岡山理科大 IB教員志望の学生が福山・英数学館高でIB修了生インタビュー/「自分を確立できた」「人生革命」/生徒の学習成果に感心
岡山理科大学(岡山市北区理大町)のIB教員養成コースで学ぶ3年生5人が2020年2月27日、広島県福山市引野町の英数学館高等学校を訪れ、国際バカロレア(IB)クラスでディプロマ・プログラムを修了した2期生7人にインタビューしました。修了生たちは「自分のアイデンティティを確立できた」「人生革命」など、期待以上にレベルアップできたことを実感していました。
学生たちは、IBの学習成果を確かめるために訪問。まず、IBクラス担任の三上弘純教諭が、カリキュラムの印象やIB資格取得のための世界統一テスト、大学受験などについて修了生に感想を求めました。カリキュラムには英語で4000語のエッセイを書く課題論文があり、その準備として英語の論文を読み解く作業が大変だったことや、CASと呼ばれる創造性・活動・奉仕活動で音楽イベントを企画し、校内と校外の生徒らに協力を求めて最後までやり遂げられたことなど満足そうに話しました。
続いて学生5人が交代で質問。「IBを学ぶ前と後で、自分の中で変わったことは」の問いに、「以前は人見知りしていたが、IBをやっていくうちに自信がついてすごく変わった」「IBが目標とする“挑戦する人”や“思いやりのある人”に成長できた」「知識が増えて思考回路が変わった」などと答えていました。
将来の夢については「自分の文化を掘り下げ、発信できる人になりたい」「小学生の時に留学していたカナダの大学に行って数学の教師になる」などと回答。最後にIBについて「教科書から飛び出す勇気を与えてくれた」「身の回りのものが多面的に見られるようになった」「自分のアイデンティティを確立できた」「人生革命。今は自分に満足している」などと総括。しっかりした受け答えに、学生たちも感心していました。
最後に永留聡校長が「IBはこれで終わりではない。船で言うといろんな備品がそろったところ。IBの手法をどう使うかはあなたたち次第。どこまで行くかはあなたたちの努力次第。これから自分のゴールというものを考えて歩んでほしい」。加計役理事長は新型肺炎問題で卒業式を中止したことに触れ「苦渋の判断だったが、心からご卒業おめでとう。皆さんは従来型の勉強をした人よりも生きる力がついている。頑張ってほしい」と、はなむけの言葉を贈りました。
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1964年、西日本初の理学部単科大学として応用数学科、化学科の2学科で開学。 2018年には愛媛県今治市に第2キャンパスを設け、西日本の私学で初の獣医学部を開設。7学部21学科1コースとなりました。「好奇心全開、探究心無限大」をキャッチフレーズに多彩な研究に取り組んでいます。
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