11月【日生劇場だけの特別版】オペラ『ルチア~あるいはある花嫁の悲劇~』上演決定
一般発売 9月1日(火)10:00~(先行予約 8月28日(金)10:00~)
日生劇場だけの特別版『ルチア』2020年 11月14日(土)・15日(日)上演
日生劇場では、新型コロナウイルスの影響により、NISSAY OPERA 2020 の 6 月公演を中止させていただき、11 月公演も発売を延期して おりましたが、このたび、当初上演を予定しておりましたオペラ『ランメルモールのルチア』を翻案し、オペラ『ルチア~あるいはある花嫁の 悲劇~』として日生劇場だけの特別版の上演を決定いたしました。
「この時代だからこその表現を探究したい」という演出・翻案 田尾下 哲と指揮 柴田 真郁のタッグにより、ドニゼッティの手によるオペラ 『ランメルモールのルチア』の本質を、悲劇の花嫁ルチアに焦点を絞っ て新たな角度から描き出す特別版オペラ『ルチア』。そして、そのルチアを演じるのは、森谷 真理と高橋 維という希代のソプラノ歌手たち。全1幕 上演時間 約90分(休憩なし)に凝縮しての上演です。
日生劇場で紡ぎ出されるオペラ『ルチア~あるいはある花嫁の悲劇~』にご期待ください。
一般発売 9月1日(火)10:00~(先行予約 8月28日(金)10:00~)
コロナ禍で、舞台芸術と劇場の置かれた状況も変わってしまいましたが、厳しい時にこそ、人は新しい音楽や芸術を生み出してきたともいえるので、日生劇場も止まっていられません。舞台上の演者と客席のお客様とが一体となる瞬間を少しでも多くつくることに、劇場としてこの『ルチア』を上演する意味があるのではないかと思います。今後のコロナとの向き合い方は、色々な観点から考えていかなければいけませんが、単に制限をつけて何も出来ないでは、芸術の歩みは止まってしまいますので、新しいモチベーションと発想で、「作品」としてお客様が見て納得できるものを、演出家たちとともに、劇場もつくっていくことが目標と考えています。
日生劇場芸術参与 粟國 淳
■あらすじ
17 世紀のスコットランド、ランメルモール地方。アシュトン家当主エンリーコは、領主ラヴェンズウッド 家を制圧し、この地を統治していた。アシュトン家の令嬢ルチアとラヴェンズウッド家当主エドガルドは、 ともに愛し合っていた。しかし、ルチアの兄エンリーコは、傾いた家運の再盛と宿敵エドガルドの破滅とを 目論み、妹ルチアにバックロウ領主アルトゥーロとの結婚を強要する。家同士の憎しみ合いによって、自由 を奪われたルチア。彼女を待っていたのは、血塗られた婚礼、そして狂気だった…。 ドニゼッティの手によるベルカント・オペラの傑作を翻案。日生劇場だけの特別版でお贈りします。
■オペラ『ルチア~あるいはある花嫁の悲劇~』上演に向けて
〇演出・翻案 田尾下 哲
コロナ禍により大変な時代ですが、この時代だからこその表現を探究したいと思っています。それは、制限によりスケールダウンしたものをお届けするのではなく、最大限に危険を回避した環境の中で、ドニゼッティの音楽を、ルチアの物語を最大限にお伝えする方法です。それが今回のルチアの一人芝居版への思いです。この作品だからこそ、タイトルロールのルチアに焦点を絞るからこそ描ける世界をご覧いただき、ドニゼッティ『ランメルモールのルチア』の新たな一面を感じていただけるようにカンパニー一同頑張りますので、是非お楽しみにいらしてください。
インタビューの続きはこちら
https://www.nissaytheatre.or.jp/news/lucia2020interview2/
〇日生劇場芸術参与 粟國 淳
今回の「ルチア」は、これまでとは違った角度から作品の本質に迫るつくり方になると思います。田尾下さんと柴田さんたちのチャレンジは、台本も音楽も決まっているオペラで、よりルチアにフォーカスして、一つの「作品」として成立させるというもので、このエネルギーは途轍もないものです。この作品の後に、通常のオペラの表現を観ると、より一層オペラの魅力を感じていただけるのではないでしょうか。ひとつだけ確実に言えるのは、田尾下さんも柴田さんも、ドニゼッティの音楽の本質、オペラの本質というものを絶対に裏切らないということです。彼らと日生劇場が目指す作品をぜひ観に来てほしいと思います。
