最も急速に成長する地域セグメントとなると予想されます。

主な市場動向

エンドユーザー産業別では、自動車が最大のセグメントとなっています。

・エポキシ樹脂系接着剤は、床材、屋根材、木製部品の接合部など、建設産業での用途が多いため、建設産業で広く使用されています。世界の建設産業は、2030年まで年率3.5%で成長すると予測されています。また、中国、インド、米国、インドネシアが建設業全体の58.3%を占めると予想されています。その結果、エポキシ接着剤の世界市場シェアにおいて、建築用シーリング材が金額ベースで18%近くを占めています。
・エポキシ樹脂系接着剤は、ガラス、金属、プラスチック、塗装面などの表面に適用可能で、その特徴は強力な接着力、耐久性、長寿命など自動車産業で役立っているため、広く使用されています。これらの製品は、エンジンや自動車のガスケットなどに使用されています。自動車産業における電気自動車分野は、成長国での需要増加により、予測期間において世界的にCAGR17.75%を記録すると予想されています。このため、自動車用エポキシ接着剤の需要は予測期間中に増加すると予想されます。
・エポキシ接着剤は、センサーやケーブルの接着に使用できるため、電子・電気機器製造に広く使用されています。世界の電子機器産業と家電産業は、それぞれ2.51%と5.77%のCAGRで推移すると予想され、これが2022-2028年の予測期間におけるエポキシ接着剤の需要増につながると考えられています。
・エポキシ樹脂系接着剤は、ヘルスケア産業において、医療機器部品の組み立てや接着などの用途で使用されています。世界のヘルスケア投資の増加が、予測期間中の需要増につながると思われます。

地域別ではアジア太平洋地域が最も大きな割合を占めています

・エポキシ系接着剤は、主にエポキシ樹脂と硬化剤から構成されています。2液型エポキシ接着剤は、エポキシ成分と硬化剤を別々に包装したものです。2つの成分を組み合わせると、すぐに硬化します。室温硬化型の2液型エポキシ接着剤は、ほぼ全ての製品があります。エポキシ樹脂と硬化剤を含む全ての配合成分をあらかじめ混合して、一液型のエポキシ接着剤とします。エポキシ接着剤は様々な被着体によく接着し、金属、ガラス、コンクリート、セラミックス、木材、多くのポリマーを接着することができます。硬化収縮は極めて小さいです。硬化したエポキシ樹脂の架橋化学構造は強固であり、構造接着用途に適しています。様々なエポキシ樹脂と硬化剤を組み合わせることで、多様な用途のエポキシ接着剤が開発されています。
・エポキシ接着剤の世界の消費者は、アジア太平洋地域が約47%のシェアを持ちトップで、次いで北米が25%、欧州が23.5%、中東・アフリカが3.3%、南米が3.1%のシェアを持っています。建設活動の拡大や、地域全体でCOVID-19が大流行した後の販売増による自動車生産の増加が、エポキシ接着剤の成長を促す主な要因になると予想されます。
・エンドユーザー分野全体では、自動車がエポキシの世界の主要消費者で約30.7%のシェアを占めており、次いで建築・建設、ヘルスケア、航空宇宙、木工がそれぞれ約19.2%、10.2%、7%、6.6%のシェアで続いています。その他の最終産業は約28%です。持続可能性を高めるために電気自動車の導入が進んでいることから、エポキシ接着剤の需要は世界的に高まると予想されます。

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