オラクル、企業の業績向上を支援する新たな業務プロセス管理製品を発表
日本オラクル株式会社(本社:東京都港区北青山、代表執行役社長 最高経営責任者:遠藤 隆雄)は本日、業務プロセスの継続的な改善を柔軟かつ効率的に実現する、「Oracle Business Process Management Suite 11g」を発表しました。
「Oracle Fusion Middleware 11g」の1コンポーネントである「Oracle Business Process Management Suite 11g」 は、業務プロセス改善のためのPDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクル実現に必要な機能を、包括的かつ統合された環境として提供する業務プロセス管理(BPM)スイート製品群です。
「Oracle Business Process Management Suite 11g」では、3つの新機能を提供しています。
1.業務プロセスの継続改善のために統一された実行基盤の提供
業務プロセス改善に必要とされる、As-Is業務プロセスの可視化から、To-Beプロセスの設計、シミュレーション、実行、監視まで統一された環境を提供することでPDCAサイクルの円滑な循環を実現します。また、業務プロセス、ヒューマン・ワークフロー、ルールの各コンポーネントを同一基盤上で実行できることに加えて、「Oracle SOA Suite」、「Oracle Business Activity Monitoring」、「Oracle Business Intelligence Suite Enterprise Edition Plus」と連携することで、業務プロセスの監視からアクションまでの時間を最小化します。
2.業務プロセス層とシステム連携層で独立していた開発基盤の統合
ビジネス・プロセス・モデリング表記法のひとつであるBPMN 2.0 (Business Process Modeling Notation)のネイティブ実行に対応しました。また、従来独立していたBPEL表記(Business Process Execution Language)とBPMN2.0が統合された環境で開発できるようになったことで、ビジネスユーザーとIT担当者のシームレスな連携が可能になるだけでなく、業務プロセスの自動化や標準化をオープンかつ低コストにて実現できます。
3.業務ユーザーの生産性を向上させる次世代のコミュニケーション・スペースを提供
プロセス改善のために業務担当者とIT担当者がコミュニケーションを行う基盤として、業務プロセスと、その稼働状況を共有するワークスペース「Process Spaces」を提供します。これにより従来課題であった、業務部門とIT部門の意思疎通を促し、効果的な業務プロセス改善を推進します。また、本製品では「Oracle WebCenter Suite」との連携により、Wikiやブログなどのソーシャルメディアも含めた一元的な情報参照を実現しています。これにより、ナレッジワーカーのプロセス化しにくい業務を円滑に行う基盤を提供します。
●オラクルについて
オラクルは世界で最 もcomplete、open、integratedなビジネスソフトウェアとハー ドウェア・システムの会社です。オラクルに関するより詳しい情報は、http://www.oracle.com/jp をご覧ください。
■本件に関するお問い合わせ先
日本オラクル株式会社 広報室 野見山
TEL: 03-6834-4837 FAX: 03-6834-6129 E-mail: pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム http://www.oracle.co.jp/press
- OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
【参考資料】
◆「Oracle Business Process Management Suite 11g」発表に関する各社からのコメント(五十音順)
◇伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下CTC)は、ビジネスプロセス管理、およびビジネスプロセス自動化のための包括的な解決策を提供する「Oracle Business Process Management Suite 11g」の出荷開始を歓迎いたします。「Oracle Business Process Management Suite 11g」を利用することで、連携フローの設計、実装、管理が容易になり、お客様が保有するIT資産を有効活用できることを確信しております。CTCはこの「Oracle Business Process Management Suite 11g」を、現在注力しているSOA(サービス指向アーキテクチャ)製品である「Oracle Service Bus」と連携し、弊社の「DB Pool」、「AP Pool」などの共通基盤ソリューションと共に提供することにより、お客様への問題解決に有効に活用し推進してまいります。」
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
取締役 兼 常務執行役員 クロスファンクショングループ 担当役員 齊藤 晃
◇東洋ビジネスエンジニアリング株式会社
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社は、フュージョンミドルウェアを活用した先駆的な大規模システムの構築など、数々のシステム基盤の最適化を手掛けて参りました。今回の「Oracle Business Process Management Suite 11g」の提供開始により、お客様のビジネスプロセス最適化に向けてさらに質の高いサービスをご提供していく所存でおります。
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社 取締役 ソリューション事業本部長 大竹由晃
◇日本電気株式会社
日本電気株式会社は、「Oracle Business Process Management Suite 11g」(以下Oracle BPM 11g)の出荷開始を歓迎いたします。弊社は、BPM領域において、いち早く日本オラクル社と連携し、『Oracle BPMで知る業務改善手法』の共同執筆やBPMシステムの開発プロセス標準化などにも積極的に取り組んできました。また、製造業、流通業などBPMシステムの豊富な構築実績を持っております。「Oracle BPM 11g」は、システムの柔軟性のさらなる向上に貢献し俊敏な経営基盤をご提供できるものと確信しております。
今後も弊社は、業務コンサルティングからシステム構築までを一貫して提供するトータルサービスと「Oracle BPM 11g」を組み合わせることで、迅速な業務改革を推進できるようお客様にご提案して参ります。
日本電気株式会社
第三ITソフトウェア事業部長 伊藤 晃徳