デリバリーで、外食で、そして冷凍でも:米国のピザ販売市場、400億ドル規模に成長

株式会社グローバル インフォメーションは、Packaged Factsが発行した報告書「The Pizza Market in the U.S.: Foodservice and Retail (米国のピザ市場:フードサービスおよび小売り)」の販売を開始しました。

Packaged Factsが今年8月に実施した調査によると、米国の成人の97%が過去12カ月にピザを食べており、うち93%が、レストランで注文していました。月単位でみると、成人の27%がレストランのデリバリーや持ち帰りを利用しており(年間ベースで約4億1,000万枚の販売に相当)、26%がレストランで食事をし、24%が冷凍ピザを購入していました。この普及率の高さが、ピザがひとつの「食品グループ」とされている理由であり、すでに日用品化したピザの売り上げをさらに伸ばすのが難しい理由です。

報告書によると、米国のピザ・レストランの売り上げは2012年、前年比3.8%増の361億ドルに上り、冷凍・冷蔵ピザの小売店での売上高は49億1,000万ドルに達する見通しです。

ピザ・レストランは、その他のレストランにシェアを奪われていますが、主要なピザ・チェーン店では売り上げの増加が続いています。小売販売では、3つの大量市場セグメント(冷凍ピザ、ピザ生地等、冷蔵ピザ)のすべてにおいて、プライベートブランドが売上高(およびシェア)を伸ばしています。また、小売販売においては、自然食やオーガニック食品を扱う店舗を中心に販売が拡大しています。ピザ製造業者の上位12社のうち、大幅な成長を遂げているのはNewman's OwnとAmy's Kitchenのみです。

食品の消費については、より健康的なものを選ぶ傾向、自宅での食事によって食費を抑える傾向が明らかであり、それがピザへの支出増加につながっています。報告書の発行人であるデビッド・スプリンクル氏は、「ピザ製造業者へのメッセージは明らかです。全体的に、より健康に良い食品にすること、そして、味を損なうことなく、健康的な食品であることを明確に示すためのオプションを試みることです」と言います。報告書はまた、ピザそのものによって促進し得る多大な成長機会が存在することが、メニューのトレンドから分かると指摘しています。

◎多国籍料理店から取得できるマイレージが増加
◎ピザで、より多くの種類の低脂肪のタンパク質を摂取できる
◎より多くの種類の野菜を使用
◎プレミアムのほか、エキゾチックなナチュラルチーズやソースを試すことにより、一人あたりの支払い額の引き上げが図られている
◎朝食の時間帯における持ち運び可能な食べ物について、イノベーションにおける潜在性が開拓されている

市場調査レポート: 米国のピザ市場:フードサービスおよび小売り
The Pizza Market in the U.S.: Foodservice and Retail
http://www.gii.co.jp/report/pf250977-pizza-market-us-foodservice-retail.html
出版日: 2012年09月14日
発行: Packaged Facts

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