さつまいもで地球を冷やす?大阪で低炭素・循環型農業に挑戦。9月1日からクラウドファンディング開始

もし、美味しい焼き芋を食べることが地球温暖化対策になるなら!?新規就農者が挑戦する新しいSDGsの形。

概要

地域で毎年大量に処分される果樹の枝から木炭を作り、さつまいも畑の土づくりに役立てます。 炭を畑に入れるとCO2排出量を削減できるので、環境にやさしい低炭素・循環型農業の確立を目指します。クラウドファンディングの返礼品はさつまいもなどの農産物を、いただいた支援金は活動資金やブランド化、広報活動に役立てます。



もし、美味しい焼き芋を食べることで、地球を冷やすことができるなら?

突然ですが、もし、美味しい焼き芋(あるいは干し芋も、スイートポテトでも!)を食べることが、地球の温暖化をやわらげるとしたら、どう思いますか?

このプロジェクトは、循環型農業による「さつまいも栽培」を通して、温室効果ガス(CO2)削減を実現します。

さつまいもで地球温暖化対策!?詳しくは↓で
さつまいもで地球温暖化対策!?詳しくは↓で

農家が毎年処分にこまるもの

私は大阪で農家をしています。大阪に農業のイメージはないかもしれませんが、じつはいちじくは全国4位の生産量があります。なかでも当園が営む羽曳野市は、古くから「はびきのいちじく」として市場でブランド化されている地域です。

いちじくの大産地「大阪羽曳野市」
いちじくの大産地「大阪羽曳野市」

そんないちじくの産地では、農家が毎年処分に困っているものがあります。それが、収穫を終えたいちじくの枝です。大阪だけでもおよそ640,000本もの大量の枝が排出され、その多くが廃棄物として畑で焼却処分されているのが現実です。(※平成30年耕地面積から概算)

実際に当園が管理するいちじく園だけでも、およそ4,000本もの廃棄枝が毎年でます。なんとか循環させ有効活用できないか?それがこのプロジェクトを考え出したきっかけでした。

写真におさまりきらないほどの大量の枝。焼却処分されるのが一般的です。
写真におさまりきらないほどの大量の枝。焼却処分されるのが一般的です。

いちじくの廃棄枝を炭にして活用

はじめに考えた活用方法は、堆肥という肥料にすることでした。ですが、万が一発酵が不十分だと病害虫までが循環してしまうリスクがあります。そこで辿り着いたのが、昔から土づくりに良いとされる木炭にするということでした。

いちじくの枝のバイオ炭(木炭)
いちじくの枝のバイオ炭(木炭)

炭の様々な効果

効果その1・・・さつまいもの収穫量と品質がUP!!

 →実際に木炭を入れて、30%収穫量が上がったという研究結果があります。

効果その2・・・土のなかの微生物が増え、土がふかふかになる!!水はけのよい畑に!

 →炭のなかに、水や酸素をため込むことができ、排水性や保水性、物理性と生物性が上がるという研究結果があります。

効果その3・・・大気中のCO2を削減できる!!

 →次で詳しく説明します

なぜ炭を畑に入れるとCO2を削減できるのか?

以下に図を交えてご説明します。

ただ植物を植えるだけだと、長い目で見た場合に二酸化炭素の総量は変わらない

植物は光合成で炭素を取り入れ、死後やがて分解され二酸化炭素などとして大気中に放出される
植物は光合成で炭素を取り入れ、死後やがて分解され二酸化炭素などとして大気中に放出される

植物体内の炭素を分解されにくい炭にすることで炭素貯留できる

植物が体内にため込んだ炭素を、分解されにくい炭にして、畑に埋めてしまえば、半永久的に炭素を土の中に閉じ込めることができ、結果的に二酸化炭素を削減できるのです。
植物が体内にため込んだ炭素を、分解されにくい炭にして、畑に埋めてしまえば、半永久的に炭素を土の中に閉じ込めることができ、結果的に二酸化炭素を削減できるのです。

プロジェクトの大まかな流れ

冬に無煙炭化器で炭づくり
冬に無煙炭化器で炭づくり

1月にいちじくの枝を剪定し、2か月ほど天日で乾燥させます。無煙炭化器という専用の窯で炭化作業をおよそ10日ほどかけて行います。出来上がったバイオ炭は5月に畑にまいて、さつまいもを植えます。さつまいもの収穫は10月から12月にかけて行います。

