モンタビスタソフトウエアジャパン、 CGX (キャリアグレード・エクスプレス) 2.6を受注開始 X86版の国内出荷とARM版も投入へ
モンタビスタソフトウエアジャパン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:染谷 裕、以下「モンタビスタ」)は、米国MontaVista(R) Software LLC社の最新Linux(R)であるCGX (Carrier Grade eXpress) 2.6の日本国内における受注活動および出荷を2019年8月7日より開始すると発表しました。
商用Embedded Linux製品およびサービスで市場をリードするモンタビスタは設立20周年を迎えました。同社のキャリアグレードLinuxの最新バージョンであるCarrier Grade eXpress (CGX) 2.6 は、第12世代の同社Linux製品であり、IoT/エッジ・コンピューティング/5Gといったネットワーク市場向けに必要となる機能を備えるだけでなく、一般組込機器にも利用しやすい製品となっています。またCGX 2.6を含め、同社のLinux製品には10年を超える長期のサポートが提供されます。
CGX 2.6は、Yocto 2.6に対応し、カーネルバージョンが4.19に、そしてGCCツールチェーンも8.2にバージョンアップしました。またX86、ARMだけでなく他の多くのSoCに対応予定であり、最小の構成で開発者20名までが利用できるなど、ユーザーのコスト負担を抑えるライセンス形態となっています。
カスタマイズが容易なLinuxディストリビューションであるCGX 2.6の利用により、お客様はLinuxのプラットフォームを、即座に製品開発業務に取り掛かれるようになります。
新製品および出荷開始予定日
製品名 :Carrier Grade eXpress (CGX) 2.6 - X86版
出荷開始予定日:2019年8月7日
製品名 :Carrier Grade eXpress (CGX) 2.6 - ARM版
出荷開始予定日:2019年10月31日
以下はオプション製品
・IoTプロファイル(IoT向けデバイス間通信機能)
・Virtualization プロファイル(コンテナ、Docker、およびKVM)
・Dataplane プロファイル(Fast path with ODP、DPDK、およびOVS)
・Graphics プロファイル(画像表示が必要な機器用)
製品ハイライト
- Yocto 2.6 に対応し、長期サポート(LTS)対象のLinux カーネル4.19およびGCC 8.2を採用
- オフライン時にソフトウエアを有効化するセキュリティ機能や、ランタイム・インテグリティ
- BLE、4G/LTE、Zigbee、LoRA、CANbus、Modbus、Profibusといった、IoT向けデバイス間通信機能(※サポート対象のハードウェアに依存)
- コア・ネットワークとセンサー・デバイス間を結ぶIoT Gatewayアクセス(AWS IoT、Azure IoT、Google Cloud IoT、ARM mBed Client APIなど)
- セキュアで柔軟なアップデートを提供するSWUpdate frameworkを実装予定
- KubernetesやCRIU(Checkpoint Restore in Userspace)の仮想化機能拡張
(米国MontaVista Software LLC社について)
MontaVista Software LLC社は、20年以上にわたって商用品質のLinuxと卓越した技術サポートを提供し続ける組込Linuxのリーダーです。コンシューマ機器・通信インフラ・家庭やオフィスの機器に至るまで、幅広い分野で数多くの組込製品に採用されています。
お客様はモンタビスタの開発プラットフォームを利用することにより、早期の開発着手、開発期間の短縮、高い品質の製品機能提供、トータル・コストの削減といったメリットを得られます。
詳しくは https://mvista.com/jp/ をご覧ください。
MontaVistaは、MontaVista Software LLC社の登録商標です。
ARMは、ARM Ltdまたはその関連会社の商標または登録商標です。
Linuxは、Linus Torvalds氏の日本およびその他の国における登録商標または商標です。
その他のすべての名称は、各社の商標、登録商標、またはサービスマークです。