明治大学史資料センター公開講演会 「雑誌道楽 山崎今朝弥」 7月5日(水) 駿河台キャンパスで開催
明治大学史資料センターは、公開講演会「雑誌道楽 山崎今朝弥」を7月5日(水)、駿河台キャンパスにて開催します。予約不要、入場無料。
山崎今朝弥(やまざき けさや、1877-1954、長野県川岸村出身)は、1901(明治34)年に明治大学の前身である明治法律学校を卒業し、人権派弁護士として活躍しました。彼はユニークな文章(著書『地震憲兵家事巡査』、『弁護士大安売』等)を執筆し、『弁護士総攬』に奇抜な写真を掲載したことなどから「奇人」と評されました。
一方で山崎は、宮武外骨(みやたけ がいこつ)と並んで、数多くの雑誌刊行に関わったことでも有名です。山崎が関わった雑誌は、『法律文学』(1907年)をはじめとして、『解放』(第二次)、「解放群書」シリーズなどがあり、今日では希少価値が高くなっています。明治大学史資料センターでは山崎の雑誌刊行活動を再検証し、ほぼ休むことなく何かしらの雑誌刊行に携わり続けたこと、出版活動の規制が強かった戦前に幸徳秋水の著作集を刊行した点などに注目し、山崎の活動の意義について検討してきました。
本講座では、これまで知られてこなかった雑誌道楽者としての側面に光を当てながら、山崎今朝弥の事績について紹介します。
公開講演会「雑誌道楽 山崎今朝弥」
日 時: 2017年7月5日(水) 17:10~18:50(開場16:50)
会 場: 駿河台キャンパス リバティタワー1163教室
プログラム:
司会 村上一博 明治大学史資料センター運営委員、博物館長、法学部教授
報告1 飯澤文夫 明治大学史資料センター研究調査員 「山崎今朝弥の雑誌」
報告2 山泉 進 明治大学史資料センター所長、図書館長、法学部教授 「今朝弥君の道楽人生」
主 催: 明治大学史資料センター
後 援: 明治大学法学部、明治大学大学院法学研究科、明治大学法科大学院、明治大学図書館、明治大学博物館、日本経済評論社
関連イベント:山崎今朝弥が刊行に関わった雑誌の一部が、大学史展示室(アカデミーコモンB1階、10:00~17:00)で展示中。7月31日まで。