今年は近隣の農家さんの枝も併せて、およそ6000本ほどの枝を再利用しました。

課題と、クラウドファンディングの目的

資源を循環させ、地球温暖化対策をし、しかも美味しいさつまいもが作れる・・・本当に良いことづくめなのですが、課題ももちろんあります。

それは、とにかく労力がかかること。

枝を集めるだけで一苦労・・
枝を集めるだけで一苦労・・

軽トラで何往復もして枝を回収し、何日も付きっきりで炭を作る作業・・。本業の畑作業の合間にやるには、なかなかの労力です。将来的にはもっとこの活動を地域に広げて、専門の事業を立ち上げ(または外部委託)をしていきたいと考えています。

専門事業や外部委託を実現するためには、もっと一人でも多くの方に活動を知ってもらうことこそが重要です。

そのため、この記事をご覧になって共感いただいたみなさんにはSNSなどでのシェア拡散や、クラウドファンディングでご用意させていただいた返礼品を通してのご支援をいただきたく、厚かましくも本プロジェクトを立ち上げました。

クラウドファンディングでの主な支援金の用途

なお、支援いただいた資金は、CAMPFIREの支払手数料、返礼品の発送費用、残りを取り組みのロゴやプロモーションなどのブランディング・宣伝費用や活動資金として、大切に使わせていただきます。

園主の紹介

ハッピーファームの吉川です
ハッピーファームの吉川です

伝えたいことが多すぎて自己紹介が遅くなりました。大阪のいちじく農家「ハッピーファーム」の吉川幸一郎です。この度は閲覧いただき、本当にありがとうございます。

私は大阪羽曳野市(はびきのし)で3年前に新規就農しました。もともと農家の産まれではなく、前職はプログラマーという、まったくの畑違いの環境にいました。

農園「ハッピーファーム」の思い

ハッピーファームは古墳と石川のそばでいちじくを生産しています。
ハッピーファームは古墳と石川のそばでいちじくを生産しています。

「美味しいものを食べるのが好き」な私たち夫婦は、「農家になったら毎日美味しい野菜や果物が食べれて幸せ」という、わかりやすい動機から農業に興味をもちました。その後、大阪市内の体験農園「上田”農園」さんで勉強し、大阪農業大学校を卒業後に独立しました。

農家の私たちが大切にしているのは、「美味しい野菜や果物をお客様にお届けして、幸せになってもらいたい。お客様の笑顔がまた私たちの幸せにもなるから。」そんな思いを屋号の「ハッピーファーム」に込めました。

現在は合計およそ100a(10,000㎡)を耕作し、いちじくを中心に、旬の野菜を年間20種類ほど化学農薬・化学肥料不使用で生産しています。

さつまいも栽培にかける思い

甘くておいしい焼き芋は私たち夫婦も大好きです。そんな美味しい焼き芋を自分たちで作りたい。その思いからさつまいも栽培をずっと続けています。当園でしっかりと熟成させたシルクスイートは甘くて美味しいと、お客様から嬉しい声をいただくことも多く、また紫芋はカフェ屋さんで人気スイーツに生まれ変わっていたり、作っていてとてもやりがいを感じる作物です。

また、さつまいも栽培は比較的手間がかからず大面積でつくることができます。そのため、この取り組みを通じて私たちが更にさつまいも畑を広げていけば、地域の耕作放棄地を救うこともできると考えています。

循環型農業への取り組み

作り続ける環境を守っていくため、就農当初から循環型農業にも取り組んでいます。カットフルーツ工場で出た廃棄物(フルーツの皮や葉など)や、吉野ヒノキのおがくずなどを活用した堆肥を利用するなど、様々な形で取り入れています。じつは昨年もクラウドファンディングをさせていただき、そのときは同じ羽曳野市内のぶどうの枝を肥料にして、いちじく生産に役立てるというものでした。多くの方にご支援いただき、おかげでブランドロゴとパンフレットも制作することができました。また、多くの方が循環型農業に強く関心を持たれていることにも、私たちの目指す農業は間違っていないと勇気をいただきました。

未来により良い環境をつなぐために、この活動で資源を循環させ地球温暖化をすこしでも和らげ、笑顔の輪を広げていきたい。いま一度のお願いです。どうか、あたたかい応援をよろしくお願いいたします。