エレクトロニクスおよびPV分野で使用されるゴールドインク・ペーストによるゴールド(金)の消費量は2016年までに13.7トンへ

株式会社グローバル インフォメーションは、ナノマーケッツが発行した報告書「Printed Gold: Gold Ink and Pastes Market - 2011 (プリンテッドゴールド(金):ゴールドインクおよびペーストの市場(2011年))」の販売を開始しました。

ナノテクノロジーの調査会社、ナノマーケッツによる当報告書では、エレクトロニクスおよびPV(太陽光発電)産業におけるゴールドインクおよびゴールドペーストの応用市場について分析しています。当レポートでは金ペーストの従来の用途であるワイヤーボンディング、ブレージングだけでなく、新しい応用である金ナノ粒子ベースインクの市場についても論じています。このような次世代インクは、MEMS、データストレージ、コンピューターメモリ、グリーンエレクトロニクス、太陽光発電(PV)およびセンサーなどの分野で活用が期待されています。ナノマーケッツは、エレクトロニクスおよび太陽光発電分野向けゴールドインク・ペーストに消費される金の消費量は、2016年までに13.7トンに達すると予測しています。

主な分析結果:
ゴールドペースト市場は成熟していますが、主に、厚膜市場向けにより低コストのプロセシング技術を提供するナノペーストに商機があるとNanoMarketsでは考えています。

しかしながら、金ペーストの真に新たな市場機会が存在するとすれば、それはナノインクを使った全く新規のアプリケーションになるとNanoMarketsは予測します。そうした市場機会のひとつに、ゴールドナノ粒子を利用したCDやDVDといった光ディスクへの薄層印刷があり、これにより情報記憶量が格段と増加すると思われます。特に、ゴールドナノロッドは、光学記憶における新たな技術戦略となりうる素材だと認識されています。

また、ゴールドナノ粒子の印刷層は、ソーラーパネルの効率を向上させる可能性があります。近年、太陽光発電分野において印刷技術の果たす役割は拡大しています。さらに、ゴールドインク・ペースト市場の拡大は、代替エネルギーへの需要増加だけでなく、環境規制によって促されています。たとえば、ゴールドペーストは、欧州、米国で発効された無鉛電子機器に対する規制要件を満たすため、その需要が増加すると予測されています。さらに、規制当局によるナノシルバーに対する懸念は増加しており、プリンテッドナノゴールドは、その良い代替品となる可能性があります。

プリンテッドゴールド(金):ゴールドインクおよびペーストの市場(2011年)
Printed Gold: Gold Ink and Pastes Market - 2011

http://www.gii.co.jp/report/nan210192-printed-gold-gold-ink-pastes-market-2011.html
出版日 2011年09月
発行: ナノマーケッツ

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