セキュリティ封印の「OpenMarker」ラベルに印字タイプ

置き配・非対面受け取り、食品パックに現場で未開封の印

 デジタルハイブリッドのトッパン・フォームズ株式会社(以下トッパンフォームズ)は、「一目でわかる開封痕跡。ラベルが可能にする安心・安全」をコンセプトに展開しているセキュリティ封印ツールのブランド「OpenMarker(オープンマーカー)」で、感熱プリンターによって表面に印字が可能なラベル2製品を開発し、本日から販売開始します。剥がすとシールに文字が現れる非転移型の「OpenMarkerサーマルラベル」と剥がすと貼付対象物に文字が残る転移型の「OpenMarkerサーマル紙ラベル」の2製品です(下記参照)。
 本製品は、剥がすと「VOID」などの文字が現れて開封痕跡を残せる従来の機能に加え、感熱プリンターを使って表面の無地部に印字をすることが可能です。物流・通販業界では本製品を配送伝票として活用することで、伝票の貼付と同時に置き配や非対面受け取り、通い箱などの未開封を確認することができます。また、食品販売業界においても惣菜や弁当などのパックに貼付している成分表示と未開封確認が1枚のラベルで可能になるなど、非対面需要の増加や衛生面への意識向上などコロナ禍を経て変化した社会において生活者に安心感をご提供いたします。印字と開封痕跡が両立できるラベルは業界で初めてです(当社調べ)。

OpenMarkerラベル

背景

 物流・流通市場はコロナ禍をきっかけに電子商取引(EC)が大きく伸長したことで、非対面受け取りの増加やフードデリバリー、レンタル・サブスクリプションビジネスの市場拡大など生活者の消費行動に劇的な変化が起こりました。この変化に伴い、特に非対面受け取りやフードデリバリーにおいては、必然的に安心感に対する関心が高まりました。こうした流れの中で、2020年に当社が発表した「OpenMarker」ブランドは、高い評価を得て、多くのお客様にご採用いただいております。一方、さらなる利便性向上の観点から、開封痕跡に加えて配送や店頭などの現場で都度印字ができるラベルを望む声が高まっていました。

特長

  1. 印字と開封痕跡が両立できる業界初のラベル(当社調べ)
  2. 非転移型と転移型の2種類のラベルをラインアップし、幅広い被着体や運用に適合 
  3. OpenMarkerサーマルラベル(非転移型)は、青、赤、透明の3色をラインアップ 
  4. OpenMarkerサーマル紙ラベル(転移型)の最薄タイプは、モバイルプリンターに対応

 

今後の展開

 物流・通販業界においては、お客様に物やサービスが提供される物流の最後の接点(ラストワンマイル物流)において、将来的にロボットやドローンによる配達が普及することが予想されています。安心感を求める生活者の声も必然的に強まるとみて、業界各社がそれぞれ研究を進めています。トッパンフォームズでは、印字と開封痕跡の両機能がラストワンマイル物流の省力化・自動化に貢献できると考え、「OpenMarker」ブランドのさらなる充実を図ります。今回の新製品は発売から3年間の累計で6億円の売り上げを見込んでいます。  

「OpenMarker」の詳細についてはこちらをご覧ください。

【参考:本製品の利活用例】  
                      
・(フードデリバリー)惣菜・弁当の食品成分表示&未開封確認(非転移型)

フードデリバリー

・(物流・通販)未開封確認を兼ねた配送伝票(転移型)

物流・通販
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