【事業所でエコ!】「ITインフラ基盤の仮想化」でグリーンITを推進 ~社内システムの省エネ・省CO2活動~
自分たちが出来る環境活動ってなんだろう?
「事業所でエコ!」では、キヤノングループの社員が考え、実践している事業所でのエコ活動を紹介しています。
今回は、キヤノンマーケティングジャパングループ(以下キヤノンMJグループ)の社内システムを支えるITインフラ基盤を最新のIT技術で再構築し、省エネ・省CO2に取り組んだ事例を紹介します。
http://cweb.canon.jp/ecology/office-eco/article-10.html
【概要】
キヤノンMJグループ社員約2万人が利用するITインフラ基盤は、サーバーが約300台となるなどシステムが肥大化し、運用管理の非効率性やIT機器・空調の消費電力の増大などが課題となっていました。そこで、最新のIT技術を活用し、環境にも配慮した社内システムを構築しました。
■システムの肥大化に伴う課題
キヤノンMJグループでは、グループ統括会社であるキヤノンマーケティングジャパンの情報システム部門(以下IT部門)が、ITインフラ基盤の構築・運用を担っています。近年、事業領域の拡大やM&Aによるグループ会社の増加に伴い、サーバーが約300台となるなどシステムが肥大化し、運用管理の非効率性やIT機器・空調の消費電力の増大などが課題となっていました。
■「仮想化技術」で解決
これらの課題を解決するため、IT部門では、仮想化技術を活用し、ITインフラ基盤の再構築を行いました。「仮想化技術」とは、例えば、1台のサーバーで複数のOSやアプリケーションを動作させる技術のことで、リソース(CPU、メモリ、ハードディスク)の利用効率が向上するとともに、ハードウェアの導入コストや消費電力が削減されるなどのメリットがあります。
ハードウェアの更新時期に合わせて段階的に仮想化を進めた結果、サーバーが約240台削減(約84%削減)されるなど、ITインフラ基盤のスリム化を実現しました。その結果、ハードウェアの導入コストが大幅に削減されるとともに、年間のCO2排出量が約1,400トン削減(約65%削減)、電力コストが約5,800万円(約50%削減)されるなど省エネ・省CO2に寄与しています。
今後ともIT部門では、最新のIT技術を活用し、環境にも配慮した社内システムの構築に努めていきます。
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http://cweb.canon.jp/ecology/office-eco/article-10.html
<本件に関するお問い合わせ先>
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社 広報部広報第一グループ 03-6719-9093(直通)
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キヤノンマーケティングジャパン株式会社
総務・CSR本部 CSR企画推進部 環境マネジメント推進グループ
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