メッセージの続きはこちら
https://www.nissaytheatre.or.jp/news/lucia2020interview1/
一般発売 9月1日(火)10:00~(先行予約 8月28日(金)10:00~)
■公演概要
公演名:NISSAY OPERA 2020 特別編 『ルチア~あるいはある花嫁の悲劇~』
全1幕 原語[イタリア語]上演・日本語字幕付
原作:ガエターノ・ドニゼッティ作曲 オペラ『ランメルモールのルチア』
指揮: 柴田 真郁
演出・翻案:田尾下 哲
管弦楽:読売日本交響楽団
日 程 :2020年 11月14日(土)・15日(日) 各日14:00開演(開場は開演の30分前)
会 場 :日生劇場(東京都千代田区有楽町 1-1-1)
上演時間:約90分(休憩なし)
先行予約:2020年8月28日(金)10:00 ~ 30日(日)*1
一般発売:2020年9月1日(火)10:00 ~
学生席発売: 2020年10月14日(水)10:00 ~
料 金:S席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 学生席3,000円*2 (全て税込)
※未就学児のご入場はご遠慮いただいております。
*1 日生劇場[Webチケット会員](即日入会/入会金・会費無料)にご登録いただくと、一般発売に先駆けてご予約いただけます。詳細はwww.nissaytheatre.or.jp/ticket/をご覧ください。
*2 学生席は日生劇場電話予約のみの取り扱い。28歳以下。法令で定められた学校に在学中の方のみ有効。要学生証提示。
出 演:11月14日(土)/11月15日(日)
ルチア:高橋 維/森谷 真理
エドガルド:宮里 直樹/城 宏憲
エンリーコ: 大沼 徹/加耒 徹
ライモンド:金子 慧一/妻屋 秀和
アルトゥーロ:髙畠 伸吾/伊藤 達人
アリーサ:与田 朝子/藤井 麻美
ノルマンノ:吉田 連/布施 雅也
ルチア(カヴァーキャスト):横山 和美
泉の亡霊(助演):田代 真奈美(両日)
スタッフ
美 術:松生 紘子
照 明:稲葉 直人(A・S・G)
衣 裳:萩野 緑
演出助手:平戸 麻衣
舞台監督:山田 ゆか(ザ・スタッフ)
副 指 揮:諸遊 耕史、鈴木 恵里奈、小松 拓人
コレペティトゥア:平塚 洋子、経種 美和子、矢崎 貴子
※やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合があります。予めご了承ください。
※当初オペラ『ランメルモールのルチア』の上演を予定しておりましたが、内容を変更して上演いたします。
主催・企画・制作:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]
助成:芸術文化振興基金 公益財団法人 ローム ミュージック ファンデーション 公益財団法人朝日新聞文化財団
後援:東京都
協賛:日本生命保険相互会社
本公演は、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点から、お客様の安全のため、当劇場策定のガイドラインに基づいた対策を講じたうえで開催させていただきます。何卒ご理解とご協力の程よろしくお願い申し上げます。詳細は劇場ホームページをご覧ください。 https://www.nissaytheatre.or.jp/news/request_covid19/
◆有料配信 本公演は、公演後に、期間限定で有料配信を予定しております。
◆特設ページ https://opera.nissaytheatre.or.jp/info/2020_info/lucia/index.html
■NISSAY OPERA
オペラをより多くの方に楽しんでもらいたい!という思いから、一流の舞台をお求めやすいチケット料金でお贈りするNISSAY OPERA。日生劇場の華やかで美しい空間と、極上の舞台が皆さまを非日常の世界へと誘います。特設ページ:http://opera.nissaytheatre.or.jp